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更新日:2017年3月31日
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3月12日、仙台国際センターにおいて「仙台防災未来フォーラム2017」が開催されました。「経験を伝える・共有する・継承する」をテーマに、仙台・東北で復興や防災・減災活動を行っている市民、地域団体、研究機関の関係者などがさまざまな取り組みを発表し、震災の経験や教訓を世界や将来へどのように伝えるかについて考える機会となりました。
フォーラムでは、震災経験の伝承、地域防災の担い手づくりなど、さまざまなテーマによるセッションが行われたほか、大学生などによるミニプレゼンテーション、防災・減災に取り組む企業やNPOなどのブース展示、被災地の女性たちによる手仕事品の販売などが行われ、各会場を訪れた約1,000人の参加者は熱心に聴講や見学をしていました。
3月15日、宮城県仙台地区LPガス協議会および一般社団法人宮城県LPガス協会と「災害時におけるLPガス等供給協力に関する協定」を締結しました。
これは、災害の発生によりライフラインが途絶した場合、炊き出し用燃料として、本市が開設した指定避難所等にLPガスおよび付随する資機材を供給してもらうものです。
市では今後も、災害時の課題の解決に向け、さまざまな機関との連携を推進していきます。
東日本大震災の発生から6年となる3月11日、若林区文化センターで追悼式が行われました。会場には、ご遺族など約300人が参列。政府主催の追悼式が中継され、地震発生時刻の午後2時46分に全員で黙とうをささげました。
奥山市長は「犠牲となられた方々の思いを心に刻みながらさらなる復興を目指すとともに、来るべき未来においても、このまちが一層の輝きを放つよう、全力を挙げてまちづくりに取り組んでまいります」と式辞を述べました。その後、南材木町小学校の「南の星合唱団」の皆さんが心を込めて歌をささげました。
また、会場と各区等に設置した献花場には、合わせて約5,300人の方が追悼に訪れました。
市では、今後新たに有権者となる高校生を対象に、選挙の仕組みや投票参加の意義について理解を深め、政治や選挙への関心を高めてもらうため、選挙出前授業を実施しています。本年度は、昨年6月から計14回の出前授業を行いました。
3月3日に仙台高等学校で行われた授業には、1・2年生約560人が参加。選挙の仕組みについての講義のほか、NPO法人「ドットジェイピー」に所属する大学生が候補者役を務める模擬投票などを実施し、参加した生徒たちは真剣な表情で受講していました。
市では、4月1日付で組織改正を行いました。福祉施策の着実な推進、児童虐待対策や子どもの貧困対策の強化、ごみの減量・リサイクルの推進等のための組織体制を整えました。主な組織改正は次のとおりです。
「みんなの家」がお引っ越し
東日本大震災の発災後、住まいを失い避難を余儀なくされている被災者の方々に、少しでもほっとできる憩いの場を提供したいとの願いから始まった「みんなの家」プロジェクト。その第1号は、平成23年10月に宮城野区福田町南1丁目プレハブ仮設住宅地内に建てられました。提唱したのは、せんだいメディアテークの設計者・伊東豊雄氏など5人の建築家による「帰心の会」の方々。実際の建築の際には、伊東氏がコミッショナー(最高責任者)を務める「くまもとアートポリス」事業のご縁で、熊本県や同県の建築関係団体等から多大なご支援をいただきました。
建設に向けた意見交換の中で出された仮設住宅入居者の方々の「外で腰掛けられる縁側が欲しい」「ひさしを付けてほしい」などの声が一つ一つ形となり、かわいい縁側付きで木の香りが漂うみんなの家が誕生したのでした。柱と梁(はり)が無いせんだいメディアテークのような斬新な設計で知られる伊東氏が設計したみんなの家が普通の和風建築であったことは、建築業界の中でも話題になったそうですが、伊東氏は「作品と呼ぶようなものでなくても、つくり手と使い手が一つになって建築を完成させることができれば、それが幸福」と意に介していないようです。
オープン後は、茶話会や手芸の集い、芋煮会など住民の方々の親睦と交流の場として親しまれてきましたが、昨年10月には全ての方が新しい住まいへ移られ、みんなの家も当初の使命を終えることとなりました。通常はこのまま解体となるのですが、被災3県に15棟立つみんなの家の第1号であることや、支援してくださった皆さんの気持ちを大切にしたいとの思いから、なんとか移築できないかと引っ越し先を探した結果、新浜地区のコミュニティ消防センター跡地に移転することとなりました。昨年12月から移転工事が始まり、この4月には、新たに「新浜みんなの家」として再出発します。
現地再建の高い志を持って活動を続けている新浜地区の皆さんと、それを応援する皆さんを中心に、これからも大勢の方々の出会いと交流の場となることを期待しています。
仙台市長奥山 恵美子
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