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更新日:2022年1月28日

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音楽ホールと中心部震災メモリアル拠点の整備について(発表資料)

令和4年1月27日
【音楽ホールについて】
(担当)文化観光局文化振興課
(直通)022-214-6138
【中心部震災メモリアル拠点について】
(担当)まちづくり政策局防災環境都市推進室
(直通)022-214-1103

 

本市の文化芸術の創造と発信の新たな拠点となる音楽ホールと、防災環境都市・仙台の「災害文化」の創造を担う中心部震災メモリアル拠点について、青葉山交流広場への複合整備を目指してまいります。

 

1 これまでの経過

  • 平成31年3月
    仙台市音楽ホール検討懇話会報告書が提出される
  • 令和2年10月
    仙台市中心部震災メモリアル拠点検討委員会報告書が提出される

 

2 音楽ホールと中心部震災メモリアル拠点の複合整備について

  • 音楽ホールは、震災復興の過程で音楽が大きな力を発揮したことを受け、建設の機運が高まったものであり、文化芸術の創造と発信の新たな拠点となるもの。
  • 中心部震災メモリアル拠点は、震災の経験と教訓を、世代を超えて継承・発信し、防災環境都市・仙台の「災害文化」を創造する拠点となるもの。
  • 令和2年10月の中心部震災メモリアル拠点検討委員会より提出された報告書においても、「他施設との一体的整備などの整備手法」を検討する必要性等が示された。
  • 以上のことから、両施設は親和性が高く、復興のシンボルというメッセージ性が強化されるとともに、両施設の諸室等の共通化によるコスト削減効果も見込まれることから、複合化による整備を目指すもの。

 

3 立地場所について

  • 術の資源を有し、豊かな自然環境に囲まれた杜の都を象徴するエリアにあり、文化芸術の拠点である音楽ホールにとってふさわしい周辺環境を有する。
  • 仙台市基本計画では、当該エリアを「杜の都の歴史文化資源や学術研究機関、国際催事場などを有するエリア」と位置付け、仙臺緑彩館の整備や大手門復元に向けた調査検討、全国都市緑化仙台フェアの開催など、さらなる魅力向上に向けた取り組みを進めている。
  • 音楽ホールを当該エリアに整備することにより、周辺施設との連携のもと、文化芸術の創造・発信を通したまちづくりを進めることができ、新たな文化観光交流ゾーンの形成や広域からの集客力が強化され、都心部も含めたまちの活性化につながる。
  • また、青葉山交流広場は都市のアイデンティティを象徴的に示す場所であること等、中心部震災メモリアル拠点検討委員会報告書において掲げられた立地の基本的要件に合致し、近接する東北大学との学術機能連携や、仙台防災未来フォーラムのメイン会場である国際センターとの会場連携など機能強化も期待できる。
  • 以上のことから、青葉山交流広場に両施設の複合整備を目指すもの。

 

4 基本構想の策定について

  • 令和4年度当初予算案に、音楽ホール基本構想策定に要する経費22,614千円、中心部震災メモリアル拠点基本構想策定に要する経費3,049千円を計上。

 

【参考】

青葉山交流広場の概要

  • 敷地面積:約19,200平方メートル
  • 用途地域等:第二種住居地域、文教地区、高さ制限30メートル(景観重点区域)

 

音楽ホールの想定規模 ※音楽ホール検討懇話会報告書で提示された施設像

  • 想定建築面積:9,000~11,000平方メートル
  • 想定延床面積:27,000~30,000平方メートル(駐車場面積を除く)
  • 大ホール(2,000席規模)、小ホール(300~500席)、リハーサル室、練習室、製作工房、ワークショップルーム、交流スペース等を備える