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更新日:2020年1月30日

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令和2年第1回定例会に提出する議案について(質疑応答)

令和2年1月29日

 

質疑応答の内容

Q1

当初予算に関してお聞きしたいのですけれども、市長として一言で言うなら何予算というふうに位置付けますか、今回の予算に関して。

A1

とりたてて何予算ということはありません。これまでいろいろと進めてまいりましたけれども、新年度のテーマは「多様な力で未来を創る、新たな杜の都への挑戦」と定めさせていただきました。未来に向けて全力で各般の取り組みを進めていきたいと思っております。

 

Q2

今回この「挑戦」をテーマにした狙いは何でしょうか。

A2

これは、東日本大震災の発災から10年目に入ってまいります。そして今、仙台の人口は109万ちょっとのところですけれども、近年中には人口減少ということが見込まれるわけでして、そういう意味ではポスト復興のまちづくりに向けての挑戦という意味を込めての予算編成というふうに理解いただければと思います。

 

Q3

今、人口減少の話があったと思うのですけれども、若者に選んでもらえるまちとかと市長もおっしゃっていたと思うのですが、今回、若者の視点を取り入れるような事業が、市民協働(事業提案制度)の若者枠とか(まちづくり若者)会議とか、いろいろ入れていらっしゃると思うのですけれども、こちらは期待する効果というのはどこにあるのでしょうか。

A3

仙台の課題の一つに、学都仙台で集まってこられた学生さんたちも含めてですけれども、やはり関東圏、首都圏に流出するという課題もあるわけでして、若いうちから仙台のまちを知ってもらって、さまざまな思いというのを語っていただく、そしてそれを施策の中に反映するということができていけば、若い皆さんたちがたとえ出ていってもまた戻ってきて仙台のまちづくりに貢献いただける、あるいは仙台にとどまっていただいて仙台のさまざまなところで活躍をしていただける、そのような思いも込めて若い人たちの力をぜひ活用したいと思ったところです。

 

Q4

施策の中に反映ということだったと思うのですが、こちらは、(市民協働提案事業の)若者枠とか(まちづくり若者)会議で出た意見というのは今の段階ではどういうふうな形で反映させようと考えていらっしゃるのでしょうか。

A4

新総合計画策定の過程でも若い皆さんたちの意見をいろいろと聞かせていただく機会を持たせていただいております。私も昨年、中学生、高校生の皆さんたちの、いろいろな提案の会に出させていただきまして、いろんなことを考えているのだなということも大変心強く思いました。また大学生のグループの皆さんたちがいろいろと政策提言をしてくださいました。若いなりにいろんな思いを持って活動している、このことも大変心強く思いました。そういう若い力を継続的に本市の活力につなげていくということがこれから先重要なのだというふうに私自身は思ったところです。

 

Q5

(若者に)市に残ってもらうとか、市に戻ってきてもらいたいというようなお話があったと思うのですけれども、こちらは今回予算の中ではどんな施策の中にそういった思いを込めて、メニューでいうと何に入れたのか教えてください。

A5

全体的なところでそういうものがちりばめられているのではないかと思います。仙台ににぎわいをつくっていく、そしてまた暮らしやすいまちにしていく、働きやすいまちにしていく。働くなら仙台、暮らすなら仙台、そしてまた子育てをするなら仙台というふうに思っていただけるまちづくり、そのことは若い人たちにとどまってもらったり、あるいはまたUIJターンをしていただいたりということにつながってくるのだというふうに認識をしています。

 

Q6

先ほどおっしゃったUIJターンですとか、あと先ほど始まるとおっしゃっていた高校生の就業体験などがそういった狙いを持って今回予算の中に組み入れたというふうに理解してよろしいでしょうか。

A6

これまでも、例えば経済成長戦略の中でも働きやすい企業誘致、あるいは優秀な人材が働ける場所をつくっていくために中小企業の中でも地域の経済を牽引していただくような、そういうところをつくっていきたいというような思いで始めたプログラムもございます。また例えば暮らしやすいというところでいけば、切れ目のない子育て支援もそうでありましょうし、総体的なところでやっていくということだと思います。その中の一つに、今回はその若者の皆さんのご意見を生かしていこうというような思いで目出しをしたところがあるということで理解いただければと思います。

 

Q7

当初予算案についてお伺いしたいのですけれども、先ほど市長がご説明いただいたところが重点だというのは承知はしているのですが、特に今回の予算で市長が思いを強く入れた部分というかそのあたり、肝いりの部分について教えてください。

A7

今回の予算のポイントというのは、先ほどもテーマを掲げたことを申し上げました。「多様な力で未来を創る、新たな杜の都への挑戦」ということで、4つの柱を重点的に編成をさせていただきました。
その中でも特に来年度新たに策定いたします、すこやか子育てプランの下、5歳児を対象といたしました発達相談事業ですとか、それからまた子ども医療費の助成についてもこれまでの対象の幅を広げるそんな取り組み。また、さまざまな子育ての相談に応じる、あるいはいじめの相談の新しい窓口をつくるなどなど教育環境の充実、あるいはまた都心の再構築ということ。これらも含めて全体として取り組ませていただくということです。

 

Q8

市長はもともと就任された当初から子育ての環境づくりというのは特に力を入れておられたと思うのですけれども、昨年は残念な事件というか、保護者の方が自分のお子さんを遺棄してしまうという事件もあったかと思うのですが、そういう部分とかも含めて何か体制として、特に今年度の予算、人員体制として新たに構築している部分はありますか。

A8

細かいところを今日皆さまのところに出させていただいた予算の中にも書かれていると思いますけれども、例えば虐待の問題に対応していくために一時預かりのところでも拡充をさせていただきました。それからまた相談しやすい体制をとるということで、子どもさんの支援のための窓口として各区役所、宮城総合支所にそうした窓口をつくっていくなどなど、そういう意味では子育てに対してもっと機能的にいろいろなご相談に応じられる、あるいはまた対応できる、そんな体制を整えていくということもさせていただきたいと思っているところです。

 

Q9

震災から10年目ということで、復興創生期間の最後の年の予算だと思うのですけれども、先ほど市長はポスト復興のまちづくりとおっしゃいましたが、特にそういった意味で力を入れるというか、10年目ならではの予算というか、そういうのはどういったところが挙げられるでしょうか。

A9

具体的に10年に向けてこうだというふうなところで、これがそうだということを申し上げるところというのは、幾つか挙げるとすれば、例えば市役所の中でも当時の状況がどうであったのか、風化にあらがうために伝承のためのプログラムを新たにまた始めていくですとか、さまざまなところで、これは風化に抗していく取り組みというのも重要だと思っておりまして、それらについても盛り込ませていただきました。
また、新たに防災環境都市という意味では、SDGsに掲げられるようなワンウェイプラスチックの問題に対応するですとか、事業者が温室効果ガス排出の抑制のために取り組まれることに対して応援をしていこうなどなど、将来を見据えて、あの震災を経たからこそできる取り組みというのもあるというふうに認識をしております。

 

Q10

本年度は令和元年度予算では都心再構築プロジェクトを重視して持ってきたと思うのですが、今回の柱1に子育てと教育環境を持ってきた理由と狙いを教えてください。

A10

これは市政運営をしていく上で、財源をどのように生み出していくかということも重要ですし、そういう意味では経済の活性化のために去年打ち出させていただいたこの施策もさらに拡充していくということでもございます。
また、都心を再構築していって、新たな企業誘致ですとかニーズに応えて活力をつくり出していくということも一方でしながら、今いろいろと子どもたちを育てる環境は大変厳しいものがあろうかと思っております。そういう意味において、子育て、そしてまた学びの場というのをさらに拡充していこうということであります。特に、残念ないろいろな事件も多くございました。仙台というまちは、それこそ、おじいちゃま、おばあちゃまと一緒に住まわれる方々よりもやはり核家族の皆さんたちも多うございます。初めての子育てでいろいろとお悩みの皆さんたちもおられる中で、子育てについて寄り添ってサポートしていきたいという思いもあり、今回このような並びといたしたところです。

 

Q11

子育てに寄り添って進めていきたいということが、今回のそういうイメージを仙台から発信するというような狙いがあって今回このような予算編成になったということですか。

A11

都市全体が元気になっていくには、やはり多世代が元気でいなくちゃいけませんし、そのためには地域の経済も活力を持ってもらう必要もあろうと思います。そういう意味ではどこかにスポットライトを当てるということではなくて、やはり全体でこのまちを元気なものにしていきたいという、先ほどの質問にお答えしたとおりの思いです。

 

Q12

先ほど子どもたちをめぐる事件というか、話をされていたと思うのですが、こちらはいじめを訴えて亡くなった市立中学生の事件ですとか、あとは急増する児童虐待事件に関してを想定されておっしゃっている内容ということで理解していいのですか。

A12

そうですね。新たに、ですからいじめの問題につきましても専門家を中心とした相談しやすい環境での窓口を設置するですとか、いろいろと各地域に子育て支援センターというような形での窓口を設けるということです。

 

Q13

細かいのですけれども、一時保護の施設の機能を委託するというようなことですとか、あと児童福祉司も増員されるということなのですけれども、これは昨年、一時保護所で定員オーバーするとか、そういったことが多かったということを受けて、今回こういった施策に反映させたということでよろしいですか。あと不登校と病気などの子どもたちとか、ハンディのある子どもたちに今回サポートするような施策があるのかなと思ったのですが、そちらのほうはどういった狙いで今回設けられたのでしょうか。

A13

不登校の問題は、やはり本市においても大変重要な課題だと思っております。不登校の児童生徒の数が全国の中でも多いという状況でございますし、多様な学びの機会というのが必要であろうと思っております。それぞれのお子さんたちがそれぞれの能力を生かせるような、そういう取り組みというのは重要でありまして、ぜひ杜のひろばを増設させていただいたり、さまざまな対応で学びというのを一人一人が充実できるようにしていきたいと思います。

 

Q14

震災から10年目に入ったということで、復興創生期間が終わると復興予算とかもだんだん無くなってくると思うのですけれども、そういった税収確保に向けた取り組みであったり予算はどの部分に組み込まれているのか、税収確保への布石みたいなものとかがどの辺に組み込まれているのかということと、あと10年目までに完遂しておきたい事業とか、何かそういったことがこの予算の中にあれば教えていただきたいと思います。

A14

ご承知のように、大型のハードでは昨年全線開通いたしましたかさ上げ(道路)の東部(復興)道路がございます。あと残っているハード事業というのは蒲生北部地区の区画整理の事業がまだ残っておりますが、それも10年をめどに終えたいと思っております。
そのほか財源をどのように生み出していくのかというのは、まさに経済活力を上げていくということなのでしょうから、そこにはこれまでどおり、いやこれまで以上にという思いで取り組ませていただくつもりでございます。

 

Q15

財政状況についてお伺いしたいのですが、歳入の内訳を見ると自主財源が去年より減っていたり、あるいは歳出の方では義務的経費の割合が増えていたり、今後少子高齢化ということも踏まえると、これからの市の財政状況というのをどういうふうに見ていらっしゃるのか、これから必要となる施策を打つための財政状況についてどういうふうに見ていらっしゃるかお伺いします。

A15

お配りしたものを見ていただいても、どのように捻出をしていったかということもお分かりいただけるのじゃないかと思いますけれども、大変厳しいものがあったのは事実でございます。これまで積み立ててまいりました財政調整基金の取り崩しに頼らざるを得ないなど、やはり財源の捻出には苦慮しながらでございました。
今後も厳しい状況は続くのだろうとは思っておりますけれども、昨年策定いたしました市役所経営プランに掲げる財源創出に向けました取り組みですとか、あるいはまた、さまざまな経済の活性化へ向けた取り組みですとか、総合して取り組んでいかなくちゃいけないだろうと思っております。
現実的には人口の減少というものがどのような影響を及ぼしてくるのかということも勘案しながら、実際に交流人口を拡大していかなくちゃいけないですとか、先ほど話にも出ましたけれどもUIJターンを進めていかなくちゃいけないですとか、さまざまな人口減少のスピードを緩めていくための取り組みというのも重要になってくると認識しております。

 

Q16

個別の事業になって恐縮なのですけれども、先ほど子育てに力を入れていくという中で、子ども医療費の助成の拡充で所得制限の緩和を進められるということで、これでこの助成が使える対象となる世帯というのがかなり、9割とかそれぐらいの割合になるのかなと思うのですけれども、一方で所得制限というものを撤廃して全ての家庭が使えるようにしてもいいのじゃないかという声なんかもあると思うのですが、最終的にまだ制限を残したというところはどういったお考えでやっていらっしゃるのですか。

A16

他の自治体では、所得に関わらず子ども医療費を全て自治体でみていこうという動きもあるのは承知をしているところですけれども、なかなかそこに踏み込むには、やはりいろいろな財源の問題もありますし、いろいろな意味で躊躇しながらでありますけれども、利用できる家庭を増やしたいという思いで今回少し枠を広げさせていただくことを判断させていただきました。もともと宮城県の状況もなかなか厳しいものですから、そこに対しては県にもお願いをしていくということも併せてやっていかなくちゃいけないのかなというふうにも思うところであります。

 

Q17

交流人口拡大の件なのですが、今始まったばかりの宿泊税の導入の検討というところを今話し合われていると思いますが、今後県との調整もあると思いますが、改めまして今現在新たな財源の確保という点でも貴重な財源になると思いますが、その宿泊税についての今の思い、来年度に対する期待などを聞かせていただきたいと思います。

A17

まだ会議を2回、(1月)27日に終えたばかりであります。なかなか厳しいご意見が多かったというふうには聞いておりますけれども、その一方でとても参考になるご意見もあったのだろうと思います。
今後も検討会議の中で活発なご議論をいただいた上で、県の方もまだ最終的なご判断には至っていないと承知しておりますから、現段階では差し控えますけれども、しかし本市にとっても、そして観光に訪れたいという方々にも、あるいは事業者の皆さんたちにも、やはりこういう財源があってこういう事業ができてよかったなと思ってもらえるようなことにつながるように議論を進めていかねばならないという、その思いは変わりないものです。

 

Q18

総合計画の策定に向けて、昨年市民アンケートがあったと思うのですが、そちらで育つとか働くとか、そういったところでちょっと厳しい評価があったと思うのですが、こちらに関して今回の予算にはそういった市民の声も踏まえて判断されたものなのかというのを教えていただきたいです。

A18

昨年の9月のアンケートでございましたけれども、なかなかやはりまだまだ十分ではないというような思いを市民の皆さま方が持っておられるのだなということは真摯(しんし)に受けとめなくてはいけないと思っております。
これからの新しい総合計画を策定する上でも、そしてまた来年度の市政運営の中でも、それらは踏まえた上でやっていかねばならないという思いで総合計画の方にも生かしていく方向ですし、そしてまた今般の予算編成についても施策はさまざまございますけれども、その中にもそのような思いを込めさせていただいたとご理解いただければと思います。

 

Q19

柱の2番目の創造と可能性への挑戦、29億円を計上されていらっしゃいますけれども、これによって経済成長戦略ですとか都心再構築プロジェクトですとか、新年度、どういうふうに成果が見えてくるかということへの期待感と、あともし数値目標、どのくらい達成できたらいいなとか、そういうのがあれば教えてください。

A19

(財政課長)

経済成長戦略、都心再構築プロジェクト、交流人口ビジネス活性化戦略、すぐさま成果が表れるものではなくて、一定、継続した取り組みが必要な分野であると考えております。経済成長戦略、ビジネス活性化戦略につきましてはそれぞれ戦略ごとに目標を定めて取り組みを進めているところでございまして、具体の成果につきましては、ちょっと今、私も手元に持ち合わせてはおらないところではありますけれども、各戦略の方を確認いただければと。その戦略目標を達成するために必要な予算を来年度は措置しているということで捉えていただければと思います。

 

Q20

老朽化ビルの更新とかで何か数値目標みたいなものを心の中に描いていらっしゃったらお願いします。

A20

今般、いろいろ総合力でやっていきたいということも何度も申し上げているところですけれども、経済成長戦略にしても都心再構築プロジェクトにしても、まず形が見えてこなくちゃいけないとは思っております。そのために今年度の助走を経ていよいよ来年度、形になるといいなという強い期待を込めての予算編成というふうに自分自身では思っています。

 

Q21

当初予算の中で、中山間地等への支援というところで、ITというかICTというのを使った地域課題解決策みたいなものが打ち出されていますけれども、都心再構築プロジェクトで中心部の活性化、都市活力ということはかなり色濃く出ていますが、こっちの郊外部についてはどのような方向性に持っていきたいというところでこの予算が出てきているのか、というあたりをご説明いただきたい。

A21

中山間地域、西部地域はやはり人口が少なくなっている地域でもございます。学校の統廃合の課題ですとか交通の課題ですとか、さまざまな課題がある中で、どういうふうに市民の皆さま方の暮らしの安心・安全を確保できるのか等々を考えたときに、新しい技術を使って、例えば遠隔医療ですとか、そういったようなところの取り組みで、病院に通うのが大変な皆さんたちに何かできないかですとか、いろいろなことを考え得るであろうということで、新しい事業といいましょうか、それを盛り込ませていただきました。
また、交通についてもいろいろな取り組みもあろうかと思います。これらも含めて、仙台のどこにいても満足していただけるような、そういう取り組みというのは重要であると思い、今回のこの提案でございます。

 

Q22

当初予算の子育て応援のまちづくりの中に、子どもの遊び場の環境調査を入れました。2つ質問があるのですが、なぜこの予算を入れたのかという狙いと、もう一つは市長、子どもの遊び場、これは恐らく幼い子どもをイメージしていると思うのですけれども、仙台市内での子どもの遊び場の環境、足りている、足りていないという部分については基本認識はどう思っていらっしゃるのか、2点お願いします。

A22

市民の皆さま方からもいろいろなご要望の声があるのはそのとおりでございます。議会でもいろいろ議論になったのは皆さまもご承知のとおりだと思います。
私自身は、いろんな遊ぶという観点でいえば、さまざまな施設であったり場を持っているのも事実だと思っております。それをどのように連携をさせていくのか、あるいはまたどのように発展をさせていくのか、これも含めて調査に入るということであります。何かどこかにどんと造るべきなのかどうか、その調査をしてみてという話になるのだろうと思います。

 

Q23

ある程度、場はあるのだけれどもあまり使われていないのじゃないかというような問題意識からの調査ということになるのでしょうか。

A23

いや、例えばさまざま公園等々もございますが、そこで子どもたちがどのような遊びができる状況になっているのか、あるいは施設においてもいろいろなところで子どもたちの発達に資するものというのはたくさんないわけではないわけです。それらを含めて調査に入るということです。

 

Q24

私も子育て世代の当事者なのですけれども、仙台市民あるあるの一つで、なかなか市内で遊ばせる場所がなくて山形市なり東根市なりに行ってしまうというケースがあると思うのですが、それはある意味、そういう部分についての遊び場の少なさを表しているのかなと思うので、そうすると市長の充足しているような認識とはちょっと乖離(かいり)があるのですが、その辺はどう受け止めますか。

A24

例えば西公園を使って子どもたちにさまざまな遊び、学びを提供している、そういう団体の皆さんたちもおられて、そういう取り組みもありますし、それからまた沿岸部にリニューアルいたしました冒険広場も含めて、これも遊びが可能な場でもあるわけです。その他にもいろいろ挙げればあることはあるのですが、なかなか皆さんたちに十分にその情報が伝わっていないのか、あるいはまたもっと違う形での遊び場を要望されているのか、それらも含めて調査に入りたいということです。

 

Q25

予算の中で、東京オリンピック・パラリンピック関係で事前キャンプが来るのはそうなのですけれども、特にこの辺に力を入れたとか、こういうふうにオリンピックを盛り上げたいとかというのがあれば教えてほしいのですが。

A25

これは、オリンピックは基本JOCをはじめとしたところがやられるわけで、いろんな権利の問題もあって、やれること、やれないことというのがあるというふうに認識をいたします。そういう中においても、56年ぶりの日本での開催ですから、いろんな方々にご協力いただきながら、より盛り上げられるような取り組みはしていかねばならないのだろうなと思っております。事前キャンプの受け入れだけでなくて、例えばそのキャンプに来られるアスリートの皆さんたちとどんなふうに交流が深められるかですとか、あるいはどんな盛り上げができるのかも含めて考えていかなくちゃいけないと思っております。

 

Q26

予算の中で、働きたいとか子育てしたいまちと市長が掲げられていたと思うのですが、先ほど総合力が大事だみたいなお話もあったと思うのですが、若者とかに選んでもらえるまちのために必要な要素というのはどういうところにあるというのを、改めて最後に教えていただけないでしょうか。

A26

選んでもらえるまちですか。それはやっぱりおもしろいことが体験できたり、仕事がやりやすかったり、そしてまた子育てしやすかったり、そういうことではないでしょうか。いろいろな意味でまちの総合力を高めていく必要がこれからますます重要になってくると思います。そういう意味で、それら含めてやっていきたいということです。