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更新日:2023年8月23日

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既存放射光施設活用事例創出事業(トライアルユース)の令和5年度の事業候補者が決定しました

本市では、令和6年度に運用開始を予定している次世代放射光施設ナノテラスの利活用を促進するため、「仙台市既存放射光施設活用事例創出事業(トライアルユース)」に取り組んでいます。このたび、今年度の事業候補者として10事業者を選定しました。

今後、事業候補者はSPring-8(兵庫県佐用町)などの放射光施設を利用し、品質や生産性の向上等に取り組みます。また、その成果を放射光利活用事例として東北地方全体の産学官金関係者に広く周知することで、企業等による次世代放射光施設の利活用促進を図っていきます。

1 公募期間

4月24日(月曜日)~7月13日(木曜日)

2 応募数

12事業者

3 選定方法

書類審査および有識者による面接審査

4 事業候補者

10事業者(下表のとおり)

受託候補者一覧
受託候補者 提案概要
会津天宝醸造株式会社
(福島県会津若松市)
自社で開発した食後消臭化ニンニクにおける消臭メカニズム解明を目指し、製造プロセスの効率化拡販に向けたエビデンス取得につなげる。
株式会社イチネンケミカルズ
(東京都港区)
自社製品であるメガネレンズの曇り止めシートについて、防曇効果と拭き上げた後の白残りの発生メカニズム解明を目指し、製品の高機能化につなげる。
伊那食品工業株式会社
(長野県伊那市)
食品や医薬品に用いられる自社の寒天について、用途に合わせた食感や機能を発現させるために寒天の物性変化の機構の解明を目指し、商品開発の効率化につなげる。
株式会社スターチテック
(秋田県秋田市)
ダイエット志向・健康志向により需要が高まる難消化性でんぷんの結晶構造の分布を評価し、難消化性でんぷんを使用した健康増進機能食品の開発につなげる。
株式会社千葉鳶
(宮城県塩竃市)
従来比3倍以上の生育速度を確認している自社でほ場整備をしたアブラヤシについて、その生育速度のメカニズム解明を目指し、さまざまな環境問題の解決につなげる。
Tianma Japan株式会社
(秋田県秋田市)
自社で開発中の簡便な光検知式水素ガスセンサの検知動作に関わるメカニズム解明を目指し、新製品開発につなげる。
マルニ食品株式会社
(宮城県登米市)
フリーズドライ手延べうどんにおけるミクロ・ナノサイズ構造の可視化により、定量指標取得を目指し、新製品開発につなげる。
宮城東洋株式会社
(宮城県石巻市)
サバを焼き上げた状態での成分分布や構造変化、食感(テクスチャ)の可視化を目指し、宮城県ブランド「金華サバ」商品の拡販につなげる。
株式会社ミライ化成
(長野県千曲市)
再生炭素繊維/ポリアミド複合材料の力学特性の発現メカニズム解明を目指し、成形条件の最適化を図るとともに、再生炭素繊維の用途開発につなげる。
株式会社山形メタル
(山形県新庄市)
自社で開発中の完全無機塗装建築用金属パネルについて、塗膜の耐水性向上を可能とする製造条件を探索し、上市につなげる。

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