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更新日:2020年2月5日

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発表項目以外の質疑応答の概要(令和2年2月4日)

令和2年2月4日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

 

県有施設再編について

Q1

先日行われた知事とのトップ会談について、郡市長、会談を終えてみてどのような成果を得たと思いますか。

A1

県と市とまちづくりに深くかかわる共通のテーマでありました。市民の皆さま方、県民の皆さま方も大変関心の高いものについて、公開の場でお話し合いができたのは良かったというふうに思っております。
知事は丁寧に事を進めていくというふうな方向性を示していただきましたし、私ども仙台の立場、議長もお話ししましたけれども、その意をくみ取っていただけたものと、このように思います。
また、関係の深いものについては県も市も胸襟を開いていろいろと話をしていくということ、このことは重要だなというふうに改めて思ったところです。

 

Q2

美術館の移転なのですけれども、これに関して、会談を踏まえて市長としては今後どのような対応をしていくという考えがありますか。

A2

具体的に、今後また知事とお話をする局面があるかどうかはまだ何とも言えませんけれども、事務方同士でいろいろとまた課題、認識、これをすり合わせていくというふうなことを既にもう事務方には伝えております。

 

Q3

どうでしょうか、市長としてずばり、やはり移転は反対という考えは持っているのでしょうか。

A3

これは、ここの場で、仮に移転をされるということになったとして、そのときのメリット、デメリットというものが県のほうからまだ明らかにされていないというふうに、私自身は認識をしております。
あの地域というのはこれまで、あの場でも申し上げましたように、仙台もそうですし、これまで県もそうでしたし、東北大学もそうですし、一体となって文化芸術の拠点となるような地域というふうに形成して取り組みを進めてきたわけです。しかし今後、知事がおっしゃるように人口減少という局面を迎えて、施設整備をしていく上で過大なコストがかかるとすれば、それも明らかにしていただかなくてはなりませんし、ありとあらゆることをもう少しはっきりと言っていただいた上で議論がまとまっていくということになるのではないでしょうか。
私も軽々に、移すのが良い悪いということは、ここでは申し上げる、今、私自身の立場ではないというふうに思っております。ある意味、県の施設でありますから県がいろいろな意見をお聞きになって、そしてどうされるのかを決めるのが第一であります。

 

Q4

トップ会談を継続して今後行うような予定もあるような話も出ていましたけれども、まだ次回とか、今後どれぐらいのスパンで行うというのは何も決まっていないという状況ですか。

A4

そうですね。あの場でも申し上げましたけれども、やはりこういうふうに共通する課題があるとすれば、お互いにお話し合いをするというのは重要なことだと思っております。
今回のこの県有施設の移転につきましては、1回知事ともお話をし、議長同士もお話をするという機会を一度持ちました。継続的にこのことが必要かどうかは、まだこれは今、何とも言えない状況だと思います。
ただ私が申し上げたのは、共通の課題があればやるべきであろうということを申し上げたわけであります。

 

Q5

県民会館の跡地の活用をということで、知事はまだすぐには民間に対しての売却とかは考えていないということだったのですけれども、音楽ホールの問題で、あの場所がその候補地になるのかどうかというところで、現状どのようにお考えなのかというのを教えていただけないでしょうか。

A5

本市の音楽ホールがあそこに行くかということを今お尋ねになられたのですか。
いや、私どもとしては、もともと懇話会の皆さんたちに候補地として挙げてはおらない場所でございます。しかし県民会館があって、あの地域に大変な人のにぎわいをもたらした施設であるのは間違いはないわけでして、もし移るとすれば、あの跡地についてもやはり、にぎわいが出てくるような、そしてまた定禅寺通のいろいろなことも進めている中で、それに資するような施設があることは望ましいというふうに思っているところです。

 

Q6

そうしますと、現時点ではあそこ(県民会館跡地)が音楽ホールの新しい場所になる可能性はないということなのですか。

A6

(音楽ホールは)2,000席規模というふうに申し上げています。同じように、県も2,000席規模の新しいホールをもしあの場所に造れるのであれば、県もそのようになさったのではないでしょうか。敷地面積がその規模には足りないという認識でおります。

 

Q7

2,000席規模とあったのですが、例えば席数を減らしてあの県民会館の跡地にするという可能性も、今のところはお考えにはなられていないということでしょうか。

A7

まだ跡地の利活用について何かアイデアを持っているということではございません。

 

Q8

知事が跡地の利用に関して市と連携して進めてもいいというような趣旨のご発言をされていたと思うのですけれども、こちらに関しては市長はどういうふうに受け止めていらっしゃったのか教えてください。

A8

非常にありがたかったなというふうに思います。すぐに売却するということではないと。県と市と協働でいろいろやっていきましょうというようなご発言をいただきまして、これはとてもありがたいことだなと思いました。県側の検討ですとか、また仙台、本市のまちづくりの観点から大変良いご発言をいただきまして、これからいろいろとご相談もさせていただくことがあるのだろうなというふうに認識しております。

 

Q9

美術館の話なのですが、知事が、建物と中にあるものは別に考えて、建物のことはまた多面的に考えたい、というような発言をされていたと思いますが、こちらに関して、建物と中のものは一体だというふうにお考えになっている方もいらっしゃると思うのですが、市長はどういうふうにお考えなのか教えてください。

A9

それは知事のお考えもそうなのでしょうし、いや、やはり一体である、というふうな考えを持つ方々がおられるのもそうなのだと思います。私自身は、やはり美術館のあり方ということを考えると、どういうものを収蔵して、そして展示をして、どういう空間を与えるのかということを考えますと、私自身はどちらかといえば一体的なものなのかなという気はしますけれども、これは個人の考え方ですからこれを強制するわけにもまいりませんし、それぞれの皆さんの思いだろうと思います。その思いをいろいろ集約して、そしてうまく調整がなされた形で県の美術館というものがあるということが望ましいのではないでしょうか。

 

 

宿泊税について

Q10

同じく調整会議に出ていた宿泊税の件なのですが、県の宿泊税の方が300円と決まったということなのですけれども、こちら高いという批判も出ているそうなのですが、市長はこの金額に関してどうお考えなのか教えてください。

A10

決まったというのは報道によると、でありまして、正式なことでは伺ってはおりませんのでコメントは差し控えさせていただきます。

 

Q11

知事が仙台市だけ高くならないように調整するという発言をされていたと思うのですが、今後もし市が導入を決めた場合は、どんなふうに調整していきたいかというのは、市長、お考えはありますか。

A11

まだご承知のように、本市ではどのような観光施策が必要なのか、そして財源についてはどう考えるのかというご議論を、今していただいているわけでして、その途中段階でございます。検討会議のご報告、これを待って、そして本市としての方針を決定していくということですから、大分また時間があるわけでして、今ここで申し上げることはなかなかできないのですけれども、しかし知事からあのようなご発言があったことは、大変重要だというふうには認識をいたします。
もし仮にというふうな話ですけれども、そのときにはそのように県ともいろいろと調整をさせていただくことになるのだろうというふうには思います。

 

仙台市長 郡 和子