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更新日:2016年9月20日

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第1回 テーマ 「復興×若者×まちづくり」【実績報告】

せんだい市民カフェ 第1回「復興×若者×まちづくり」実施報告

1.趣旨

これからの震災復興まちづくりについて、その重要な担い手となる若い世代の意見を聞き、まちづくりの新たな可能性を見出していくため、震災復興まちづくりをテーマに若者同士が気軽に語り合える場として開催しました。

2.行事概要

  • (1)日時 平成23年7月24日(日曜)13時から16時30分
  • (2)場所 仙台市市民活動サポートセンター 地下1階 市民活動シアター
  • (3)主催 仙台市市民公益活動促進委員会、仙台市

3.実施結果

(1)参加者

総参加者数 約70名
内訳 参加者35名(社会人8名、大学生25名、高校生1名、中学生1名)ファシリテーター1名、テーブルホスト8名、その他見学者 多数

(2)プログラム

  • 開会
  • 市長あいさつ
  • 趣旨・流れの説明
  • ワールドカフェ
  • 語り合いのじかん
  • 発表と対話のじかん
  • 市長コメント
  • 閉会

4.ワールドカフェ結果

※ワールドカフェとは?
カフェのようなリラックスした雰囲気の中で、気軽に語り合う。メンバーの組み合わせを替えながら、少人数での話し合いを重ねることで、多くの参加者と意見交換ができる手法です。

(1)語り合いのじかん

復興まちづくりについて、「若者の可能性は?」、「何を大事にして、どう進めればいい?」をテーマに、15分の語り合いを3回実施しました。その際、2クール目は、ホスト以外が他のテーブルに散らばり、1クール目で語り合った内容を各自で報告し合ったのち、語り合いをしました。3クール目は最初のテーブルに戻り、同様に報告と語り合いを行いました。
語り合いの後、各自が語り合いを通して大事だと思ったことを、A4の紙1枚に20字程度でまとめ、その紙を持って会場内を回遊し、他の参加者と意見の共有をしました。その後、意見の似たメンバーで新にグループをつくり、グループごとに模造紙に意見をまとめる作業を行いました。

(2)発表と対話のじかん

グループ意見をまとめた模造紙をパネルに貼り出し、ポスターセッションのような形式で、各グループ同時並行で説明役がパネルの説明をしました。参加者はそれらを自由に見て歩き、説明役に質問をしました。

(3)市長コメント・意見交換

ファシリテーターから市長に問いかける形で、パネルに貼り出されたグループ意見についてコメント。その後、参加者との意見交換を行いました。

写真

写真/会場の様子1

語り合いのじかん1

写真/会場の様子2

語り合いのじかん2
(語り合いの中の落書きメモ)

写真/会場の様子3

語り合いのじかん3
(模造紙に意見をまとめている様子)

写真/会場の様子4

発表と対話のじかん

写真/会場の様子5

市長コメント
(参加者から市長へ質問をしている様子)

写真/会場の様子6

集合写真

5.参加者の声(アンケート等からの抜粋)

「せんだい市民カフェ」に参加した理由

  • 同世代の方とこのように語り合う機会はあまりないと思ったため。
  • 語り合いを通して改めて自分の思いを見つめ直したかった。
  • 自分も震災復興活動に携わっているが、自分以外の若い人たちがどのような思いを持って、どのような活動をしているのか知りたかった。

「せんだい市民カフェ」の内容について

  • 最初は緊張したが、すぐになごやかな雰囲気になり、楽しく語り合うことができた。
  • 同年代と話す機会はありそうでなかったのでよかった。
  • 想像以上に様々な立場の方が集まっていたこと、そして形は違えど、これほど多くの人が復興について、仙台について真剣に考えているのだと知れたことは、非常に大きな学びだった。
  • お互いに話し合う場の必要性を改めて実感した。新しい視点、発見もあった。
  • 非常に楽しく会話ができてよかった。ただ、今後の流れが不明なので、少し不安になった。

「せんだい市民カフェ」に期待することや要望等

  • 若者だけの語り合いの場のほかに、様々な年代での語り合いの場も設けていただきたい。
  • ぜひ今後も続けて開催してほしい。今回の参加者など、カフェの運営に若者が入れるといい。
  • 今回の内容が単発にならないようにしてほしい。また、何らかの形で成果が見える仕組みがあるといい。
  • 今回は最後に同じ意見の人同士で集まったが、それまでのグループで話していたことをより深めるほうがよかった。同じ考えの人同士と言えど、議論が最初に戻ってしまった感じがした。また、今回のテーマは、「まちづくり」と対象とする範囲が広く、どのグループもソフト面での議論に終始してしまった感もある。もっとテーマが絞られると、話が深められるように思う。

復興のまちづくりについての思い、取り組みたいこと、未来の仙台に期待すること

  • 本日参加して、しっかりと未来について語れることが、先の見えない復興に灯りをともすものだと感じた。学生だからこそできること、できないことについて懸命に考えようと思う。
  • 縦も横も自由につながれるような場をもっと増やす活動をしたいと思った。まさに今日のワールドカフェを継続して行うだけでも、参加者がそれぞれの場で電波塔となって人々をつなぐことができるかもしれない。できるところからはじめたい。
  • 若い世代に力がかかりすぎないようにしたい。若者が全員健康ではないので、強制することのないやり方をとっていこうと思う。
  • 意見交換の中で話されていた、「防災教育-生きていく力を身につける」ということに共感した。それに通じるもので、「子どもが遊ぶこと」を大切にしたまちの実現をしていきたい。危険だといって自分で乗り切る力が育まれない世の中になりつつあると思う。「自分で~をやってみたい」を支えられるまちにしたい。

6.まとめ

ワールドカフェにおける語り合いや、グループ発表の際のやりとりは非常に活発で、盛り上がりました。閉会後も多くの参加者が残り、連絡先の交換や、次に集まる打合せをするなど、参加者同士が今回の行事をきっかけにつながりを深めていこうという動きも見られました。アンケートの中でも、「所属の違う同世代と語り合う機会はなかったので、新鮮で、実りあるものになった。」、「多くの人が参加していて、刺激をたくさん受けた。」、「いろいろな意見を聞くことができて有意義だった。」との声を多くいただきました。
アンケートでの今後の意見として、「継続して開催して欲しい」、「運営にも入れれば」、「若者に限定したもののほかに、幅広い世代での語り合いの場も欲しい」などの意見も多く、これからの仙台の復興まちづくりに対する積極的な思いが伺えました。

若者の活動に関するリンク

「せんだい市民カフェ」に参加した若者の皆さんの活動です。ぜひ、ご覧ください。

お問い合わせ

市民局市民協働推進課

仙台市青葉区二日町1-23 二日町第四仮庁舎2階

電話番号:022-214-1089

ファクス:022-211-5986