更新日:2019年8月1日

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放射光施設の活用事例を創出するトライアルユース事業を開始します(質疑応答)

令和元年7月31日

 

質疑応答の内容

Q1

対象者を東北地方の事業者、法人とした理由を、市内だけではなくて東北地方にした理由を改めて教えてください。

A1

仙台が東北全体の経済のけん引役となるということが、やはり大きな意味を持っているわけでして、そのためにも仙台だけではなくて東北地域に事業所を置く皆さんたちを対象にさせていただきました。関心をお持ちの方々が多くおられるのではないかと思います。ぜひ応募をしていただきたいと思います。

Q2

「SPring-8(スプリングエイト)」(大型放射光施設)を見学しに行ったということだったのですが、放射光施設が今度仙台市では青葉山という仙台市の中心部からほど近いところに建設されると思うのですけれども、「SPring-8」との違いと、青葉山に建設されることの優位性みたいなものを感じたことがあれば教えてください。

A2

「SPring-8」は兵庫県の播磨科学公園都市というところにつくられております。大変広大な施設でもあり、その公園都市の中にはさまざまな施設もあるわけなのですけれども、いかんせん交通の便がいまひとつでありました。新幹線の相生駅からバスで行くという、そういうところでありまして、利便性、交通アクセスの良さというのは、仙台のほうが随分と利便性も良いものですから、可能性は高いのではないかなというふうに実感してまいりました。

 

Q3

建設されればたくさんの研究員が来られると思うのですけれども、そうした人たちに、中心部に近いことによって得られる効果みたいなものを感じたことがあればというのと、あえて課題があるとすればどんなことを感じたかも、あれば教えてください。

A3

まず「SPring-8」は世界最高峰の施設でございます。海外からも多くの研究者の方、またあるいは産業界の方々が実際にこの施設を使っておられました。宿泊施設もすぐそばにあって、泊まり込みでやっておられる様子も見させていただきました。
そういう意味では播磨科学公園都市も大変世界から注目されている施設であって、今度仙台につくられるのは、この播磨にある施設よりはエックス線の分野でとても優れているというふうに聞いております。またいろいろ違った使われ方もできるのだろうなと思いますし、研究者の方々含め、産業界からも大変熱い注目を集めている施設であるというふうに認識しております。これをとにかく令和5年度に実際に使うことができるようになるわけですけれども、この施設を多くの皆さんたちに使っていただきたいという思いで、今回このトライアルユース事業を進めるわけです。
今なぜそのように申し上げたかと言うと、研究機関の方々にとっては大変ポピュラーな施設になっているのだろうというふうに思います。しかしここは実は産業界からも、先ほども申し上げましたけれども、商品開発にも大変有効な施設であるということが立証されているわけです。中小企業であっても十分に自社の商品開発あるいは販路を広げていく上でも重要な施設であるということを身近に感じていただいて、利用促進するためにもぜひ「SPring-8」を使ってもらいたい、そしてその可能性の広がりを感じてもらいたい、このように思っているところです。

 

Q4

「SPring-8」を視察して、具体的に中小企業、民間の方が活用している事例で一番感銘を受けたというか、仙台でもできるのではないかと思った具体的な事例とかというものはありますか。

A4

「SPring-8」の放射光施設で開発されたものの中には、皆さんもご存じかもしれませんけれども、大変摩擦効果が高い、そういうタイヤの開発にも寄与したということもありますし、それからまた虫歯の予防につながるガムの開発というのでしょうか、こういうものにもつながったというふうにも聞いております。もちろんいろいろな半導体の分野でのさらなる基盤の開発ですとか、いろいろなものに活用できると思うのですけれども、それは実際に使ってみて、その可能性を感じてもらえるということになるんじゃないかと思うのです。例えばお酒等々の成分をいろいろ分析したりとか、もうさまざまなことに活用できるというふうに聞いております。

(イノベーション推進担当課長)

ただ今市長から申し上げた幾つかの例につきましては、比較的大手の企業様が取り組んだ例ということでございまして、先ごろ視察をした中で実際にこういった中小企業が具体のこういう開発をしたというところまでは、その視察の時点ではお話はなかったのですけれども、ただ視察の際に、いろいろなそういう大手の開発に際して地元の精密加工を行う企業がそのお手伝いをしたりとか連携して取り組んだりとか、そういうお話がありました。
そういう意味では、私どもの地域にもいろいろな材料関係とかそういったことに取り組む企業さんがいらっしゃいますので、本地域での次世代放射光を使った開発に地元の材料関係ですとか、精密加工ですとか、そういう企業の方々が関連していく、そういう可能性はあるのかなというふうに考えております。