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更新日:2024年3月14日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
当園のイヌワシ「阿賀野・福井」ペアは、今回も昨年末から本格的な繁殖シーズンを迎え、頻繁に交尾行動が観察されるようになりました。メスの「福井」の警戒心も一層高まり、イヌワシ展示場前のフェンス近くへ給餌に来た飼育員への威嚇や攻撃行動も頻繁に見られるようになってきました。
昨シーズンは1卵産んだものの、卵の状態が悪く孵化まで至りませんでした。そこで今年は産卵に向けて早めにたくさん巣材を入れ、栄養不足にならないようサプリメントの添加やエサの量を調整し、できるだけストレスをかけないような環境作りをより一層心掛けてきました。
これまでの傾向で産卵は2月上旬が多く、1月下旬頃から次第に巣箱内に「福井」が留まっている時間が長く見られるようになり、もうそろそろかと、担当飼育員は毎日期待して何度も録画モニターで巣箱の確認を行っていました。
そんな中、2月4日に抱卵している「福井」を確認しました。そして5日後の2月9日に2卵目も確認できました。録画で確認すると2卵とも17時30分頃に産卵していました。
福井が産んだ2卵
メスの「福井」が主に卵を温め、エサを食べる時などはバトンタッチしてオスの「阿賀野」が温めます。「福井」はもちろん「阿賀野」も、モゾモゾと体を小さく左右に動かし、卵の位置を確認しながら上手に卵を温めます。この日は10分弱の短い時間で「福井」は餌を食べ終え、すぐに巣に戻り「阿賀野」と交代して再び抱卵していました。
阿賀野(オス)が抱卵しているところ
福井(メス・右)がエサを食べ終わり、阿賀野(オス・左)と抱卵を交代するところ
福井(メス)が抱卵しているところ
イヌワシの卵は42日前後で孵化するため、このまま順調に進むと3月半ばに産まれる予定です。引き続き温かく見守っていただけたらと思います。
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
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