更新日:2016年9月20日

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新総合計画を策定します(質疑応答)

(1)委員で20代、30代はどの方か

〔総合計画課長〕

年齢ということで個人情報に関わる問題ではありますが、インターネットでお二人とも年齢を公表されていますのでご紹介させていただきます。30代は柳生聡子様、20代は大草芳江様です。

(2)委員の人選はいつから事務局と詰めて、決まったのはいつか

私が当選してから就任までに事務引継ぎも含めて、事務局から政策課題の打ち合わせの時間がありました。総合計画は一番大きな課題ですので、その時期から私の意向に対する事務局の確認もありましたし、これまでの委員の方々の資料を読んだりといった、やり取りがあり、候補者が決まるまでに9月いっぱいはかかったように思います。

10月前後からはそれぞれの委員の方々のご都合もありますので、お願いをしたりご了承をいただいたりということで、これにほぼ2、3週間かかりました。決まったのが直前になった方も多分いらっしゃると思います。

(3)先週くらいまでかかったのか

そこまでぎりぎりではなかったと思いますが。

〔総合計画課長〕

先週という方もおりました。

(4)人選を始めたのはお盆の前くらいからか

そうですね。お盆明けごろからでしょうか。

(5)人口減少時代を考慮してとは、もう少し詳しくいうと、どのような課題が出てくると想定されるのか

仙台は比較的日本全体から見れば緩やかなペースになるであろうとは思っていますが、総枠では人口減少のフェーズに入ります。その時にそれが仙台の街の中でどの地域も一律に減少していくわけではないであろうと思います。

現に仙台市でも若い人がどんどん入ってきて非常に人口が増えている地域もあれば、かなり高齢化率が進捗している地域もあって、同じ百万都市の中でもまだら模様になっていくだろうと思います。

街づくりといっても、ある地域は高齢化率が30%、場合によっては40%になるかもしれませんし、ある地域は10数%でとどまっているかもしれません。そのような地域における課題を全市一律に総論でやっても、それぞれの地域にとっては何か違う、仙台弁で言うと“いずさ”とでも言いましょうか、これからはそういったものがでてくる時代になるのではないかと思います。

そうした時には、行政が画一的にこうしますというだけでは“いずさ”のギャップを埋めきれません。例えば地域の方にこの部分は地域活動として担っていただくとか、こういう問題についてはNPO的に解決していかなければならないなど、行政と共存共栄でやっていく仕組みが必要になってくるだろうと思います。

そのように考えると理屈として総合計画を考えるだけではなく、それをいかに仙台の街に実際に落とし込めるかという、リアリティを常に頭に描きながら、しかし総論は総論として組み立てていきながら、やっていかなければいけないのではないかと思います。

そう考えると現場というものを良く知っている方々にお入りいただいて、現場の実感といわゆる方向性、総論をうまく往復させながら議論を進めていくということが必要ではないかと思っています。

(6)今までの総合計画と比べると大分異なるものになるのか

実際には個別にどの地区にどういう政策をやっていくかということは、具体には今までと同様に、実施計画というレベルに落ちてきますので、とりわけ基本構想といったような部分は、ある程度、総論的にはなるにしても、総論という部分にどう書いていくのかが問題です。今言った仙台の個別性を離れて、例えば仙台市という都市名を塗りつぶしたらそれが全国どこでも通用するような議論となったのでは、実施していくときの具体的なリアリティがないだろうと思います。

そこは常に仙台の現実を踏まえたある意味での総論、ある意味での方向性というかたちになっていかないと、市民の方にとってもなるほどこれが私たちの今後行く道だと、実感として受け止めていただくことは難しいのではないかと思います。その想いと共にスタートしていきたいということです。

(7)審議会における議論のポイントは何か教えて欲しい

具体的にはある程度、審議会の中でいろいろな議論が出てくると思いますので、私もいろいろ勉強はしていますが、私が今ここで言ってしまって、結論を先走りすぎてもいけません。そこは審議会の先生方にご議論いただきたいと思います。

ただ、人口減少の局面に入ることは間違いのないことですし、今まで人口減少という局面が、仙台に限らず日本の中では、中山間地を除けば経験していません。大都市行政で、例えば下水道や道路などの都市インフラについては、人口は増えていくという前提のもとに枠組みが作られてきました。基本となるものが減っていくということは、当然、都市インフラもこれまでのように増やせばいいという話ではなくなるということは確かだと思いますので、この辺は大きなポイントであろうと思います。

(8)これまでの計画では増やせばいいということだったが、新しい計画ではどう変わっていくのか

増やせばいいというのとは違うんですが、人口が増えるという基本的な想定のもとに街づくりを進める場合には、当然、増えてくる人口に対応した住宅の供給や道路の整備など、人が増えていくからにはこういうものがないと都市生活が成り立たないというものがありますので、それらは増やしていくという想定に立たざるを得ないわけです。そこが変わってくるであろうということです。

(9)審議会は何回開催の予定か

〔総合計画課長〕

来年の秋まで月1回程度開催する予定です。親委員会であります審議会は8回から9回程度、それに集中してご議論いただくために部会や起草委員会などといった作業部会的なものも入れますと回数はそれよりプラスされると想定しています。

(10)全職員にメールを出したとのことだが、それをどのように返してもらうのか

このために返信していただくアドレスを作っていただきましたので、基本的には職員が返そうと思えばできるようになっています。

(11)もし良いアイディアがあった場合、どのように総合計画に反映させるのか。例えばオブザーバー委員として入るようなことも考えているのか

審議会へは基本的にはペーパーベースで意見としてお出ししたいと考えています。本人が出るということまでは想定していません。例えば審議会の先生方から、実際のところ仙台市職員はどういうことをどのように思っているのか、意見を聞いてみたいとの要望があれば、グループで少しお話し合いをするようなこともあるかもしれませんが、審議会の先生方も非常にタイトな日程でお集まりいただくことになると思いますので、多分ペーパーベースでご意見を集約してお伝えすることになると思います。

(12)いずれにしてもいいアイデアの場合は吸い上げられるということか

そうです。ただ、私自身はアイデアを出してもらうことだけが目的とは思っていないところがあって、考えるというプロセスを職員が体験してほしいと思っています。結果としてこういう施策をやったらどうかというのは、一つのアイデアという形で出てくる場合もあるとは思います。ただ、私自身も職員としていた経験から言うと、どうしても日常的な業務に流されて10年先、場合によっては5年先ということもあまり考える時間がないので、あまりそういうふうに考えないものだということもありました。そういう意味では日常の業務から少し離れて、より遠くを見る眼差しそのものを私たちは獲得していく必要があるのではないかということでもあるかと思います。

何せこのようなことをやってみるのも初めてなので、果たしてどれくらいの人がそのようなことを、自分の仕事のほかに必要だと思って頭をめぐらせていただけるかということも分かりません。総合計画を作る際、課題は全庁的にあるわけですが、私自身もそうでしたが、総合計画担当のセクションがあると、担当セクションがしっかりやってくれて、委員会に立派な先生方がいらっしゃるから、何がしかのものはできるだろうと思ってしまい、他人事という気風があるかもしれません。

そうではなくて、総合計画が職員にとって他人事であっては悲しいと思いますので、自分事として思っていただけるような、少なくとも職員同士が話をするときに話題にしていただければとてもうれしいと思います。

(13)この目的の一つは職員の意識改革にあるということか

そうです。職員の考える枠組みが広がってほしいなと思いますし、職員の中の話題にこれが登場してほしいという願いはあります。

(14)資料には準備のために市民アンケートとあるが、これはすでに実施しているのか。しているとすればいつか

〔総合計画課長〕

市民アンケートについては毎年実施していて、今年は5月に行いました。市民1万人を対象としたアンケートで、今回その中に特別な項目として総合計画の策定に向けて、仙台市の良い所や引き継いでいきたい所、または仙台に少し足りないところ、課題をお伺いしました。

それから、庁内の若手を政策研究員として公募で集めたプロジェクトを立ち上げ、2班に分かれてご提言をいただきました。その取り組みは昨年度、丸1年かけまして実施しましたが今年3月に成果が出ています。

部長級のワーキングチームに関しては、今年の2月にスタートしまして、7月までに議論をしてその成果を出しています。

有識者のヒアリングに関しましては昨年度1年間、総合計画課の職員、各局、各担当課の職員が各現場で働いている実践者の方々に直接お伺いをしてお話をお聞きしまして、昨年度末まで続けて実施してまいりました。

(15)これまでの10年間の総合計画についての評価は今回の審議会で議論していくのか

当然、審議会の中で議論の最初の段階でお話し合いがなされることだと思います。私自身はこれまでの計画、特に今の計画は非常に良くできていると思っています。人口は緩やかであっても増加していくことを前提として、人口減少フェーズそのものは想定していませんが、コンパクトシティということで、仙台のまちづくりが外縁に広がっていくだけではなく、中心部に凝縮するような作用もないといけないという方向性も示していますし、これからは行政セクターだけではなくて、市民セクターが大事になる、いわゆる市民協働ということも提起しています。

そういう意味で、この次の計画に接続するような萌芽的な部分が現計画に盛り込まれていて、あの時代に作られた他の計画と比べると仙台市は先見性があったと、私自身は評価をしている部分があります。

ただ、私の考えとは別に審議会の先生方にも一度、この部分はじっくりお読みいただいて、審議会としてどこを評価し、どの部分は現時点での数字などに修正が必要というご判断は当然あるだろうと思います。

(16)先ほど人口減少に入っていくとのことだが、地下鉄東西線は人口増加をベースとしているが、総合計画との整合性はどうなるのか

地下鉄の免許申請の際に人口予測を出しているわけですが、それにつきましては先の市議会の中でもお尋ねがありお答えしましたが、地下鉄の人口予測や、収支採算の最終的なものについては平成24年度において見直しが必要だということを認可の時点でも国から指示を受けております。ある程度、その時点まで工事が発注されて、当初予定した金額よりもかさむのか、同じなのか、予定金額よりも下がって工費が見積もれるのかということも踏まえながら、改めて24年時点での仙台市の人口の張り付き具合、特に地下鉄の場合は周辺沿線まちづくりがどの程度進んでいるのかによって変わってきます。

例えば東北大学の青葉山への移転はそもそも地下鉄計画の時点でははっきり盛り込まれていなかった部分だと思います。それは仙台市がやることではなくて、大学がどの程度のペースで進捗されるかは、その時点では予測できなかったということもあって、盛り込まれておりませんので、それらも踏まえて改めて地下鉄沿線としての人口の問題を考えていくのかという側面は、総合計画の総論とは別に必要なことです。それはやらなければいけないとスケジュールに載っていますし、それによって収支の見通しなどが免許の申請時とは違ったものとなってくるかもしれません。また、プラスの要因が全くないというわけではないと思います。

(17)新総合計画の策定に関して全職員にメールを送ったということだが、こうしたことは仙台市長としては初めてか

私としては初めてです。これまではどうかということは、メールそのものが無かったこともありますので、よく分かりませんが、たぶん市長から全職員へのメールは初めてだと思います。

(18)返信を受けた場合、その職員とやり取りをするのか

何通来るかにもよります。お一人であればお返事を書けますが、それ自体はとても悲しい結果だと思います。約9千5百人もの職員がおりますので、たくさんお返事をいただくとお一人お一人というわけにはいきませんが、一応期限は設けていますので、いずれいただいたお返事を読んで私がどのように思ったかとか、総合計画策定の過程で皆さんのご意見は、このようにご議論いただけると思うなど、その後に私からのお返事を書きたいと思います。

(19)今回の働きかけに効果があった場合、今後他の課題についても同じようにするつもりはあるか

あり得ないことではないと思います。ただ、しょっちゅうメールが来るのも何ですので、全職員が関心を持ち、仕事と関わりのあるテーマというものが、これ以外にどう設定できるかということだと思います。これは私自身の設定にもよりますが、総合計画に関するものだけということではないと思います。

(20)前市長のときの「仙台市都市ビジョン」を策定した際の委員とは異なり、今回の総合計画審議会委員は地元の方がほとんどのようだが、その理由は

前市長の人選と比べてどうかということではなく、先ほど計画策定の趣旨でもお話したように、多様な地域の課題が多様なまま混在して出てくるという私の基本的な認識があって、それについて一番よく分かっているのは、仙台にいる人で、しかもそこで何かをやっている人ではないかと思います。

これからの地域の課題というのは、総論で分かるのではなく行動し壁にぶつかることや光が進み反射があって測定ができるようなものではないかと思います。行うことによって見えてくる、そしてそれを超えるための知恵が出てくるのではないかという思いもありました。

場合によっては東京などからゲストスピーカーとして来ていただいて、お話を聞くということはどの時点でも可能ではないかと考えています。それをどう受け止め、どのように議論を煮詰めていくか、そして最終的にはこの計画を、市役所を含め市民一人一人が手と足で解決していくものとして将来につなげていくために、地元の方のご熱意をいただいたほうが良いのではないかということで、委員の多くは在仙の方にお願いしています。

(21)全職員にボールを投げかけたわけだが、その意図するところは

私が教育長をしていたとき、一度、冗談めいて夏休みの前の最後の校長会で幼稚園、小・中・高等学校の全校長先生にお集まりいただいたときに、一人ずつ葉書をお渡しして、わが校の自慢でもいいし、教育行政のこの点に目を向けて欲しいなどの要望でも何でもいいので、私への暑中見舞いか残暑見舞いのつもりで手紙を出してくださいとお願いしたことがあります。8割くらいの校長先生からお便りをいただきました。

やはり私の思いとしては、現場にいる人は現場に近ければ近いほど、そこでしか見えないものを見ていて、そこでしか分からないことを分かっているというものがあります。これは現場にいる人への私の信頼感、尊敬の気持ちで、そうした現場に対する尊敬というものから、そこにいる人に声を上げて欲しいと思っています。

私自身、現在は現場から遠ざかっていると日々感じていますし、市長というポストの持つある種の弊害、欠点を補うためにも、ぜひ職員の皆さんのお力をお借りしたいという気持ちでいます。

(22)「仙台市都市ビジョン」をどのように新総合計画に反映させていくのか

都市ビジョンはある種限定したこれからの都市づくりというか、ハード面も含めて交流政策などの方向性としてはそれほど間違っているものではないと思っていますし、総合計画審議会の先生方にも都市ビジョンを読み込んでいただきたいと思います。私は十分に今後の方向性として生かせるものを含んだビジョンだと思っていますので、次期総合計画にも、反映させ取り込むことにより、一つの素材の中で消化していただければと思います。

平成21年10月20日 仙台市長 奥山 恵美子

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