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更新日:2023年3月29日

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杜の都の「歴史」と「今」と「未来」をつなぐ「仙台・青葉山エリア文化観光交流ビジョン」を策定しました(質疑応答)

令和5年3月28日

 

質疑応答の内容

Q1

(仙台・青葉山エリア文化観光)交流ビジョン策定ということで、先ほどもお話ありましたけれども、杜の都の「歴史」と「今」と「未来」をつなぐということで、歴史的にも仙台として始まりの地ということで、しかも今後10年でいろいろ整備が進んでいきます。このエリアの重要性を改めてお聞きしたいと思います。

A1

青葉山周辺は、政宗公が仙台のまちを開いた始まりの地とも言える場所でありますとともに、都心から程近くですけれども、豊かな自然、歴史的に価値のある自然も残っているところです。そして、歴史や文化や学術、自然など数多くの資源が集積する、まさに本市随一のエリアだというふうに思っています。来月(4月)26日からは、先ほどもちょっとお話しいたしましたけれども、(第40回)全国都市緑化仙台フェア「未来の杜せんだい2023」がスタートいたします。それと併せて音楽ホールと中心部震災メモリアル拠点の整備も進むことになります。それから、青葉山公園の整備、大手門の復元に向けた調査など重要なプロジェクトが動いているところでもございます。まさに杜の都を象徴する場所として、市民の方々はもとより、国内外の方々に親しんでいただける、引きつける、そんなエリアになるように磨き上げていきたいなというふうに考えています。

 

Q2

先ほどのお話の中で都心部との回遊性にも言及されていました。(中心部と)やはりどうしても川を挟んでいるということで、あとは経済界からも都心部との回遊性どうなるのだという声もこれまでも指摘されました。ビジョンとその回遊性をどうつなげていくかというのが課題となると思うのですけれども、そのあたりについてはどのようにお考えでしょうか。

A2

大きな課題は実はその2つあるのだろうというふうに思っていて、実はあのエリアの存在というのが、あの魅力というのがまだまだ十分に発信し切れていなくて、これをどういうふうに発信していくかということと、今ご指摘があったような回遊性あるいは飲食エリアや遊歩道をどういうふうにしていくのかというようなこともあって、幾つか課題があるのだろうというふうに思っているところです。中心部と確かに広瀬川で分かれてはいるわけですけれども、双子のそれこそ重要なエリアというふうな言い方もされているところでして、他の国際都市の中でも川で分断をされていながらそれぞれ魅力を発信しているところはとても多くあって、実はそういう意味では、どのように中心市街地と青葉山エリアを結んでいくのかというのは、とてもやりがいのある、そしてまた仙台の魅力をさらに引き上げていく上でも重要なのだというふうに思っています。これからいろいろな関係する方々と共々、情報共有しながら、これを成し遂げられるようにしてまいりたいと考えています。

 

Q3

今の質問に関して、逆にちょっと意地悪な視点になるかもしれないのですけれども、これまでの仙台市政にとってこの青葉山エリアを使った魅力の発信ですとか、市政課題において今までできなかった積み残されてきた課題というのは、市長どういうところにあるのかなというふうにお考えですか。

A3

まさに青葉山公園の整備を進めているところですけれども、あの地は戦後、被災をされた皆さんたちの住宅地としていろいろ多くの方々がお住まいになられたところでもございました。長い年月をかけてご理解をいただいた上でご退去いただき、別のところに居住していただくなどして、あの地域の公園整備が進められることになったわけです。そういう意味では、今まである意味でまだまだ本市としてのあの価値というのを生かし切れていなかったところが、いよいよ形になってきている、魅力を感じていただける、そんな場所になってきているということだろうというふうに思います。ですから、さらにこれを磨き上げていくために、関係する方々多くいらっしゃいますので、そういう皆さま方と協働しながら取り組みを進めていきたいなというふうに思うところです。このビジョンの目標をしっかりと形にできるようにしてまいりたいと思います。

 

Q4

大変だけれどもやりがいがあるというようなことなのですけれども、だいぶ歴代市長(の)皆さん、いろいろこの青葉山とは市として関わりがある中で、だいぶ大きな山に登るというふうに考えていいでしょうか。

A4

大手門復元に向けた調査についても着手しております。それからまた仙台城跡の石垣の修景も、下の方からも上の方からもきれいに見えるような取り組みも進めているところです。そしてまた、青葉山エリアに音楽ホールと中心部の震災メモリアル拠点の複合施設を整備するということ。それから併せて、学術都市の中心となっている東北大学のあの青葉山新キャンパスにナノテラスという次世代放射光施設も整備をされる。まさに歴史と文化と学術と自然と調和する一大エリアとして階段をずいぶん上ることになったというふうに思っています。そういう意味で、その魅力の発信とさらなる整備に努めてまいりたいと考えているところです。

 

Q5

こちらのビジョン(PDF:5,789KB)を拝見すると、資料の36ページに「エリアに関するデータ」というのがあって、仙台城跡、瑞鳳殿、博物館の観光客入込数の推移ということで、令和元年が101万人で、令和2年、令和3年と新型コロナウイルス感染症の影響で下がっています。先ほど市長、おおむね10年後のイメージというお話があったと思うのですが、おおむね10年後にどこまで回復させるか、さらにもっとどこまで伸ばすかというような具体的な数字目標は、なかなかビジョンなので盛り込めないものなのでしょうか。

A5

(交流企画課長)

「エリアに関するデータ」というところで、これは過去10年間の入込数の推移ですとか等々を36ページ以降に載せております。このビジョンの趣旨でございますけれども、このエリアが将来どのような場所になったらいいかといったところ、計画というよりかは、その一段の上のまさにビジョンとしてお示しをするという趣旨の下、ここに具体的な数値目標というものは設けてはおらないところでございました。

 

Q6

今回ビジョンということだと思うのですが、今後何らかの形で、ここまで持っていきたい、ここまで持っていくのだというその市の意気込みを何かの形で盛り込むようなお考えはありますでしょうか。今後のさまざまな計画策定ですとか、例えば総合計画に反映ですとか、そういった形で青葉山(エリア)をこういうビジョンにしたいというのは、今回でだいぶ具体化されてきたのですけど、ここをどのくらい仙台市の観光に寄与するものにしたいという数字的なものというのを示すお考えはありますか。

A6

今担当からもお話ししたように、具体的な数字についてはなかなか難しいところはあろうかと思います。しかし今般も、出だしになりますけれども、春から(全国都市緑化仙台フェア)「未来の杜せんだい2023」がスタートするし、それからまたG7の関係閣僚会合も開かれることになります。その折には多くの方々にこの地に足を運んでいただけると思いますし、まさに仙台市民の方々にも日常的に足を運んでいただける場所として認知度をさらに高めていく必要があるのだろうと思います。その絶好の機会がこの春以降巡ってまいりますので、それを生かしながらどの程度の交流人口の拡大につながるのか見ていった後に、数字が表せるものであれば表したいなというふうに思います。

 

Q7

先ほど緑化フェアの話に言及されていたと思うのですけれども、まず緑化フェアの準備、あと1カ月となりましたが、特にトラブルなく順調に進んでいるのでしょうか。

A7

順調に残り1カ月、急ピッチで整備を進めているところです。多くの方々にご協力をいただきまして、大変ありがたいところでございます。これもこの青葉山エリアということでご質問をいただいたものと思いますけれども、来月(4月)1日には大花壇の春植えの整備も多くの方々とご一緒に私もさせていただこうと考えておりまして、ぜひおもてなしをさせていただきたいと思っています。本当に花卉(かき)生産者の皆さま方、それから造園業者の皆さま方、多くの市民の方々にご協力をいただいて、残り1カ月、急ピッチで全国からのお客さまを迎えられるように対応してまいりたいと思います。

 

Q8

今、このエリアに関するアンケート調査というのを見ていて、37ページなのですけれども、エリアを訪れるときの主な交通手段で自家用車が一番多いと思うのですが、今回緑化フェアの主会場には駐車場はたしかなかったと思うのですけれども、あとまた主会場以外にも会場、市内のさまざまなところにあると思うのですが、こういう長期ビジョンではなくて、緑化フェアに関してなのですけれども、どうやって誘客を促そうというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。

A8

まずは、この青葉山公園のところには、ぜひ地下鉄を、公共交通を利用していただきたいというふうにお願いを申し上げます。それから、他のエリア(会場)を結んでいく中では、さまざまな移動手段も考えられているかと思うのですけれども、後で確認していただけますでしょうか。

 

Q9

ちょうど1年前くらいに仙台市の交流人口ビジネス活性化戦略(2024)というものが出されていまして、そこで2024年度に仙台市全体で大体650万人の宿泊客数を目指すみたいなことが書かれていましたけれども、先ほどデータは特に具体的なものは設けていないとおっしゃられていましたが、数字に関してはこの650万人というのと、1年前に出されたものと現時点のものというのはあまり変わっていないというような認識で合っておりますでしょうか。

A9

これは計画自体が、ビジョンと先ほどの交流人口の戦略と、また別の計画なものですから、仙台市内での宿泊者数を650万人泊というふうにしたいという思いと、これは青葉山エリアに対するビジョンですので、それとの直接的な数字とは限らないというふうに認識をしていただけるとありがたく思います。

 

 

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