ページID:46718

更新日:2020年3月25日

ここから本文です。

市立学校の授業開始に向けた準備を進めます(質疑応答)

令和2年3月24日

 

質疑応答の内容

Q1

学校再開の件なのですけれども、先ほど感染者がいた場合は対応を考え直すみたいなお話があったと思うのですが、再開の条件なのですけれども、感染者が1人でも出た場合は全市立学校で再開しないというような考えになるのか、そういった条件はどんなふうに考えていらっしゃるのでしょうか。

A1

新たな感染者が分かった場合ということですか。それはそのときの状況にもよるかと思いますけれども、今のところ、そういう新しい感染者が発生することを想定していたのではいつまでも学校再開の準備が整いませんので、今はまず4月8日の再開に向けて準備を進めるということでございます。
その上で感染する人が発生した場合、それにつきましてはその都度判断させていただこうと思います。
いずれにせよ、今、落ち着いている状況ですので、このままであれば再開は可能と判断をしたところでございます。

 

Q2

区ごとの対応とかにもなる可能性はありますか。

A2

仮定の話になりますけれども、感染者がどこにお住まいであるとか感染経路がどうであるとか、あるいはまた居住地がどの地域なのでそれ以外は可能かということ、さまざまなことを判断していかなくちゃいけないと思います。
現段階で感染をされた方のプライバシーの保護も併せ、市中感染の恐れなど、総合的に勘案して判断をさせていただくことになろうかと思いますので、現状のところではこれ以上のことはお答えすることは難しいと思います。

 

Q3

部活動等の再開はどう考えていらっしゃるのか教えてください。

A3

部活動に関しましては、3月19日の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議と文部科学省の通知によって、当面の間は春季休業期間中であっても自粛を継続してほしいという意向が示されています。
専門家会議を踏まえた新たな通知、今朝届いたばかりですので、これも改めて見させていただいた上での判断になりますけれども、なかなか今の状況の中で学校がまだお休みをしているわけですから、なかなかここを再開するというのは難しいのではないかというふうには思うところですが、今回の通知の中に、私もちょっと今手元にありますが、熟読はしておりませんものですから、申し訳ないです。

Q4

8日からはどうされるのでしょうか。

A4

8日からにつきましては、これも改めて再開の可否を検討することになるのだと思いますけれども、通知をまずは読ませていただきます。

(健康教育課長)

8日からにつきましては、このままでいきますと通常どおりの授業再開ということで、部活動も含めて、直ちに通常どおりというわけにはいかないかもしれませんが、部活も学校活動の一環として徐々にやっていくようになると思います。

 

Q5

授業開始の始業式が8日という意味でしょうか。あと入学式は同じ日なのか、前の日とか、大体決まっているところがあれば教えてください。

A5

(教育指導課長)

まず始業式につきましては4月8日、小中学校ということになります。
それから小学校の入学式は4月8日、翌4月9日が中学校の入学式ということになります。

 

Q6

先ほど参観者の人数を制限してというふうにおっしゃったと思うのですけれども、具体的にはどういった形を想定していらっしゃいますか。

A6

(教育指導課長)

入学式についてですけれども、学校を再開することになったことを受けまして入学式を実施いたしますが、今般の状況を踏まえまして、式の簡素化による時間短縮、それから参加者を入学生と保護者1名ないし2名以内と、それから教職員等に限定するほか、感染防止策をとった上で実施するよう、本日、各学校に通知をいたします。
具体的には式辞の言葉等を短くするなどして時間を短縮、簡素化を図るといった方向で考えております。
また参加者を限定することによりまして、会場の椅子の間隔を空けて参加者間のスペースを確保して実施したいと、このように考えてございます。

 

Q7

卒業式では見送った保護者の出席なのですけれども、今回、入学式では1名から2名と限定しながらも認めた理由というのはありますか。

A7

小学校1年生です。初めての学校生活に入るわけで、保護者の方と、また学校といろいろとどういうような状況なのかというようなことも情報共有しなければいけないこともあるのじゃないかなというふうに思います。そういうことに配慮したものではないかと思うのですけれども。

(教育指導課長)

卒業式との大きな違いとして、入学生の状況を十分学校側が把握し切れていないと、そういったことがございますので、今回は保護者にも参列をしていただくという判断をしたところでございます。

 

Q8

今日、文部科学省から通知も来たということだったのですけれども、正式決定というのは、今の段階ではまだ正式決定ではないということでしょうか。

A8

いや、4月8日から再開するという決定で準備を進めるということです。

 

Q9

実際に学校で授業を始めるに当たって、教室での何か配置だったりとか消毒液とか、何か具体的に始めるに当たってこういう準備をしますというようなことが、今、発表できることがあれば教えていただきたいのですが。

A9

やはり感染拡大を防止していかなくちゃいけない状況には変わりがないので、そのように対応するというふうには思います。

(健康教育課長)

まず既にやっているところでもあるのですけれども、手洗いの徹底、咳エチケット、小まめな換気というのは、これは3点セットのような形で対応は引き続きやっていきます。
あと、登校されるときに各ご家庭の方にご協力をいただきながら、お子さんの体温を毎日測っていただきまして健康観察、こういったものはご家庭でも留意してもらって無理をさせないで登校、あとは学校に来て具合が悪くなったりした場合にはすぐ帰ってもらうとか、そういった対応について引き続きやっていきたいと思っております。

 

Q10

今マスクが非常に足りない状況になっているということで、もし各ご家庭でマスクがないというようなことで、何か登校するときに支障があるとか、そういう場合に学校の方でマスクを児童向けに配布するとか、そういう措置とかは考えていらっしゃるのでしょうか。

A10

これは、もちろん保護者の方がマスクをさせて登校させるということであれば、それはそれでご家庭でご準備をいただくことになるのだと思います。学校側から配布をすることはないというふうに思います。

 

Q11

お子さんの体温を測っていただいて健康観察するということなのですけれども、例えばちょっと体調に不安があるので欠席したいというお子さんには、例えば出席停止、欠席扱いしないとか、そういう手当てはするのでしょうか。

A11

その方向です。

 

Q12

欠席扱いにはしないと。あくまで具合の悪い人はということですね。

A12

その方向です。

 

Q13

この資料を見ますと、3月19日に行われた国の専門家会議の状況、提言を踏まえというふうに書かれていますけれども、文部科学大臣の学校再開の指針を受けて今日、再開に向けた準備を発表したというタイミングになると。文部科学大臣のガイドラインを受けてということではなくて、あくまでたまたまそのタイミングと今日の準備を進めますという発表が重なっただけなのでしょうか。

A13

専門家会議でのいろいろな見解を踏まえて、本市としてどのようにしたらいいのかという検討がスタートしております。
そういう中で今日、文部科学省からも学校の再開に当たっての通知が来たということです。
準備をしていましたけれども、さらに文部科学省からもいろいろな方向性が示されたということを受けて、今日ここで発表させていただいております。

 

Q14

文部科学省からの通知を受けて発表というわけではないわけですね。

A14

そうですね。19日の専門家会議のいろいろな方向性が示された後に、それでは新年度どういうふうにするべきかということを教育委員会の方でいろいろ検討を重ねた上で、4月8日から再開するという方向でいろいろ準備を進めていくということになったわけです。
文部科学省でもその専門家会議を受けてどのようにするか、その方向性を示すということですから、これはどちらが後先ということでもなく同一なものであろうというふうに認識してもよろしいのではないかと思いますけれども。

(健康教育課長)

(文部科学省の通知は)まだ到着したばかりで読み込み不足の部分もあるのですが、大きく分けまして学校再開のガイドラインというのがまず1点大きくございまして、その他に臨時休業の実施、再開して、また臨時休業しなくちゃならない、そういった場合のガイドラインと2点、大きく分けられております。
その中には今日の記者発表資料にあるような、そういったさまざまな学校再開に向けての留意点とか、そういったものがより詳しく載っているような状況でございます。
まだ細かくは見ていないのですけれども、そんな状況でございます。

 

Q15

臨時休校で学習内容がちょっと足りなくなった部分があると思うのですけれども、新年度、そういったものを補うために何か対応とか対策というのは考えられているのでしょうか。

A15

未指導の状況の実態というのを既に調査を済ませております。小学校、中学校、それぞれ各学年によっていろいろあるようですけれども、でもこれは大体大丈夫、新年度に繰り越していって2.5単位ぐらいあるいは2単位ぐらい、1単位ぐらいと、それぞれさまざまなようですけれども、すぐさま対応できるというような、その方向だと聞いております。

(教育指導課長)

各学校の方に未指導の状況について調査をいたしました。
小学校におきましては未指導分の1教科当たりの平均時数、低学年で約2単位時間。1単位時間は45分ということになります。中高学年で約2.5単位時間ということになっています。6年生については卒業を見据えまして前倒しで授業を行っていたこともありまして、1単位時間程度となっております。6年生での未指導分につきましては、進学先の中学校に引き継いで指導を行うことにしております。
中学校につきましては未指導分の1教科当たりの平均時数、約3単位時間となっております。3年生につきましては中等教育学校を除く全ての学校において、全て指導が完了しているという状況でございます。
引き継ぎ等をしっかり行って、各学校の実態に合わせて、年度初めに補充学習のための指導時間をまとめて確保する方法、あるいは進級後の学習内容と関連させながら年間を通じて補充する方法など、そういったさまざまな方法で補っていきたいというふうに考えてございます。

 

Q16

給食も再開になると思うのですけれども、対面しないで食べるとか、そういった工夫をしている学校もあるというふうに伺っているのですが、仙台市の学校では何か対策等考えていらっしゃいますか。

A16

これも新年度の計画どおりの給食、通常どおり実施する方向でありますけれども、配膳のときには教職員の方々に主に立っていただいたり、あるいは(配膳の係の)子どもさんたちにはしっかりとマスクを着用させる、あるいは食べるときには対面で食べるのではなくて、黒板の方、前の方を向いて食べるというような、そういう配慮をすると聞いています。

(健康教育課長)

冬場のインフルエンザ等の流行に備えまして、給食を配る当番のお子さん方が、3カ月とかそのくらいの期間着用できるような、そういうマスクにつきましては各学校の方に配っております。
ただ何分こういった対応が迫られていますので、教職員の方に、普段は張り付いたりとかというのはしないのですけれども張り付いていただきまして、あとはマスクが不足する場合もありますので、そのときは教員の方で子どもたちの方にいろいろ「余りしゃべらないで配膳してね」とか、そういった注意とかも促しながら対応の方をしていきたいと思っております。

 

Q17

特に高校なのですけれども、県とか県教育委員会との調整というのは何かされていらっしゃるのでしょうか。

A17

(教育指導課長)

高校教育課の方で、そこのところは県と情報共有をしながら進めているというふうに聞いてございます。

 

Q18

始業式の方なのですけれども、始業式に関しては何か工夫することというのはあるのですか。

A18

(教育指導課長)

始業式と、あともう一つ着任式というものが学校現場の方であるのですけれども、始業式、着任式等につきましては入学式等々と同様、式の簡素化等による時間短縮、それから空間を空ける、小まめな換気、そういったことを実施して可能な範囲での対応を行い、感染拡大防止に努めるということを考えております。
また学校行事全般において、全校で体育館に集まるような活動は極力避けて、例えば校内放送で実施するなど、そういった具体的な工夫も検討しておりますことから、場合によっては放送による実施というのも考えられるかなというふうに捉えております。