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更新日:2016年9月20日

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八木山動物公園で対州馬の子馬が初めて誕生しました(質疑応答)

平成28年7月5日

(1)対州馬の繁殖は国内2例目とのことだが、1例目はいつどこで成功したのか。また、現在飼育している3施設の名称を伺う

〔八木山動物公園副園長〕
1例目は、長崎県佐世保市にある九十九島(くじゅうくしま)動植物園で、平成24年3月20日に生まれています。
飼育している施設は、八木山動物公園の他に、佐世保市の九十九島動植物園と、富山県富山市にある富山市ファミリーパークという動物園です。

(2)今回の繁殖は人工授精によるものか

〔八木山動物公園副園長〕
今回は自然繁殖です。

(3)対州馬の繁殖が難しいのはどういうところか

頭数が少ないので、雄の馬と雌の馬をただ結婚させればよいということではなくて、血統をよく見極めた上で結婚させませんと、近親の結婚になってしまい、少ない頭数の中で、さらに弱い子が生まれるなどの課題があると聞いています。
〔八木山動物公園副園長〕
数が少なく、全頭が血統管理されているため、どんな雄と雌を掛け合わせてもよいということではなくて、どの雄とどの雌をという指定があります。八木山動物公園で今回繁殖した雄と雌は、血統上繁殖させてもよいという二頭になります。

(4)八木山動物公園で対州馬の繁殖に取り組むことを決めた理由は

以前、八木山動物公園で対州馬を飼っていた経過があります。そのときには雌二頭で繁殖目的ではなかったようですが、動物園として対州馬の飼育のノウハウがあり、慣れている点を評価されて、貴重なペアを八木山動物公園に預けていただいたということです。

(5)対州馬とサラブレットなどを比べた場合に、性格の違いや飼育の難しさなどの特徴はあるのか

〔八木山動物公園副園長〕
サラブレッドは体高が160~170センチメートルありますが、対州馬は125~135センチメートルくらいで、ポニーのような小さい体です。けれども、丈夫なひづめを持っており、非常に力持ちです。性格的には優しくておとなしいということで、長崎では農耕や荷物を運ぶことに使われています。粗食で、いろいろなものを食べるので、飼育は難しくありません。

(6)対州馬の頭数が少なくなった理由は

農業が機械化されて、馬が使われなくなったので、飼育する農家がなくなったためと思われます。 

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