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更新日:2017年3月31日

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平成29年度仙台市の主要事業・平成29年度予算のあらまし

平成29年度予算のあらまし

 一般会計・特別会計・企業会計を合計した市全体の予算規模は1兆1,109億円で、前年度比199億円増加し、震災以降引き続き1兆円を超える高い水準となりました。
 一般会計では、県費負担教職員権限移譲に伴う教職員の給与等の増などによる教育費の増加や、子ども・子育て支援関連経費の拡充等による健康福祉費の増加などにより、前年度比409億円増の5,476億円となりました。
 また、特別会計は公債費の減少などにより101億円減少し、企業会計は下水道事業における復興事業の進捗に伴う工事費の減少などにより、109億円減少しました。

  • 一般会計…特別会計、企業会計以外の全ての歳入・歳出を経理。行政運営の基本的な経費を計上する会計
  • 特別会計…国民健康保険や介護保険など、その事業に要する経費が保険料など特定の収入で原則賄われる会計
  • 企業会計…民間企業と同じように原則としてサービスの提供で収益を上げ、その収益で費用を賄う事業の会計。仙台市には下水道、バス、地下鉄、水道、ガス、病院の各事業があります
平成29年度の会計別の予算規模

 

平成29年度(前年度比)

一般会計

5,476億円(409億円増加)

特別会計

3,213億円(101億円減少)

企業会計

2,420億円(109億円減少)

合計

1兆1,109億円(199億円増加)

歳入 県費負担教職員権限移譲に伴い国庫支出金などが増加

 市税収入は固定資産税の増加などにより、前年度に比べて20億円増加しました。また、県費負担教職員権限移譲に伴う給与等の財源として、新たに県民税所得割臨時交付金、分離課税所得割交付金が交付されるほか、国庫支出金、地方交付税等が増加しました。

歳入内訳(一般会計)(単位:億円)
※〔 〕内の数字は平成28年度当初予算の金額

図:歳入内訳(円グラフ)

歳出 義務的経費は増加、投資的経費は微減

【目的別の歳出】 少子高齢化の進展を背景として、子育て支援や障害者福祉など社会福祉に要する費用である健康福祉費は前年度比37億円増の1,932億円(35.3%)と最も大きな割合を占めました。次いで県費負担教職員権限移譲に伴う給与等の増などにより教育費が889億円(16.2%)、土木費が810億円(14.8%)となりました。

【目的別】歳出内訳(一般会計)(単位:億円)
※〔 〕内の数字は平成28年度当初予算の金額

図:歳出内訳(円グラフ)

【性質別の歳出】 人件費、社会保障給付等の扶助費、借入金の返済である公債費を合わせた義務的経費は、県費負担教職員権限移譲に伴う給与等の増などを受けて、前年度に比べて487億円の増加となりました。
 また、投資的経費は前年度と同程度の規模となりました。

【性質別】歳出額(一般会計)の推移(単位:億円)

図:歳出額(棒グラフ)

将来にわたり人々をひきつけ、活力を持った都市づくりのための財政運営

 本年度は、本市が重点的に取り組むべき政策の方針として平成27年12月に策定した「政策重点化方針2020」に基づく政策に予算を重点配分するとともに、復興に向けた継続的な課題への対応を図ったところです。また、税収の増加にもつながる地域経済の活性化、公共施設の長寿命化や計画的な更新を着実に進めるなど、中長期的な財政運営を見据えた取り組みのさらなる充実を図りました。
 震災の経験を踏まえ、東北を力強く牽引(けんいん)する都市へと本市を発展させながら、確かな明日に向けた歩みを続けていくために、引き続き財政基盤の強化を図っていきます。

 

予算についてのお問い合わせは
財政企画課 電話214・8111、ファクス262・6709、または市ホームページで検索