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更新日:2016年9月20日

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避難所等へ防災対応型太陽光発電システムを導入します -システムの設計・施行事業者を募集-(質疑応答)

(1)防災対応型太陽光発電システムを導入するのは200カ所ということだが、全ての避難所が対象となるのか

そうです。仙台市内の指定避難所は小・中・高等学校で約200カ所ありますので全てになります。

〔環境企画課長〕

指定避難所以外でも、行政庁舎、消防署など非常時において防災拠点となる場所に導入を考えています。

(2)今回導入を考えている太陽光発電システムはまだ一般化されていないとのことだが、地元企業が参入できる余地はあるのか

地元企業だけでやるのは、現時点ではなかなか難しい部分がありますが、そのノウハウが地元に根付いていくことを期待していますので、その辺の組み合わせ方だと思います。

〔環境企画課長〕

復興等に資するように考えていますので、地元企業が幅広く参加できる形態でやっていきたいと思います。今回のシステムについては、まだ一般化されていないこともありまして、今年度実施分については、大手事業者も含めてしっかりとした提案を求めます。その成果を来年度以降は仙台市の標準モデルという形で活用することにしていきます。
その際は、そのモデルとなるものを見れば、少なくとも来年度以降は、地元企業の方でも参加できる形に持って行きたいと思っています。本年度16カ所、残りはまだ百数十カ所ありますので、ぜひ地元企業に参加していただきたいと考えています。

(3)地元企業が参加してもいい大手企業でないと、この事業に参加できないのか

この事業は、まず、今年度分については、初回としてシステム全体を構築していただくことになります。つまり、システムのプロトタイプを構築していただく形ですので、それはある種、大手企業というか経験のある企業でないと難しいのではないかと思います。

しかしながら、一度プロトタイプをご提案いただけば、それに関しての応用編というか、拡大編ということで、残りの約180カ所をやっていくことについては、それは大体こういう仕組みでやっていくとできますというのが実現しますので、地元企業も十分その力はあるだろうと思います。

ですから、今回の部分については、そのプロトタイプの開発をして、今後それを仙台市が適用して、拡大していく部分についても了解をすることも踏まえて、当初開発費という意味でも金額が大きくなっています。来年度以降はその応用が、地元企業の中でもスムーズにできるように我々もまた、しっかりと今回のシステム構築を誘導していきたいと思います。

(4)今回の太陽光発電システムの性能、出力などはどのくらいになるのか

〔環境企画課長〕

今回導入する予定のものは、基本的なスペックとして、太陽光発電が10キロワットのシステム。これが仙台市内ですと年平均1日当たりで30キロワットアワーになります。それを昼夜分けて使うと考えて、蓄電池ではその半分の15キロワットアワーを最低限ためておく必要があることから、蓄電池のスペックは最低限15キロワットアワーを予定しています。
これで何ができるかというと、避難所で体育館をイメージすると照明の一部を確保でき、テレビが見られる、あるいはパソコンや防災無線が利用できるなど、ある意味必要最小限ですが、避難所としての機能を確保できるようにしておきたいのが1点です。
また今回のシステムは、拡張性を大事にしています。風力や電気自動車などお話しましたが、この趣旨は必要最小限のことしかできないところから、将来的にはより多くのことができるように考えていきたいということです。
例えば天気が悪い日が続いてしまった場合、蓄電池に十分充電できないことが予想されます。そうした場合に、電気自動車のバッテリーをうまく活用しながら補うシステムなどが考えられますので、そういったことを念頭に将来のことも考えながらやっていきたいと思います。

(5)風力発電については、近隣の市民や事業者が設置したものからの給電なのか、それとも避難所に設置するのか

〔環境企画課長〕

基本的には、避難所に設置する予定です。太陽光発電は昼しか発電できません。風力については、風が吹いていれば、夜も発電しますので、電力確保について別の意味で可能性があると考えています。

(6)避難所の敷地内に設置されるということか

〔環境企画課長〕

はい。そうです。

仙台市長 奥山 恵美子

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