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更新日:2016年9月20日

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杜の都 防災力向上マンション認定制度を創設します-分譲マンション防災マニュアル作成の手引を作成-(発表資料)

(担当)都市整備局住環境整備課
(電話)022-214-8349

仙台市では、東日本大震災を踏まえ、マンションにおける防災活動のさらなる充実と、建物の防災性能の向上を図ることを目的に、「杜の都 防災力向上マンション認定制度」を創設し、平成25年4月から運用を開始します。

また、本認定制度の運用に先立ち、マンション管理組合による組織的な防災活動のルールづくりなどの参考となる「分譲マンション防災マニュアル作成の手引」を策定しました。

この認定制度と防災マニュアルの作成を通じて、マンションにお住まいの方々の自主的な防災活動を支援していきます。

1 背景・目的

  • 東日本大震災では、これまで進めてきた耐震化の取り組みについて一定の効果が見られたものの、非構造部材と言われる玄関周辺の壁が壊れ、玄関ドアが開かなくなるなど、生活に支障をきたす課題が生じました。
  • 震災におけるライフライン停止時の水や食料の調達・運搬など高層建物特有の課題が生じました。
  • 一方、マンション居住者同士の支え合いで、非常時の不便な生活環境を乗り切った事例も報告されており、これまでの「ハード」の取り組みだけではなく、自助・共助を基本とした災害対応力など「ソフト」の取り組みが求められています。
  • マンションの防災力を本市が認定する「杜の都 防災力向上マンション認定制度」を創設するとともに、地震災害時の共助による組織的な防災活動のルールをまとめる「防災マニュアル」の作成を支援する手引書を策定することとしました。

2 杜の都 防災力向上マンション認定制度(資料1・2参照

(1)マンション防災力を4段階の星(☆☆☆☆)で認定

「建物性能」または「防災活動」の項目で評価し、マンション防災力を認定します。取り組みの内容や活動段階などにより、それぞれ星の数(最大2つ星)で認定し、「建物性能」と「防災活動」のすべての項目に取り組んだ場合は、最大4つ星となります。

(2)マンション管理組合(自治会)の防災活動を評価する認定制度

防災マニュアルの作成や防災訓練、防災備蓄などの日常の防災活動に取り組むマンション管理組合(自治会)の活動を評価し、認定する全国初の制度です。

(3)既存マンションも対応できる認定制度

「建物性能」と「防災活動」を個別に認定することで、既存マンションにおける防災の取組みを促します。

(4)地域との連携強化を促す認定制度

「地域の避難所運営委員会事前協議等への参加」や「地域の防災訓練への参加」の評価基準を設け、地域住民とのコミュニティ形成や地域避難所との連携などを促します。

(5)市のホームページへの掲載

認定したマンションは、市のホームページに掲載し、防災意識の向上を図ります。

3 分譲マンション防災マニュアル作成の手引(別添冊子参照

(1)作成手順に沿った構成

防災マニュアル作成組織の設立から総会での承認まで、作成手順に沿ったわかりやすい構成としています。

(2)震災で明らかになったマンションの課題発信

居住者の安否確認や避難誘導、ライフライン途絶への対応などマンション特有の課題の発信や、防災活動における成功・失敗体験事例を盛り込みました。

(3)地域団体との連携を推奨

「避難所運営委員会への参画」や「連合自主防災組織やこれを構成する地元町内会への加入」など、防災活動に合わせた地元町内会との連携を推奨しました。

(4)地域状況に即した自主防災組織の体制や防災備品

市内のマンション規模に応じた自主防災組織の体制や防災備品を例示しました。

(5)作成部数及び送付先・配布方法

作成部数は1500部で、市内のマンション管理組合に送付するほか、他の政令指定都市にも送付して、被災地としての取組みを全国に発信します。

4 今後の展開

(1)マンション関係団体等との連携による防災対策促進活動の展開(H25年度~)

マンション関係団体や建築・設備設計団体等とともに、管理組合を対象とした防災マニュアル作成体験会の開催など、防災対策の促進を図ります。

(2)認定制度の運用・手続等の詳細は、後日別途広報します。

 

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