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更新日:2023年1月25日

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米国訪問を終えて(質疑応答)

令和5年1月24日

 

質疑応答の内容

Q1

シリコンバレーでスタートアップのヒントを得たとおっしゃっていましたけれども、もう少し具体的にどういったところでヒントを得たと思いますか。

A1

シリコンバレーでは大きな成功を手にする人も多くいるわけですが、その一方でスタートアップの数が多い、つまりは失敗をしても何度も何度もチャレンジができるという、そういう意味合いもあって、なるほど、かっ達に皆さんたちが切磋琢磨しながら大きな成功を手にするために努力をされているのだなということを実感いたしました。そういう意味では、いろいろな方々が競い合える、共に上を目指せるような、そういう仕組みをもっとしっかり作っていく必要があるのじゃないかというふうに思います。数多くのスタートアップを作っていくということだと思いますし、そしてまたそれを支えていく上でロールモデルとなるような、そういう人たちの意見をさまざま聞いていただくということも、とても大きな力になるのじゃないかというふうに感じたところです。

 

Q2

いろいろヒントを得たということであったり、いろいろな方とお話しされたということだと思うのですけれども、例えば仙台市でこういったことが足りないというところであったり、こういったところをまねしていきたいというような具体的な部分というのは何かありますでしょうか。

A2

この間も、仙台はスタートアップ・エコシステム拠点都市としてスタートアップの皆さま方を支援する仕組みを作ってまいりました。やはり、ユニコーン(企業)として育つようなスタートアップを育てていくためには、やはり裾野を広げていかなくちゃいけないということを強く感じましたものですから、そのことも含めて取り組みを進めていかなくちゃいけないと思っております。

 

Q3

ダラスでは今後の交流につながるような話、そのあたりで具体的に何か次の交流ですとか次の連携とかにつながるような話というのは出てきたのでしょうか。

A3

(友好都市)提携してから25年たつわけですけれども、それ以前から民間レベルでかなり深い交流があって、今も現地ダラスではお月見の会を開くことだとか、それからまた餅つき大会なども開催をしているのだそうです。餅つき、つくのは分かりましたけれども、それをどうやって食べるのでしょうかと伺いましたら、日本とまるで一緒です。仙台と同じ、ずんだ餅、あんこ餅、きなこ餅、のり餅などでして、そういうような形でずっと伝えていただくコミュニティーというのがあって、日本を大切に、仙台を大切に思っていただいているのだなということも改めて実感をいたしました。そういう意味では、仙台においてもアメリカンフェスティバルなど開催をしております。ここはコロナ(禍)で少し中断をしていましたけれども、しかし、そういうフェスを通してお互いのことを知り合うということですとか、あるいは実際に、中断しておりますけれども、青少年の皆さんたちをホームステイで受け入れていただきながら若い方々の交流を図っていただくですとか、そういう取り組みというのが重要ですねということを話し合ってまいりました。

 

Q4

ちなみにアメリカの方ですと、昨今、日本の存在感がなかなか下がっているという話も聞くのですが、中国ですとか韓国とかの方々の方が現地で、例えばロサンゼルスのトーランスですとか、もともと日本人が多かったところがアジア系の別の方々がいらっしゃる、増えてきているという話も聞いたのですが、その中で日本の存在感というのはダラスではどのように感じられたでしょうか。

A4

あちらに参りましてから市内もさまざま街並みも見て回りましたけれども、日本文化に大変強い関心をお持ちになっている方々は大勢おられるなということをじかに感じました。例えばロレックスのビルなどがありましたけれども、お城の石垣というような同じ物が、日本の石工さんが行って造られたそうですけれども、その上にビルが建っているのですね。それからまた、そのすぐそばではサムライミュージアムというふうに呼ばれるミュージアムがあって、伊達家のよろい、かっちゅうなども展示されていました。それは日本のあちこちから収集をされて展示をしているというところでして、この石灯籠を設置した場所も、まさにその地域でございます。そういう意味では、日本に対しての関心というのでしょうか、とても強くお持ちいただいているなということを実感したところです。それはやはり、民間の方々含めてですけれども、この間の両市の交流によるものではないかなということも実感をして感謝の気持ちを多く持ったところです。