更新日:2016年9月20日

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東北初のクラウドファンディング支援事業を行います(質疑応答)

平成28年8月3日

(1)クラウドファンディングの運営サイトに掲載するまでの費用全額を市が負担するのか

審査にかかる手数料やホームページが開設される場合にはその費用、金額的には1件あたり60万円から100万円ぐらいですが、そこについては仙台市の方で負担します。

(2)事業を委託するミュージックセキュリティーズ株式会社とはどのような企業か

〔産業振興課長〕

ミュージックセキュリティーズ株式会社は、2000年に設立された会社で、クラウドファンディングの運営に関しては、全国で300社以上の企業を応援してきた実績があり、特に地方自治体との連携で最も実績があるところです。

クラウドファンディングの運営会社は他にもいくつかありますが、自治体との提携により、プロジェクト運営に関わっているという点では、この会社が一番実績があるところです。

(3)今回のような中小企業支援策を通して、今後仙台市がどのような都市になることを期待するのか伺う

仙台は中小企業の割合が高いまちであり、中小企業が元気で事業を続けていただくこと、また事業は一定の期間で世代交代などが必要になってきますので、新しい事業の芽が次々に出ていくことが大事だと思います。

今までも企業に関するいろいろな支援の枠組みを立ち上げてきましたが、アイデアとしてはよいものを持っていても、立ち上げ時にまだ実績がなく、金融機関からの融資を受けにくいという状況、卵が先かニワトリが先かみたいな状況があって困っているというお話が各方面からあります。その場合にこのクラウドファンディングが、小規模事業の資金調達に有意義な方法ではないかということで、今回これを始めるということです。

広い意味で仙台の中小企業の中で新陳代謝が起こり、常に新しいものが生まれている。大げさな言い方をすればイノベーションともいえますが、そういうことが起こることによって、常に酸素が行き渡った元気な中小企業が活動している状態が、仙台で作られることを目指しています。

(4)対象は仙台市内に本社がある中小企業か

基本はそうだったと思います。

〔産業振興課長〕

主に仙台市内に本社のある企業が念頭にあります。ただ、企画の内容によっては、例えば周辺の自治体の案件で非常に効果の大きいと思われるものが出てくれば、場合によっては本社が仙台市内ではない企業も対象になりえます。もちろん仙台市の事業ですので、半数以上は仙台市内に本社のある企業になると考えていますが、場合によっては周辺の自治体に本社がある企業が採択されることもあるというイメージです。

(5)事業の募集枠について伺う

〔産業振興課長〕

今年度の支援数は3件から最大で5件までを想定しています。事業としてきちんと長続きするものでなければならないことから、このような件数を考えています。

(6)クラウドファンディングに市が関与することで、採択された事業に市がお墨付きを与えたような印象となるが、その事業に損失が出た場合はどうするのか

そのことは、クラウドファンディング運営会社の出資を募る場合の説明などによく記載をしなければいけないと思いますが、基本はクラウドファンディングという枠組みの中で出資をしていただくということですから、事業の芽としていくら有望であっても、実際の販路の伸びが予想を下回って、結局うまく回らなくなることはあり得ることです。そういうリスクについては運営会社として十分お知らせをしていただく必要があると思います。

クラウドファンディングの出資を募集する上で、仙台市が支援したことがホームページ上にお墨付きのような形で、出資をしようと思う方々に見えるようにはならないと思います。今回は、あくまでも事業者がエントリーしやすくなるという支援で、ホームページに出たときには他の事業者の方と同じ並びの中で出資者に選択をしていただくことになると思います。逆に言うと事業主体の運営会社と仙台市、そしてご当人以外は、仙台市のシステムを使ったことが分からない状況の中で選択していただくことになると思います。

(7)採択事業者が決定して発表されれば、どの事業が市の支援を受けたか分かるのではないか

採択結果は発表しますので、情報を求められれば分かることですが、市の支援が出資する場合のメリットとして発信されるものではありません。

(8)支援額に上限はあるのか

〔産業振興課長〕

通常1件あたりにかかる手数料の金額はある程度決まっています。ファンドを立ち上げる際に必要になる経費は、事業の内容にもよりますが、上限でおおよそ100万円くらいを見込んでおけば、十分、専門家による審査などの手数料も含めて賄えるとの想定で事業を組んでいます。われわれの支援の枠組み、ならびに予算、費用もこの想定で見積もっています。

上限の線がはっきり引かれているわけではありません。101万になったから1万円分削りますということはありません。経験則上、その範囲に収まるだろうということです。

(9)この事業は今後も続けていくのか

まったく応募がない年が何年も続くなど、廃止するような事情が出なければ、今後も続けていくと考えています。とにかく数年は続けてみたいと思います。

(10)毎年3~5件の事業を採択するのか

そのぐらい発見できれば、素晴らしいということです。志だけではなく事業面から見ても有望であることが必要ですし、そのために金融機関や連携する機関の力もお借りします。小さく産んで大きく育つことを希望するわけですが、コツコツと年数を重ねて、例えば1年で3件でも5年続けて15件になるといった形で育てていければいいと思っています。

(11)東北初の取り組みとのことだが、他都市の実施状況、仙台市ならではの要素について伺う

〔産業振興課長〕

政令市では、今年度から名古屋市も始めました。自治体が初期段階の費用負担を行う支援は、政令市では名古屋市に次いで仙台市が2番目です。都道府県レベルですと、北海道、愛知、大阪、兵庫、岡山が行っています。東北の市町村の中で考えますと、われわれが初めてということになります。

今回は、銀行や地域の産業支援機関など、支援に関わる機関も初めて学ぶ部分が多いので、クラウドファンディングの内容や申込書の書き方など、3回に分けてセミナーを行っていきますが、基本的には他の自治体の事例がありますので、それを参考にしつつ進めていきます。やり方そのものが東北ならではというより、われわれとしては、東北ならではのプロジェクトの発掘ができるかが大事だと思っています。やり方自体は、これまで他の地域で積み重ねてきたものを元にするので、それほど目新しいものではありません。

(12)総事業費と財源について伺う

〔産業振興課長〕

今回の事業費は全て仙台市の予算です。国の補助金等は入っていません。総事業費は300万円程度です。

(13)事業の財源は中小企業活性化基金からか、また仙台市内ではこれまで秋保のワイナリーがクラウドファンディングを活用していたと思うが、今回、市がクラウドファンディング事業に支援を行う意義を伺う

予算的には中小企業活性化基金を活用しています。

仙台市が支援する意義ということですが、もちろん仙台市からの支援がなくても、自分で予算を調達することができて、その中でクラウドファンディングの手数料も含めてお金を払ってやっている事例はありますし、また、それができる方もいらっしゃるとは思います。一方でなかなかそのハードルは厳しいというお話も、今までのいろいろなヒアリングの中でお聞きしました。われわれが起業支援のために行う講座などでビジネスプランを立ち上げて、志とアイデアを固めたけれども、次に進めないという人たちもいます。そういう方々に向けて、クラウドファンディングに必要なお金を市が負担することによって、もう一歩上の段階にまで上っていくように応援しようという趣旨です。

これまでクラウドファンディングを活用する事業に直接支援したことはないと思います。秋保ワイナリーさんの場合は、ワイナリーさん独自にクラウドファンディングをされていたということはあったと思いますし、われわれが別の枠組みの中でサポートさせていただいたことはあります。市が直接クラウドファンディングに関わってはいなかったと思います。

(14)中小企業の新陳代謝を期待するなら、採択事業の3~5件は少ないと思うがいかがか

さまざまな起業のアイデアが新しいビジネスとして立ち上がってほしいと思っていますが、ビジネスとしての妥当性、採算の可能性などをよりシビアに見ていく必要がありますので、そうたくさんは出てこないのではないかというのが、今まで産業振興事業団などでご相談を受けてきた中での実感です。また、クラウドファンディングになじむ事業と、有望であってもクラウドファンディングとは違う資金集めの方策の方がベターだという場合もあると思います。クラウドファンディングは、まずは広くお金を出そう、出資しようという方の心をつかまなければならないので、その心をつかむ要素がある事業がたくさん出てきてほしいですが、初期段階としては3件から5件までを目標にやっていくのが、今の仙台の身の丈に合った、確実なステップアップが目指せる数字だと思っています。

一方、新陳代謝という言い方をしましたが、われわれが危機感を持っているのは、廃業される方の数がこのところ急激に仙台で増えていることです。景気の良し悪しにかかわらず、高齢化もあると思いますし、ビジネス全体が、例えば路面店舗型のものからインターネット型のものに移っているなど、いろいろな社会状況があると思いますが、廃業件数は非常に多くなっているので、私としては、何らかの形で新しいものを産み出していく力を育てることが欠かせないのではないかという問題意識を持っています。

今回のクラウドファンディングはゼロから始める方ばかりではなくて、既存の事業はしっかりとやっているけれども、それとは別に第二創業のような、新しいアイデアを形にしたいが、既存の事業で融資枠はもう使ってしまっているので、新たな資金を得ることは難しいという場合、一つの事業体の中で新しい事業を始めたいという場合にも使えます。新しい会社を立ち上げるケースだけを想定しているわけではありません。

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