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更新日:2017年11月13日

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G20関係閣僚会議を仙台市へ誘致します(質疑応答)

平成29年11月13日

 

(1)どのようなテーマの会議を誘致することが望ましいと思っているか

まだ詳細は決まっていませんので、情報収集に努めて国の動向を見据えながら考えていきたいと思いますが、世界的に関心の高い閣僚会議を誘致したいというふうには思っているところです。

 

(2)具体的に誘致する会議のテーマは検討していないのか

東北全体のインバウンドにもかなうようにということで計画を提示したものですから、そういう意味では観光の閣僚会議ということもあるでしょうし、最も注目度の高い、それこそ財務等々含めていろいろあるかと思いますが、それは見ていきながらです。

 

(3)県と市が連携して誘致を行うところもあるようだが宮城県との連携について伺う

今お話があったように、大阪も府と大阪市と連名で誘致を表明しているようですし、新潟も新潟県と新潟市と連名でこれに手を挙げられたと聞いています。北海道の倶知安町(くっちゃんちょう)については正式な表明なのかどうかまだ私のところでは把握していませんが、いずれにしても仙台市単独でできることではないと思っています。

県もそうですし、東北被災地に資するような形でとなると他の県にもいろいろとお話をしていかなければならないというふうにも思います。いずれにしましても、単独でやりたいと言っていても難しいところは多々ありますので、やはりさまざまな関係のところには協力をお願いし、誘致を成功させたいと考えているところです。

 

(4)誘致には民間との連携が欠かせないと考えているのか

前回のG7財務大臣・中央銀行総裁会議の折にも経済同友会や商工会議所等々も含めて会議体がつくられたと承知しています。

(プロジェクト推進課長)

G7の時にも、仙台市はまずサミット誘致を考えていましたので、東北6県や民間ですと東北経済連合会や商工会議所、経済同友会等々、官民一体となる誘致推進協議会というものを組成しています。今回のG20の場合も同様に官民一体となった推進協議会を組成することを想定しています。

 

(5)市内の宿泊施設は十分なのか

今回の閣僚会議については、出されている要件をクリアしたと報告を受けています。

(プロジェクト推進課長)

警備上の観点等もありますので外務省から示されている条件についての詳細はお答えできませんが、例に挙げられた宿泊施設については、関係閣僚会議のために示されている数値等は仙台市内の主な宿泊施設で十分まかなえると確認しています。

 

(6)今日のタイミングで申請したのは何らかの意図があるのか。また、誘致の検討はいつ頃から行っていたのか

さまざまな提出資料や申請書が整ったということで、本日提出させていただきました。G20が開催されるという動きを踏まえて検討し、コンベンション都市仙台をPRしていくことが都市セールスの上でも必要であろうということで、手を挙げさせていただいたところです。詳細についてははっきりしていませんが、他にいくつかの都市がもうすでに誘致を始めたということで仙台市としては準備を急ぎ、そして今日申請をさせていただいたということです。

(プロジェクト推進課長)

外務省からは本日目処で提出をということです。

(市長)

急いだもののぎりぎりだったということですね。

 

(7)開催される会議はどのように決まるのか

まだ国の方でも詳細が決まっていません。今後も国のさまざまな動向を見据え情報収集を徹底した上で、なるべく持ってこられるように頑張るということです。

 

(8)会議の開催が決まった場合はスタディツアーなどによる被災地からの発信も考えているのか

今、日本は海外からの観光客の方がこれまでにないくらい増えていますし、日本政府としても訪日外国人4000万人を目指して頑張るという中で、西の方はかなり観光客の方においでいただいているようですが、東北は残念ながらその伸びに比べればまだまだ追いついていない状況です。そういう意味でもぜひ東北を知ってもらいたい、そして東日本大震災からの復興もここまで進んでいるんだということを発信するいい機会にもしたいと思っています。そういった意味で観光ということを申し上げたということです。スタディツアーについても、もちろん組み込めるようであれば組み込みたいと思いますけれども、まだ詳しいことはこれからです。

 

(9)世界各国の閣僚にも被災地の復興状況を見てほしいという気持ちはあるか

そうですね。それこそ今回、世界防災フォーラムも行い、ここでもスタディツアーなどを行い、泊まりがけで被災地を見ていただく機会もあるわけですが、とにかく多くの方々に来ていただくことが被災地からの発信につながっていくことになると思いますので、その方向で努めたいというふうに思います。

 

(10)被災地の視察先が定番化されてきたようにも思うが

復興についての各地域の取り組みはまだ途上にあると思います。仙台市では荒浜小学校を遺構にして、そこに多くの皆さんに来てもらいたいと言っていますけれど、それだけではなくこれからもまだまだ整備は進んでいくわけです。他の被災自治体でもさまざまなところで整備が進んでいますので、もう定番化したというようなことはないのではないかと私は思っています。

 

(11)市長としてここを見てほしいというところはあるか

あらゆるところを見ていただきたいと思います。

 

(12)国際会議の開催に関する仙台市の強みを伺う

学術会議にしても仙台には学術拠点があります。残念ながら誘致できる規模というものにも限りが出てくると思いますが、仙台が一番可能性の高いところとしてアピールできるのではないかと思います。

 

(13)今回の会議誘致により得られる効果を伺う

世界的に注目をされる国際会議ですから、サミットや閣僚会議に訪れる閣僚の方たちだけではなく、取材に来られる方々、あるいはその報道をご覧になることで、それぞれの国に「仙台ってこういうところか、被災地はこういうような状況にあるのか」ということを発信していくことは、多くの外国の方々に来ていただくきっかけになる効果が大きいというふうに思っています。

 

(14)他にもいろいろな都市が手を挙げているが、仙台のアピールポイントはどのようなところか

世界から応援をいただいた被災地がここまでの状況になってきたことを発信できる大きな機会だと思いますし、仙台としても被災地域をけん引できる立場にあるということを大きくアピールできるだろうと思っています。

 

(15)国際センターの規模や機能の不足について指摘する声があるが、改修する予定はあるか

規模が大きなものを誘致したくても施設がないということはあるので、限られた中での誘致になることも仕方のないことだと思います。そういった中でできることを最大限にやっていこうということです。今回の閣僚会議では別段不十分だということはないと思います。

(プロジェクト推進課長)

会議場につきましては、示された条件は国際センターで満たすということを確認しているところです。

 

(16)他の自治体などとの具体的な連携方法について伺う

今日はまだ誘致に名乗りを上げたところです。経済団体も含めた会議体もつくっていかなければならないですし、そのことなども今後の検討課題ということです。