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更新日:2016年9月20日

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有害化学物質対策 PRTR(3.市民のみなさまへ)

PRTRデータを利用することで、関心のある人は誰でも自分の気になる物質の排出量や、身近な地域で多く排出されている物質を調べることができます。市民、企業、行政のすべてが同じデータを共有できるというPRTRの利点を活かし、興味のある化学物質について様々な集計を試みて下さい。

(1)PRTRデータの入手方法

国をはじめ、都道府県や企業、NPOなどがそれぞれPRTRデータを集計し、その結果をインターネットや冊子などを通じて公表しています。また個別事業所のデータは、国に開示請求すれば誰でもCD-Rやフロッピーディスクなどの媒体で入手することが可能です。

市民グループが提供する情報

NPO法人有害化学物質削減ネットワーク(外部サイトへリンク)
国から開示されたPRTR届出データなどを検索する「PRTRデータベース検索」などを提供しています。

環境省が公開している情報

PRTRインフォメーション広場(外部サイトへリンク)
個別事業所のデータや集計結果に関する情報を見ることができます。

開示請求について

事業者から届け出られた情報については、国に開示請求をすることで誰でも手に入れることができます。
環境省、経済産業省と他の事業所管省庁(防衛庁、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省)に開示請求を受け付けるPRTR開示窓口が設置されています。
※環境省開示請求の手続きのページ(外部サイトへリンク)

開示される情報

事業者から届け出られた情報は、個人情報等を除き、すべて開示の対象となり、下記の情報が入手できます。

事業者、事業所に関する情報(名称、所在地等)
事業所における第一種指定化学物質の排出量・移動量に関する情報

  • 第一種指定化学物質の名称
  • 公共用水域への排出量及び排出先の名称
  • 下水道への移動量
  • 事業所外への移動量

開示請求は、開示請求者の氏名及び住所、開示請求しようとする事業所の名称及び所在地、その他の開示を希望する事業所を特定するのに必要な事項を明らかにして行います。また、特定の事業所に限定せず、ある年度に届出のあったすべての事業所のデータを請求することもできます。開示の方法は、用紙による交付、電子媒体(フロッピーディスク又はCD-R)による交付のうち、いずれかの方法を選択します。

電子媒体により交付される事業所のデータの電子ファイルは、CSV形式で提供され、データベースソフトや表計算ソフトの多くで読み書きができ、開示請求者が独自に表を作成したり、集計・分析等を行うことが可能です。
(注)CSV形式:項目の間をカンマで区切ったテキスト形式のデータ形式

開示手続きの流れ

開示手数料

開示請求には以下の手数料(収入印紙)が必要です。このほか、郵送による手続を希望される場合は、必要な額の郵便切手を添付した封筒が必要です。

開示請求の方法と手数料一覧

内容

開示媒体

手数料額算出方法

事業所を検索して開示

用紙(A4)

紙1枚につき20円

フレキシブルディスク
カートリッジ(FD)

FD1枚につき80円+0.5MBまでごとに260円

光ディスク(CD-R)

CD-R1枚につき200円+0.5MBまでごとに260円

年度の全データを開示

光ディスク(CD-R)

CD-R1枚につき200円+200MBまでごとに900円
なお、平成13年度~平成18年度全データと平成19年度を併せて
1枚のCD-Rに収録したものを2,000円で開示しています。

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(2)化学物質削減のためにできること

イラスト

開示請求したデータの中に近くの事業所のデータがあったから、
そこに質問してみたよ!

イラスト

自分の住んでいる地域のデータを地域の集会でみんなで検討してみるのはどうだろう?

イラスト

継続して毎年データを集めて化学物質排出量の増減を調べてみる。

関心を持つ・データを見る

新聞やテレビのニュース、自治体の広報紙、企業や自治体の説明会など、PRTRの結果を目にする機会は少なくありません。まず、データを見ることから始めてみましょう。すべてを理解できなくとも、実際にデータに触れてみて「難しい」「分からない」といった感想を持つだけでも十分です。

  • 新聞、テレビ、行政、企業などいろいろな情報源から情報を得る
  • 疑問に思ったこと、わからなかったことはメモにして整理する

疑問に思ったことや分からないことを調べる

インターネットや図書館などを利用して自分で調べるだけでなく、同じような関心を持つ人たちと一緒に勉強会を開催する、企業や自治体の説明会などに参加して、分からないことを質問してみるといった方法もあります。
化学物質による環境リスクに関する正確な情報を、市民、事業者、行政が共有しつつ意思疎通を図ることをリスクコミュニケーションと呼びます。説明会・勉強会などによる意見交換もリスクコミュニケーションの一つです。

  • 疑問に思ったこと、わからないことを誰かに聞いてみる
  • 企業や行政の説明会・勉強会などに参加してみる

毎日の暮らしを見直す

PRTR制度では、家庭や自動車などから排出される化学物質の量も推計され、公表されます。例えば、ベンゼンは自動車の排ガスやガソリンなどに含まれていますし、p-ジクロロベンゼンは家庭で使用される衣類防虫剤の主成分です。このように私たち自身の暮らしから排出される化学物質も少なくありません。

  • 必要なものを必要な分だけ
    化学物質をまったく利用せずに日常生活を送ることはできませんが、毎日の暮らしのなかで化学物質の使用や排出を減らす機会も意外と多いものです。まずは必要以上に買ったり、使ったりしないよう心がけてみてください。
  • 捨てる時にはルールを守って
    さまざまな化学物質を不注意に環境中に排出することのないよう、使った後は表示された方法に従って廃棄しましょう。
  • 環境への負荷が少ない商品を選ぶ

どんな物質が使用されているのか表示を見て確認したり、リサイクル可能な商品を選ぶなど、商品を買う段階で今よりも少しだけ環境への影響を気にかけてみて下さい。消費者のこうした行動は、企業をより環境に配慮する方向へと変えていくことにもつながります。

PRTRについてもっと知りたい方は・・・

環境省作成の「PRTRデータを読み解くための市民ガイドブック」(外部サイトへリンク)
をご覧ください。

(3)PRTRデータ化学物質関連マップ

環境省 PRTRデータ地図上表示システム(外部サイトへリンク)
独立行政法人 製品評価技術基盤機構 PRTRマップ(外部サイトへリンク)

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お問い合わせ

環境局環境対策課

仙台市青葉区二日町6-12二日町第二仮庁舎5階

電話番号:022-214-8221

ファクス:022-214-0580