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更新日:2018年11月28日

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平成30年第4回定例会に提出する議案について(質疑応答)

平成30年11月27日

 

質疑応答の内容

Q1

エアコンの設置費用としてかなり大きな額が今回の補正で出されるということで、市債の発行というか、大きな額になると思うのですけれども、そのあたり、市長のお考えを伺わせていただいてよろしいでしょうか。

A1

今回、総事業費で133.8億円という見込みでございます。これを計上させていただきましたけれども、これに対しまして国の交付金が23.3億円です。一般財源が5千万円のほかは市債で110億円、これを新たに発行しなくてはいけないということになるわけです。
今回の国の交付金は、今年の夏の酷暑を踏まえまして臨時緊急的な措置であって、併せて市債に対する交付税措置も今回限りということで、従前よりも手厚く見ていただくことになりました。そのことを踏まえまして、やはり今回が、市の持ち出しもあるわけですけれども、絶好のチャンスであるというふうに判断をしたものでございます。そして今回、補正を計上させていただきます。

 

Q2

国の臨時の交付金で23億円という数字のものと、あと市債の発行に対する措置もあるというふうに伺っていますけれども、全国の首長さんたちがエアコン設置に向けて国への、補助をもう少し厚くしてほしいですとか、市長も文部科学省に行かれたりされていましたけれども、国の(交付金が)どれくらい来るかという詳細は、もう少し経ってからというふうにも伺っているのですが。

A2

(国から交付金内定の連絡は)11月下旬から12月の上旬になるだろうというふうに聞いておりますけれども、補助単価がやはり現実と少し乖離(かいり)がある、このことについてはなかなか、要望を出させていただきましたけれども、今のところお認めいただいていないわけでございまして、やはりそれなりの負担が生じるのも事実だろうというふうに思います。
そのことは、ある意味で覚悟をした上で、今回が、いろいろ市債に対する後からの交付税措置もありますので、やはり決断をしないわけにはいかないだろうというふうに思って決断をしているところです。

 

Q3

純粋な市の負担は今現在の見込みで何パーセントぐらいになるのかというのを教えていただけますか。

A3

交付税がどういうふうに算定されるのか、今申し上げましたように、これも明確ではなくて、これからちょっと待たなくてはいけないところではありますけれども、でも今、高等学校に対するこの事業費に対しての補助というのはないわけで、支援対象外ですので、それも考えなくてはいけません。それからまた、市債に対する持ち出しの部分ですね。これを今の中で想定しますと45億円ほどではないかというふうに思っております。
この部分は全額が私たちの負担になってくるわけでして、今後、設計あるいは工事を進める中で、可能な限りこの費用の圧縮をしていかなくてはいけないなというふうに思っています。

 

Q4

45億円なんですけれども、これは全校、140億円のうちの45億円くらいという理解でいいのですか。

A4

(財政部参事兼財政課長)

総事業費、高等学校等も含めた総事業費として138.6億円を見込んでおります。ただ、今回、そのうち補正として出させていただくのが133.8億円でございます。
その高等学校も含めた総事業費138.6億円の中で、国の交付金あるいは国の交付税措置の対象にならない経費が、先ほど市長が申し上げた45億円ということになります。

 

Q5

ちょっと細かい数字のお話になってしまうのですけれども、今回の133億円余りの対象となっている学校と教室、部屋数ですか、職員室なども含むということでしたので、その内訳を教えてください。

A5

(財政部参事兼財政課長)

幼稚園から順に申し上げますと、幼稚園が1園、小学校が118校、中学校が64校、高等学校が1校、中等教育学校が1校、特別支援学校が1校になっております。
(教室の)数としては、普通教室等あるいは職員室などになりますので、おおよそ3,900ほどになるのではないかと思いますけれども、今後、設計の中で部屋の数については詰めてまいりたいと思います。

 

Q6

さらにちょっと細かいところなんですが、高校のエアコン設置については国の制度上は対象外であったと思うのですが、ここはどういうことになっているのか。

A6

(財政部参事兼財政課長)

高等学校については、今ご指摘があったとおり、補助の対象外でございますけれども、本市の場合、中学校と併設してある高等学校あるいは中等教育学校がありますので、中学校部分をやるとすれば、今回併せてやったほうが効率的であろうという判断で、今回、高等学校で言いますと仙台大志高等学校、それから青陵中等教育学校、こちらについては、高等学校部分も含めて今回の補正予算で対応させていただくという考えでございます。
また、それ以外の高等学校のみの学校につきましては、今後、平成31年度当初予算を想定しておりますが、そちらで対応してまいりたいと考えております。

 

Q7

市長は、市立小中学校への全校配備ということを9月議会で表明されたと思うのですけれども、その当時に見積もられていた市の負担と、今回まだ確定はしておりませんが、おおむねの制度設計というか、予算措置みたいなものが市のほうから試算として出されていると。その差額というのですか、これに対して、当初の見通しと、どれぐらいのずれがあったのか教えてください。

A7

当初は、ざっくりとしたところで考えれば100億円ぐらいじゃないかというふうに申し上げていましたけれども、今回133.8億円ということで、そのぐらいの差が出てきたのも事実であります。
しかし今般、特に補正予算の中で市債に対する交付税措置というのも、従前よりもかなり厚く設けていただきましたものですから、これはやはり酷暑の中で子どもたちの学ぶ環境というものも改善していかなくてはいけない、このこともやはり大きな課題だというふうに思いまして、今を逃すわけにはいかないなというふうに思ったところであります。

 

Q8

今回のこの予算額の積算に当たって、電気でいくかガスでいくかという話があったと思うのですけれども、これはどちらかに意思決定された上での積算になっているのか。その辺はどういうふうに反映されているのか教えていただければと思います。

A8

それぞれの学校の置かれている状況も違いますでしょうから、どちらが有効で、かつコスト的に見ても抑えられるのかも含めて検討してもらっていると思います。

(財政部参事兼財政課長)

補正予算の積算上といたしましては、市ガスの供給区域外につきましては電気で積算をし、供給区域内についてはガスで、補正予算の積算は行っております。
ただ、今市長から申し上げたように、個別の学校によって置かれている状況というものが違いますので、それは設計の中で精査をしていくというふうな考えでございます。

 

Q9

導入の完了時期はいつごろをめどに見込まれていますか。

A9

来年の夏までに一生懸命にできるだけ多くの学校に設置できるように努力をさせていただきたいと思いますけれども、3,900教室ということですので、その点どうなるのか、なかなか大変だろうとは思いますけれども、なるべく努力して頑張っていきたいと思います。

 

Q10

それに関連してなのですが、実質的に事業者とか、付けられる期間とかも限られると思うのです、長期休みとかですね。実際的に3,900校に来年の夏までに設置することが可能なのか。その辺の市の見通しはどうなっていますでしょうか。

A10

これはもう本当に大変なことだろうというふうに思います。仙台市のみならず、ほかの地域の学校でも同じように工事をされることになるのだろうと思いますし、そういう中で工事の関係の方々も含めてご努力をいただかなくてはいけないなと思っております。
今の段階で、いつごろまでに全て終わるのかという見通しを立てるのもなかなか難しい、厳しいものがあるというふうに思いますけれども、でも、できるだけ早く、子どもたちの期待、また先生方、保護者の皆さま方のご期待にも応えられるように努力をするということです。

 

Q11

自動車燃料費の関係になるのですけれども、バスの運行に必要だというのは分かるのですけれども、他の公用車のガソリン代とか、そういったところは今のところ大丈夫なのでしょうか。

A11

その辺のところについては私も聞いておりません。ただ、随分と高くなっていますから、影響はあるのだろうと思いますが、それは聞いていなかったので、答えられないですね。

(財政部参事兼財政課長)

交通局、今回の燃料費の値上げに関しましては、平成29年度の平均単価と比べまして1割以上、非常に大きく上がっているということで、自動車運送事業でございますので、バスの運行が経費そのものということでございますので、なかなか中では吸収できないということで、今回、補正予算を計上させていただくというものでございます。
一方で、一般会計の中で燃料費は確かに上がっておりますけれども、それは一般会計全体の中で見直しをしながら、その中で吸収をしていくということで、補正予算等には計上していないところでございます。

 

Q12

9月議会で見送った人事委員会の委員の人事があると思うのですけれども、12月議会で提出することを決めた理由を教えてください。

A12

これはもとより欠員が続くということは好ましくないものですから、先回の定例会では残念ながら提案ができなかったわけですけれども、今回、提案をさせていただくということです。一日も早く欠員状況を改善したいという思いであります。

 

Q13

前回は全会一致で同意を得られる見通しがないということで見送ったと思うのですけれども、今現在の状況というのはどういうふうな見通しが立っているのか教えてください。

A13

今申し上げましたように、欠員の状況のまま長期間放置するということは望ましいものではございません。大変重要な任を担っていただく委員の選任であります。多くの皆さま方のご同意をいただきながら進めていきたいというふうに思っておりまして、そのようにさせていただいているところでございます。ご理解いただけるように説明させていただくということでございます。

 

Q14

一日でも早くということなので、市長としては議会側に対して、これはいわゆる先議という、先行して議決してもらう先議をお願いするというお考えでよろしいでしょうか。

A14

そのつもりでおります。