令和5年5月23日

 

5月17日からアメリカ・ニューヨーク市を訪問いたしまして、5月21日に帰ってまいりました。現地では、「仙台防災枠組実施の中間評価にかかる国連ハイレベル会合」に出席いたしまして、本市の復興や防災環境都市としての災害に強いまちづくりやひとづくり、本市独自の枠組の中間評価の取り組みについて発表してまいりました。

セッションでは、各国政府はもとより、国際的に活動する市民団体や障害者団体、さまざまな方々によって仙台枠組の推進についての議論がなされました。世界の防災・減災の取り組みが促進されるように、今後とも東日本大震災の経験と教訓、そしてそこから生み出された知見や技術、これを広く国内外に発信していくことが、防災環境都市を標榜（ひょうぼう）する本市の重要な責務であると実感いたしました。また本市においても、市民の皆さまとともに災害に強いまちづくりを進めてまいりたいと、決意を新たにしたところでございます。

併せまして、9.11メモリアル・ミュージアムへの訪問やスタートアップ支援組織およびその支援を受けているスタートアップ2社との面談、またニューヨークの宮城県人会の方々との意見交換も行いました。

今回の訪問で得た経験、そしてその成果を、防災環境都市として災害に強くしなやかなまちづくりに生かしていくとともに、震災の経験や防災・減災への取り組みを世界に発信し続けてまいりたいと思います。今後とも国際的なプレゼンスを高めながら、世界から選ばれる都市を目指して各般の取り組みを進めてまいります。

 

仙台市長　郡　和子