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更新日:2017年4月11日

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「震災遺構 仙台市立荒浜小学校」を公開します(発表資料)

平成29年4月11日

(担当)まちづくり政策局防災環境都市推進室
(直通)022-214-1103

 

海岸線から700mの位置にある荒浜小学校は、東日本大震災の津波により4階建て校舎の1階と2階が大きく被災したものの、地域の方々や子どもたち320人が屋上に避難し、難を逃れました。

本市ではこの荒浜小学校の校舎を整備し、新たに「震災遺構 仙台市立荒浜小学校」として一般公開を開始します。

また、公開開始日の前日には地元関係者などを招いた公開記念式典を開催します。

 

1 公開開始日

4月30日(日曜日)10時00分から

 

2 施設の概要

開館時間

10時00分から16時00分まで

休館日

月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日、第2・第4木曜日、年末年始

施設設備

  1. 校舎外周/1階/2階  津波の威力を物語る校舎の被災状況(実物)と被災直後の写真展示
  2. 4階  4つの教室を利用した展示フロア(「3.11荒浜の記憶」・「震災の記憶と明日への備え」・「荒浜の歴史と文化/荒浜小学校の思い出」・「交流活動室」)
  3. 屋上  荒浜地区全体を見渡しつつ、被災前後の風景を比較
  4. 管理棟 施設スタッフが常駐する管理事務所およびトイレを併設

    ※入館は無料。開館時間内は館内を自由に見学できます。
    ※施設の案内を必要とされる場合は、事前に下記にご相談ください。
    • 5月31日(水曜日)まで
      まちづくり政策局 防災環境都市推進室
      電話 022-214-1117(受付 平日10時00分から17時00分まで)
    • 6月1日(木曜日)から
      震災遺構 仙台市立荒浜小学校 管理事務所
      電話 022-355-8517(受付 休館日除く10時00分から16時00分まで)

    

3 施設の特徴

  1. 東日本大震災の遺構として常時内部を公開する初の学校施設
  2. 被災した校舎のありのままの姿と、当時の状況を伝える大型写真やドキュメンタリー映像などにより、津波の威力や脅威を実感し、防災・減災の意識を高める場となるよう工夫
  3. 荒浜地区の歴史や文化、荒浜小学校の思い出などを伝える資料を展示し、地域の記憶の拠りどころとなるよう配慮
  4. 津波発生時の緊急一時避難場所としての機能を具備

 

4 公開記念式典

日時

4月29日(土曜日・祝日)11時00分から11時30分まで

会場

震災遺構 仙台市立荒浜小学校(仙台市若林区荒浜字新堀端32-1)

出席者

復興庁(予定)、市議会議長・議員、地元関係者、荒浜小学校関係者、市長、関係局・区長ほか 計約100名

内容

主催者挨拶 市長
来賓祝辞  復興庁(予定)、市議会議長
校歌斉唱  荒浜小学校の元児童たち・出席者
出席者内覧会(式典終了後から15時00分まで)

※上記式典は、招待者および報道機関のみが対象です。一般の方は入場できません。
※同日12時00分から15時00分に荒浜地区にお住まいだった方対象の内覧会を開催します。

 

5 これまでの経緯 

これまでの経緯一覧
日付 経緯

平成23年11月

仙台市震災復興計画に震災メモリアルプロジェクトを掲載

平成25年7月

市民代表や学識経験者からなる震災復興メモリアル等検討委員会を設置

平成26年12月

震災復興メモリアル等検討委員会が市長へ報告書を提出、津波の脅威を
 実感できる遺構の保存を提言

平成27年1月

宮城県震災遺構有識者会議が報告書において「ぜひ保存すべき価値がある」と評価
2月 「荒浜地区の震災メモリアルに関するアンケート調査」実施、荒浜小学校の遺構保存について9割以上が「賛成・意見なし」との回答
3月 仙台市震災復興推進本部会議において、荒浜小学校校舎の震災遺構としての保存を決定
10月 「荒浜地区 荒浜小学校遺構保存等に関するアンケート調査」実施、荒浜小学校の保存・活用方針について9割以上が「良い・概ね良い」との回答

平成28年9月

校舎保存工事着工
12月 展示制作等着手

平成29年3月

校舎保存工事・展示制作等完了

 

6 関連資料

各階のレイアウトはこちらをご覧ください(PDF:431KB)

 

 

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