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更新日:2022年7月13日

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新型コロナウイルスの感染状況について(質疑応答)

令和4年7月12日

 

質疑応答の内容

Q1

(本日公表予定の新型コロナウイルス新規感染者数は)480人以上ですか。

A1

(480人)前後(です)。

 

Q2

この数字なのですけれども、今東京の方とか第7波と専門家(から)も声が出ていますが、市長はどう受け止めているでしょうか。仙台市の7月に入ってからの増加傾向というものは。

A2

そうですね。1月以降、第6波と言われる大きな波がやってまいりました。2月9日に628人、これをピークとして徐々に、増減を繰り返しながら先月の末までは緩やかに減少傾向が見て取れたところです。しかし7月に入ってからですけれども、前の週の同じ曜日を上回る日が続いておりまして、昨日までで11日、そして今日もですから12日連続で(上回る)ということになるのだと思います。こういうことはこれまでなかったことですから、改めて本市において感染の再拡大の兆しが見られる状況はあるというふうに思っております。

 

Q3

(第)7波という考えは(ありますか)。

A3

もう(第)7波の入り口にあるのではないかというふうにやはり言ってもいいのじゃないだろうかというふうに思います。

 

Q4

今第7波の入り口というご発言がありましたけれども、今後夏休みも近いということで行動制限であったり、あるいは飲食店の利用に関する何らかの制限等について、市長、今後どうあるべきかという点についてのお考えをお願いします。

A4

(第)7波の入り口というふうに申し上げました。この間ずっと12日間連続で前の週の同じ曜日を超えているということで、しかも今回は480人前後ですから、これは今日お見せしたこの表にはその数字は入らないのですね。2月26日に488人を数えたのですけれども、それに近いというような状況になるのじゃないだろうかというふうに思うわけです。しかしいろいろ見てみますと、入院されている方あるいは重症者の方というのは、昨日現在ですけれども仙台医療圏の確保病床使用率は17.6%、それから重症で入院されている方はお1人となっていまして、医療提供体制がひっ迫している状況ではないというふうに認識をしております。もう少し感染の動向というのを把握する必要はあろうかと思いますけれども、現時点で行動制限をかける必要まではないのだというふうに思っているところです。

 

Q5

先ほど行動制限が必要ないというのは、飲食店の利用に関する制限も含めて必要ないというお考えでしょうか。

A5

今のところはそのように考えております。

 

Q6

先週、先々週と市長の方で仙台空港の国際線のインバウンド誘致、国際便の再開のためにこれまでいろいろ動き始めたばかりのときだったと思うのですが、今こういう第7波の入り口というような状況になって今後はどのようにお考えになられますか。

A6

先ほど申し上げましたけれども、やはり経済活動もここでまた締めるということは難しいというふうに思っております。感染の拡大を抑えながら経済を回していくということ、幸いにして重症化率が低いということも今申し上げたところでございますし、また確保病床についても使用率はそれほど高くなっていないということです。なのでこれは今後の動向もありましょうけれども、なお(動向を)見ながら働きかけについてはしていかなくちゃいけないのじゃないかというふうには考えているところです。岸田総理から仙台空港の国際線の再開についても言及をいただいております。政府の方でも(第)7波に入ったのではないかというふうな、アドバイザリーボード、政府の皆さま方の中でもお話が出ているようですけれども、一方でやはり経済を回していくという方針はお示しになっておられるというふうに思っております。いろいろと状況を見ながらということになりましょうが、今のところこれを停止するというふうな方向は考えていないところです。

 

Q7

旅行の補助というか支援、「(Travel仙台 選べる)トク旅(キャンペーン)」を仙台市で(以前)やられていましたけれども、そういったものに関しては状況を見ながら(判断)ということになるのでしょうか。

A7

これは重ねて申し上げますけれども、基本的な感染防止対策、これは皆さま方にぜひ継続、徹底をしていただきたい。そしてやれるところはやっていくという方向ですので、その「(Travel仙台 選べる)トク旅(キャンペーン)」をやめるというようなことを決定するということではございません。

 

Q8

国の方とか県の方の県民割ですか、そういったものの設計というか、そういったものはまだはっきりされていないので、そういうものも判断材料にしながら市としていつ頃そういうものを実行するかということを考えていくという形(ですか)。

A8

大変難しいと思うのですけれども、感染拡大を抑えるために経済を絞っていくのか、あるいは人の移動をもう制限するのかという判断というのは非常に難しい状況になるのだというふうに思います。それぞれがこれまで積み上げてきた状況を、いろいろと知見がある中でそれぞれできることをやっていくということが基本にやっぱりあるのだと思うのです。ですから改めて申し上げますけれども、感染防止対策は継続していただきたいということと、ワクチンにしましても3回目あるいは4回目(の接種)について希望される方、速やかに受けていただけるようにこちらとしても準備を整えておりますので、接種を進めていただきたいというふうに思います。

 

Q9

これから夏前に人流、人の移動も増えると思うのですけれども、そうするとやはり首都圏の方から(オミクロン株)BA.5(系統)の流入というか、置き替わりも増えてくるのかなと思うのですけれども、そのBA.5(系統)に関して、市長、どういうふうにお考えですか。

A9

BA.5(系統)については、感染までの日数が短いですとか、やっぱり感染力が強いということが言われているかとは思います。人の流れが大きくなってくればそれはそのようになることも考えられますけれども、しかし、重症化ということについてはこれはそれほど大きくないというふうにも聞いているところです。現に病床の使用率というのは、感染が拡大をしているところにおいてもそのような状況であるというふうに認識をしております。まずは国の方がどういうふうに考えられるかということもありますけれども、今のところは両方回していきたいというふうに思っているところです。

 

Q10

これだけ感染者が増えてきて、しかも感染力は強いのだけれども重症化される方が少ないということ、病床もひっ迫していないと。こうなってくると(感染症法上の扱いを)2類(相当)から5類(相当)へという議論も当然出てくると思うのですけれども、現時点で市長、どのようにお考えになるかお聞きしたいのですけれども。

A10

今(新型コロナウイルス感染症は)2類相当の感染症でございます。感染された方は隔離が必要でありまして、そういう意味では感染の状況を調査するということも一方であるわけでして、市役所でもまた応援体制を組んで取り組んでいるところでして、感染者の方が増えていけばいくほどこちらとしての業務も保健所業務も大変厳しい状況にもなってくるわけです。一方で感染された方がそれほど重症化せずすぐに回復をされるというふうなこともあれば、これまでどおりの2類(相当)でいいのかという議論にはなるのだろうというふうに理解をしておりますし、私といたしましても(指定都市)市長会、(宮城県)市長会を通して、この件については考えていただくよう政府にも要望を出しているところでございます。本市といたしましてもその件について要望という形で出させていただいております。加えて治療等々の医療費についてどうするかなどいろんな整理が必要かとは思いますけれども、いずれそのような方向にしていただくということが望ましいのじゃないかと私は思っています。

 

Q11

保健所業務の話で、その応援体制、現時点でさらに強化しなければいけないのか(教えてください)。

A11

しばらく(新規感染者数が)減少していましたので少しずつ応援体制を解いてきていたところはあったのですが、またこの拡大によって新たに要請をしなくちゃいけないという話にはなっております。

(保健所副所長)

ただいま市長が申し上げましたとおり、感染の状況の低下によって応援状況を徐々に戻しておったところだったのですけれども、再拡大に向けて必要なところをこれから補充をすべく協議をしているところでございます。現時点の具体的な応援(体制)の数についてはちょっと今押さえておりません。