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更新日:2016年9月20日

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地下鉄東西線の車両デザインが決まりました(発表資料)

(担当)交通局東西線建設本部技術課
(電話)022-712-8369

画像/リーモ地下鉄東西線の整備は、現在、トンネル等の土木工事に加え、駅舎の建築工事やレールの敷設工事等を進めており、平成27年度の開業に向けて順調に進捗しています。

この度、東西線の車両について、車両デザイナーの検討や市内高校生によるワークショップを経て、仙台の街にふさわしいデザインを決定しました。

1 デザインコンセプト及び車両デザイン概要

(1)デザインコンセプト

「自然と調和し、伊達の歴史を未来へつなぐデザイン」

山から街を抜け海へとつながる東西線の車両に、広瀬川の清流・青葉山や田園の緑・にぎわう街が調和する「杜の都仙台」、歴史への誇りを抱く市民とともに未来に向けて発展する街仙台を表現しました。

画像/仙台市地下鉄東西線2000系車両イメージ

(2)車両デザイン画像/車両デザイン

(ア)車両前面の形状

  • 「歴史」を表現する伊達政宗公の兜の「前立て」
  • 「調和」をしめす「円形ライン」

(イ)車両側面の配色

  • 上部の連続ラインは、空・川・海を表す「青」
  • 中央部のスクエアドットは、自然や人が「調和」している仙台の街を表現し、水の「青」、青葉の「緑」、街の活気や人のあたたかさの「黄」や「オレンジ」を配置

(ウ)インテリア画像/仙台市地下鉄 東西線2000系車両 インテリアイメージ

  • 車内全体は、落ち着いた雰囲気の配色
  • 座席は、伊達の粋を感じさせる「紺系」
  • 床は、開放感のある明るい配色

(エ)乗降口扉窓

  • 乗降口の扉窓は、地下鉄南北線と同じ独特の楕円形の形状を採用

【基本事項】

  • 車両の呼称は「2000系」(南北線は「1000系」)
  • 車輪式リニアモーター車両
  • 15編成60両製造(1編成は4両)
  • 車体はアルミニウム合金製で、無塗装ヘアライン仕上げ、シールでカラーリング

(3)東西線車両デザインに関するワークショップ

画像/ワークショップ平成24年8月に開催したワークショップには、仙台市立仙台工業高等学校建築科の生徒と宮城県工業高等学校インテリア科の生徒が参加しました。

東西線や仙台に対するイメージなどについて意見交換を行い、そのイメージをもとに模擬デザインを作成し、発表を行いました。

2 今後のスケジュール

車両については平成24年5月にメーカーと製造請負契約を締結しており、来年4月頃から順次製造に着手し、平成26年度に1編成目の車両を荒井車庫へ搬入した後、試運転を開始する予定です。