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更新日:2020年5月20日

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市立学校の入学式の日程が決定しました―学校再開後の対応―(質疑応答)

令和2年5月19日

質疑応答の内容

Q1

入学式の方なのですけれども、参加者の限定、時間短縮とありますが、これはどういった形を想定されているかというのを教えていただけますか。

A1

学校によっていろいろ規模も違ってきますので、そういうこともあったのだと思います。

(教育指導課長)

入学式の保護者等につきましては1名ないし2名、学校規模によりますし体育館の大きさ等にもよりますので、そこを限定させていただくと。あと参加者につきましては、在校生は代表は認めますけれども来賓の方もなしということで行っていきたいと思います。あと時間の短縮等につきましては、その来賓とかの祝辞とかもなくなりますので、その辺で時間短縮とかができるのかなと考えているところでございます。

 

Q2

今回、夏休みの期間について出ていましたけれども、以前冬休みも検討されるというお話がありましたが、そこら辺に関してはもうご検討なさっているのでしょうか。

A2

これについても、今日は夏休みについてはお知らせをさせていただきましたが、秋休みや冬休みについても今後確保しなくちゃいけない授業時数を考えますと、やはりこれらの休みというのも活用していかなくてはならないのだろうと思います。これも各学校の授業の状況を見た上で、いずれ発表することになるのだろうと思います。

 

Q3

授業再開に関してなのですが、市立学校のエアコンのお話なのですけれども、ちょっと担当課にお話を聞いたところ、夏休み前に小学校で73校、中学校では2校が設置がちょっと難しいみたいな話を聞いていて、そうなると夏休み中授業があるということで、これはお子さんが授業に臨むというのは結構厳しい環境になるかなと思っているのですけれども、まず現状の進捗状況、そして夏休み前にどれぐらい間に合うか、その調査をされているというお話だったのですが、そこら辺の実態を教えていただければと思います。

A3

私が聞いている範囲ですけれども、中学校については6月末まで全ての学校で設置が完了する見込みだと聞いております。小学校については7月以降もやはり工事が必要になる学校もあるようでして、現在工事の短縮というのでしょうか、これについて施工業者の方々にいろいろお願いし協議をしているような状況だと聞いております。

今申し上げましたように、夏休みというのが大幅に短くなって暑い間も授業を受けてもらうということになります。この場合のお子さんたちへの影響というのが出てきましょうから、そこはなるべく教育環境が整うような形で急ぐようにということを私の方からも申し上げておりますし、学校関係、教育委員会、また工事関係者、子どもたちのために頑張ってもらうということでございます。

(教育局総務課長)

今の工期設定といたしましては、小学校119校ございますけれども、6月末までには46校に設置予定でございます。その他の学校についてはできるだけ、先ほど市長からのお答えもございましたように、早めるように施工業者と調整をしているところでございまして、できるだけ早期の設置は目指していきたいのですけれども、やはりどうしても子どもたちの学習環境の部分で設置できない部分もあるかと思います。できるだけ暑さ対策の面で確保していけるように取り組みを今進めているところでございます。

 

Q4

(暑さ対策の)取り組みを進めているということで、エアコンを設置できなかった場合にどういった対応を取られるのかというのをもう少し具体的に、今検討段階だと思いますが。

A4

これもいろいろなことを考えなくちゃいけないねというふうに教育委員会の皆さんたちにもお話をしているところです。いろんな方法が考えられようかと思いますけれども、今の段階で確たることは申し上げられませんが、いずれにいたしましてもお子さんたちが真夏の暑いさなか学校で勉強しなくちゃいけないという状況の中で、少しでも涼しくいられるように対応したいと思っております。

 

Q5

夏休みの期間、11日以外の8月の日にちのところで各学校の実情に任せるというところがあったかと思いますが、こちらはどういった基準で判断されるのかというのと、あと各学校ごとばらばらになると、授業日数がばらばらになるのは特に問題がないということなのかというところをお聞きしたいです。

A5

これはそれぞれの学校での対応ということに、今申し上げました(夏季休業)期間以外のところは各学校で授業日に充てていただくなり、あるいは夏休みをまたプラスしていただいたりということを委ねるわけです。学校の状況に応じてだと思いますけれども。

(教育指導課長)

授業を行わなければならない日数というのは決まってございません。授業時数は決まってございますけれども。各学校、例えば1こまを40分、45分に短くして1日当たりの授業のこま数を増やしてみたりとか、あと学校行事の重点化とか準備時間の縮減等、さまざまな工夫によって学校の実情に合わせて行うということでございます。

 

Q6

さっき秋休みと冬休みの話が出ていましたが、その他にもしかしたら土曜日もという話も少しあったかと思うのですけれども、土曜日についてはいかがでしょうか。

A6

(教育指導課長)

土曜日の授業につきましても、それは学校の判断で行っていただくということでございます。

 

Q7

学校によっては土曜日も授業になるところもあるということでしょうか。

A7

かもしれないということですね。

(教育指導課長)

そのとおりでございます。

 

Q8

入学式の人数の制限のところで、大体、体育館の大きさによっても違うのかもしれませんが、何人ぐらいというような制限、もしくは先ほど聞き漏らしたのですが保護者の出席の可否をもう一度お願いします。

A8

(教育指導課長)

保護者の方の参加は1名ないし2名としてございます。

 

Q9

再開後の授業に関してなのですが、音楽、体育などそういった教科でやらないとか制限をかける教科があれば教えてください。

A9

これもいろいろな文部科学省からもガイドラインが出ています。やはり子どもたちに感染をさせないような工夫というのが必要なのだろうと思います。

(教育指導課長)

体育であったり音楽であったりとか指導の順序の変更とか、あと教師による適切な指導、事前・事後指導と授業以外での場面との組み合わせとか、そういった指導計画につきまして、今後これから教育委員会から各学校に例示等を示していきたいと考えているところでございます。

 

Q10

県内の他の市町村では前倒しして学校を再開しているところもあるのですけれども、改めて6月1日からとした理由を教えてください。

A10

この間、何度かお話をさせていただいております。仙台では首都圏との人的な交流というのも、行き来というのでしょうか、これも多いという特徴もございます。また、これまでの感染状況を見ましても県内での大方のところは仙台であるというようなこともありまして、慎重に検討し準備を万全に感染拡大防止の体制を整えた上でということで、早めるということではなく、その感染防止対策をしっかりとした上で子どもたちへの学校再開への準備を並行して進めていく、その期間として5月いっぱいを使わせていただくということです。前倒しをしてやるということよりも体制を整えていくということに重きを置かせていただきました。

 

Q11

感染予防ということで、給食が最初は簡易給食で8日から完全給食ということなのですけれども、これはどういった状況、安全な配膳の仕方を確認するためということなのですが具体的にはどういったことを見て完全給食に移行するのか。

A11

今までですと、お子さんたちが給食当番でそれぞれ取り分けてということだったのだと思いますけれども、そういうようなことも見直しをいろいろ図っていくということなのだと思います。また、食べるときに机を寄せてみんなで向かい合ってお話をしながら食べていましたけれども、これらもきっと違うような形をとらざるを得ないということなのだと思います。

(健康教育課長)

通常ですと、子どもたちが給食当番を中心におかずの配食といったことをするのですけれども、今回は密集なり密接を避ける上でまずどういった対応が取れるかというのを学校も今回いろんな教室とかがありますので、環境がありますのでやってみなくちゃ分からないという部分もありまして、そこは簡易給食、品数が少ないパンと牛乳、あと皿の数も少なくして、どういった体制でうまく子どもたち、あと教員たちが指導できるかというところをある程度各学校ごとに確認していく、そういった意味がございます。

 

Q12

先ほど授業日数ではなくて時数で考えるべきものだというお話があった上なのでちょっと恐縮なのですけれども、今回夏休みの短縮によって本来35日のところが11日に減るということで、24日分ぐらい確保できるのかなと思っているのですが、もともとのところは6月1日の授業再開というところで、授業日数としてはどれぐらい不足しているという状況なのでしょうか。

A12

(教育指導課長)

授業日数としては3・4・5月で約50日でございましたけれども、その50日を全てカバーしなければならないということではなくて、例えば中学校ですと1,015時間、標準時数で決まっておりますけれども、この間の文部科学省の通知にもございましたけれども、標準時数を下回ったことをもって学校教育法施行規則に反するものではないと。児童生徒そして教職員の負担軽減にも配慮した上でということでありましたので、標準時数に近くなるように未指導分等がないような形で今年度取り組んでいただくということで、各学校の方にはいろんな工夫の例示とかも示していきたいと考えているところでございます。

 

Q13

今回の発表である程度新しい学校の進め方が見えてきたところだと思うのですが、やっぱり学習の遅れというところが子どもさんたちも保護者の方も心配だと思うのです。現状の、この間いろいろ学校でも工夫をして家庭学習の支援ということもされてきたと思うのですが、学習の遅れの状況についてどのように認識されていますか。

A13

学習の遅れということ、つまり学校が休みでありましたから皆遅れているわけですね。先ほど申し上げました時数、足りなくなっているわけです。ただ、そういう中においても6月1日の再開に向けて各学校で努力をいただき、お子さんたちにさまざまな課題や何かもお渡しをし、双方向でやりとりをしながら準備をさせていただいているのだというふうに認識をしております。また、置かれている各家庭の状況によってもいろいろな課題というのがあるのだろうと思っております。これは仙台だけの話ではなくて全国的に同じような状況にあるのだと思っております。国においても、ですからいろいろな通知をお出しになったり、今後のことについてもいろんな議論が行われているのだと承知をしております。

大変、学習カリキュラムの遅れというのがあるわけですけれども、しかしこの間、家庭の中において子どもたちはまた別の、それこそ学校で習う勉強とは違う形での学びというのもいろいろあったのだろうなと思っております。議会の中でご紹介をさせていただいた、マスクを私のところに作って送ってくださったお子さん、あるいはまたさまざまな活動に頑張っておられるお子さんたち、おうちの中でいながらいろんなことを考え自分たちに今できることということで取り組んでいるお子さんたちもいろいろと見たり聞いたりもするところです。そういう意味においては、今般のこの新型コロナウイルスでのいろいろな苦しさはありましたけれども、ここの中から子どもたちは子どもたちで成長もしているのだと思います。

 

Q14

今、市長がおっしゃったようなプラスの面ももちろんあるかとは思うのですけれども、やはり家庭によってはそういったところまでなかなか積極的な動きというのができないところもあるのかなと思います。その上で(新型コロナウイルス感染症の)第2波、第3波ということがあった場合には、また再び休校措置を取らざるを得ないということも想定されるかと思います。そうした中で県内の他の自治体ではタブレットの端末を、家庭にそういったオンラインの環境がない生徒さん、子どもさんたちにお渡しして、皆さんそういった遠隔で授業だったり先生とのやりとりができるような環境を整備しているところもありますけれども、仙台市でそういったオンラインであったり、あるいは遠隔で先生とやりとりができる環境の整備ということについて今後どういうふうに進めていかれるか、また現状がどういうふうな状況であるかということについてお聞かせください。

A14

今年度の当初予算で学校のオンライン環境についての整備に着手をさせていただきました。また、このたびの先の(予算の)補正を行わせていただいたところでは、児童生徒の1人1台のタブレットについても予算措置をさせていただきましてお認めをいただいたので、その方向で動いているところです。しかし数が数でございますので、7万7,000人つまり7万7,000台のパソコンと、各学校の、また各家庭のそれぞれのインターネットの環境をつくっていかなくちゃいけないということです。整うまでにはやはりちょっと時間がかるのだろうと思いますが、これも急いでやれるところを進めていくということです。なるべく早めに整うようにやっていきたいなと思います。

 

Q15

今回、修学旅行であるとか学校の運動会、文化祭など学校のイベントについてはどうなりそうかということを伺ってもよろしいでしょうか。

A15

私も皆さんもそうだと思いますけれども、皆さんよりも私は長く生きていますが初めて七夕まつりがなくなったり、また甲子園もなくなったり、そして学校もこんな形で長期のお休みになったり経済活動もこういう状況になったりと、こういう初めての経験であります。なかなか今まで想定してこなかったことに直面をしながらいるわけでございまして、そうですね、なかなか難しいけれども、でもやっていかざるを得ないのだというふうに、やっていかざるを得ないという言い方は変ですけれども、解決策を見出しながらやっていくのだというふうに思っています。

 

Q16

そうすると修学旅行とか主要な学校のイベントというのはやる方針だということでしょうか。

A16

子どもたちにとってもかけがえのない一年一年なのですが、それがこんな形で今までに全くないような状況に置かれています。できればそういうことが可能なようにしていきたいという気持ちはそれぞれ持っているのだろうと思うのですけれども。

(教育指導課長)

学校行事、運動会だったり修学旅行とか、教育的意義とか児童生徒の心情面にも配慮しながら、一応今のところ延期ということで今考えている学校がほとんどでございます。

 

Q17

その延期というのは、全ての行事について延期を決めている学校が多いということですか。それとも一部の行事ですか。

A17

(教育指導課長)

もう既に中止をしなければならない行事なんかもありますし、これは秋で大丈夫かなというような行事もありますし、そこはまちまちでございます。

(市長)

できれば新型コロナウイルス感染症の前の日常が戻ってくるのだったらいいのでしょうけれども、まだそういう段階にないということで、新しい日常をどのように楽しんでいくのかということになっていくのだろうと思いますし、やらねばならないことをやっていくということになるのだろうなと思います。

 

Q18

ゴールデンウイークが終わって以降、各学校から児童生徒のもとに新たな課題が出されています。多くは新しい新学期から使う予定の教科書を先取りする形の内容が多いのかなと思うのですけれども、この2~3週間の間の家庭学習の状況というのは足りない授業時数にカウントされちゃうというか、そこは履修したものだということで6月1日からスタートするのでしょうか。それとも改めて一から授業を再開するのでしょうか。

A18

(教育指導課長)

この臨時休業期間中、各学校が子どもたちに出している課題につきましては、新しい教科書の中身というよりも前年度の(学習)分がほとんど多いのかなと思います。各学校、6月1日学校再開ということで、まず3月の未指導分を行うと。その後に新年度分、新しい教科書に入っていくというような流れになるかと思います。

 

Q19

家庭学習の状況は直接授業時数とは影響しない、関係しないということですね。

もし分かればなのですが、全国の中総体(中学校総合体育大会)あるいは県の中総体も含めて中止という中で、せめて市の中総体はやってほしいという声もなくはないのですけれども、現状どういう方向性になっていますでしょうか。

A19

これも先ほどの修学旅行の質問にも通じるところですけれども、できるのだったらやはりやらせてあげたい気持ちはあるのですけれども、でもどこまでどのように可能になるのかというのは、現段階でちょっと難しいなというふうにも思うところです。

(健康教育課長)

中学校体育連盟の事務局の方では、以前にも発表したとおり延期というふうな形を現段階ではとらせてもらっておりますけれども、今後いろいろ授業が再開して、先ほど来お話のあった授業時数の確保とか、さまざまな学校でやらなければならないところも含めてそこを勘案して、あとは中学校体育連盟事務局の方としましても各中学校とかと相談しながら、どういった手だてが講じられるか否かというふうなところもこれから判断していくというふうに伺っております。