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更新日:2022年8月3日

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新型コロナウイルスの感染状況について(質疑応答)

令和4年8月2日

 

質疑応答の内容

Q1

県が今発出を考えている「BA.5対策強化宣言」について所感をお願いします。

A1

いわゆる発熱外来、診療検査医療機関では、受診を希望する方々が本当に多く詰めかけている状況で、それを受けている医療従事者の方々の疲弊というのもすごく進んでいるという状況です。そして今(病床使用率)についても仙台医療圏は大変厳しい状況になっています。そういう意味で「BA.5対策強化宣言」をかけるという県のご判断、これはこれからいろいろと国と協議をした上でということですけれども、支持をさせていただきたいというふうに思います。この強化宣言の支援の中に、症状が軽く重症化リスクが低いと考えられる方については、発熱外来の受診に代えて都道府県が行う抗原定性検査キットの配布事業を活用するというふうなことも示されているわけでして、これは医療機関のひっ迫に対して必要なことだろうというふうにも思っているところです。しっかりと県、医療機関とも協力連携した上で取り組んでまいりたいと思います。

 

Q2

村井知事ですけれども、昨日高齢者とか疾患、重症化リスクがある方の外出(自粛)に関しては緩和する形で要請すると、そこまで強い厳しい要請はしないという話だったのですけれども、そのあたりはどう考えますか。

A2

ケース・バイ・ケースなのだろうというふうに思います。感染リスクが高いというふうに思っておられる方々についても、しっかりとマスクを着用する、あるいはまた換気についても十分に気を使う、人との会話はマスクを外さない、会食の際も黙食あるいは会話をするときはマスク(を着用する)ということを徹底していただければ、それはある程度防げることにはなるのだろうと思います。でも人それぞれいろんなお考えがありましょうから、そういうふうに知事がおっしゃろうとおっしゃられまいと、いろいろと個人個人で選択をされるものであろうというふうに私は考えております。

 

Q3

「BA.5対策強化宣言」について市長はどのような効果が期待できるとお考えでしょうか。

A3

とにかく医療機関が厳しい状況です。いわゆる発熱外来と言われる診療検査医療機関がなかなか受診できないような状況になっている。しかもその医療機関も、例えば陽性の方が出たり濃厚接触者の方がいたりすると、診療機関を閉じなければいけないというような状況もあって、大変負荷がかかっている状況にあると認識をしております。さまざまな医療機関からも声が届いているところです。そういう意味では発熱外来と言われるところの受診に代えて、抗原定性検査キットで自分で検査をした上でそれを届け出るというふうな方向に変えるということ、これがあるわけですから、ここについては医療機関の負担というのが軽減をされるであろうというふうに思います。一方で保健所の業務については、これまたさまざまなことを考えていかなくちゃいけないと思うのですね。その中で応援体制についてもさらに検討を重ねさせていただき、業務についても全庁で見直しをするという方向で指示を出し、いろいろ上がってきたところでございます。

 

Q4

新規感染者数の抑制に関してどのような効果というか影響が期待できるとお考えでしょうか。

A4

これはよく分からないですけれども、でも新規の感染者数がこのペースでずっと続いていくとなりますと、先ほども申し上げましたけれども保健所の業務は大変です。いつこれが収束をするのか見通しが立っていればまた別ですけれども、そうではない中で今の業務をいつまで続けられるのだという、もうあっぷあっぷの状況が続いているわけですから、本当は新規感染者の数を減らしたいという気持ちは強く持っているところです。ただ今回のこの宣言においてどこまでその数を減らすことができるのかどうかということについては、私自身まだよくは分からないと思うのですけれども、基本的には皆さんが一人一人、とにかく感染予防対策をしっかりと取るということが重要だ、またワクチンの接種を速やかに進めていただくということが重要だということを申し上げさせていただきたいと思います。

 

Q5

今回の宣言の中で国が大きく変えるところの目玉として、先ほど市長もおっしゃった抗原検査キットの配布ということを陽性判定に代えるということがあるかと思うのですけれども、これに関して主体は都道府県になるかと思うのですけれども、市としてはどういった協力をしていきたいというところ、今思うところがありましたらお願いします。

A5

検査キットの配布による検査についても、検査キットを配布する(こと)、(検査キットが)必要な患者さんからの連絡をどういうふうに受けるのか(ということ)、そして陽性であったらどういうふうにしていくのか(ということ)などいろいろやっていくべきことはたくさんあるわけです。その中で例えば必要な方へのキットの配布から陽性になったということの連絡までは県と市と協働で協力してやる。また陽性患者が仙台市内の方であれば、その後の健康フォローアップについては仙台市が責任を持ってやるなど、いろいろ共同してやれるところ、協力してやれるところ、それから仙台市として責任を持ってやるところ、これをさまざま整理をしていかなくちゃいけないというふうに思っておりまして、これについてはいろいろと今協議をさせていただいているところです。

 

Q6

宣言の発出時期に関してはいつが望ましいというふうにお考えですか。

A6

知事の発出ということになるわけですけれども、今、国とどういうふうな形でできるのかということをいろいろと協議もされているのだというふうに思います。整い次第ということになるのじゃないでしょうか。

 

Q7

(宣言発出の)時期的なものは、なるべく早くですとか、もう今予断を許さないですとか、そういったお受け止め等はいかがですか。

A7

難しいところだなというふうに思いますけれども、県と国とでどういうふうに調整が進んでいるか、その詳細についてまだ私は聞いておりませんので。ただそんなに時間はないのではないかとは思いますね。先ほどもちょっと申し上げましたけれども、病床の使用率も大変高くございます。そういう意味では本当にあちこちで厳しい状況になっている。また救急の搬送困難事案も増えている。また救急隊も一度出て行ってからなかなか帰れずにそのまま次々搬送活動をしなければならないような状況が続いているというふうに報告を受けておりまして、そういう危機感をぜひ多くの方々に持っていただくためにも、この宣言の発出というのは重要になってくるというふうに認識をしているところです。

 

Q8

救急搬送困難事案が(7月)18日から24日の週で約4カ月ぶりに100件を超えたということなのですけれども、このような状況にどのように対応していくのか教えていただきたいです。

A8

救急搬送事案も最多を観測いたしました。7月25日から31日の間で139件というこれまでにない数だったということでございます。それから先ほど申し上げましたように、1日の平均救急出場の件数も200件を超えているということが9日連続でございました。またなかなか戻れずにそのまま搬送を続けて隊に戻れない、あるいは、普段お休みをさせている救急車があるのですけれども、この状況に対してそれも隊に編成をした上で対応させていただいているという、こういう状況です。かなり厳しい状況ですけれども、この暑さというのもあって熱中症もありますし、それからまた(新型)コロナ(ウイルス感染症)ということもあります。ですからお一人お一人の皆さま方がご自分の健康状況どうであるのかを十分に留意されていただきたいということと、それからまたかかりつけ医の先生がおられればその先生にご相談をしていただくなども考えていただけるといいのじゃないだろうかと思います。

 

Q9

発熱などの症状のある方が電話する受診相談センターがつながりにくくて119番にかけるという方も最近増えているということなのですけれども、その点はどのようにお考えでしょうか。

A9

ちょうどコールセンターの混み合う時間というのもあるようでして、そうなりますと、お一人お一人の相談、やはりいろいろ心配なことがあって相談したいこともおありなのでしょう。長く電話が続きますと、何台か用意しているもの、全て対応しておりますと、受話器を置けないものですから電話が通じないという苦情があるのも承知をしております。いろんな意味でご心配の方々がおられるということ、重く受け止めながら、この間もコールセンターの人員を、夜間の対応人員を増やすなどしてまいりました。なるべく対応できるようにさせていただきたいというふうに考えております。

 

Q10

冒頭市長の方から保健所の維持のための外部資源の活用というようなお話があったと思います。これ具体的に教えていただけますでしょうか。

A10

(保健所副所長)

先ほど市長申し上げた外部資源の活用でございます。保健所の仕事に携わる業種として、保健師だったりそういった専門職の方々の力というものがどうしても必要になってまいります。なかなか職員の中でもそういう専門職の数も限られておりますので、まず外部資源の活用というところで、そういった看護師の資格を持つ職員の派遣だったり、あとは事務能力を持つ職員の派遣だったりと、そういった派遣職員の活用というところを考えてございます。あとはもう一つ、委託というところも視野に入れてさまざまな可能性も含めまして検討をしているという状況でございます。

 

Q11

先ほどから話に出ている抗原定性検査キットについてです。県と国で検討が進められていると思うのですけれども、仙台市に到着する目安だったり数というのはまだ全然分からないという感じなのでしょうか。

A11

(保健所副所長)

抗原検査キットの届く時期なのですけれども、こちらは仙台市に配布というのは、国から県を通してさらに県から市に配布されるということになって、そういうルートなのですけれども、具体的な時期についてはまだ分かっていないというのが実情でございます。

 

Q12

「BA.5対策強化宣言」の関連で仙台市で何か(対策を)考えられていることというのはございますか。

A12

先ほどもちょっと触れさせていただきましたけれども、保健所体制を強化する上で、少しお休みをしたりあるいは先送りできるような業務の見直しについて指示をさせていただきました。そのほかにやはり、今般のこういう状況の危機感を多くの市民の皆さま方、事業所の方々にも共有するために、感染拡大を抑え込むために何かしら仙台市としても対策が必要であろうということで、昨日局長会がございましたけれども、その中で知恵を出してほしいというふうに検討を指示させていただきました。

 

Q13

先送りできる業務の見直しというのは保健所の業務ということですか。

A13

そうではなくて市役所全体としての通常の業務の中で、優先度がこれは少し先に送っても大丈夫じゃないか、あるいは停止をして大丈夫だというような、そういうものがあればそれを出して、応援職員の派遣をお願いするということです。

 

Q14

今週末に(仙台)七夕まつりが開催されます。(新型)コロナ(ウイルス)が感染拡大している中ではあるのですけれども、そのあたりどのように思われていますでしょうか。

A14

仙台七夕まつりはいわゆる静のお祭りでもございます。加えて3年ぶりの規模に戻ったというふうに報じられて伝えられているところではありますけれども、しかしコロナ(禍)以前と同じという形ではありません。飾り付けの高さも原則地上から2メートル以上に引き上げるということ、それから飲食物の販売ですとか関連イベントを取りやめるということ、また混雑するアーケード内では右側の一方通行にするなど、いろいろと専門家の方々のご意見を聞きながら感染対策を強化した上で開催をする準備をずっとこの間続けてきたと承知をしております。また目視ですとかブルートゥースセンサーによる人流データを活用して混雑状況を随時アナウンスするというような取り組みもされるということです。そういう意味ではぜひご自身、またお連れの方々、マスクをしっかりと着用していただいて、仙台の七夕まつりをお楽しみいただければというふうに思います。

 

Q15

昨日村井知事の会見の中でもあったものでありますけれども、もしこの対策強化宣言が今週中に宣言をされた場合、高齢者の方だったりというのは外出しないように、不要不急の外出を控えるようにということになると思いますが、そんな中で(仙台)七夕まつりに高齢者の方だったり基礎疾患がある方(で)参加されたいよという方もいると思いますけれども、そういう方は市長としてはどういうふうに考えていますか。

A15

今回のこの宣言は外出を自粛せよということが前面に出てくるものとは思っておりません。つまり感染リスクの高い場所への(外出)自粛というのでしょうか、そういうものを促すということなのだろうというふうに思います。感染リスクの高いところとはでは何かといいますと、やはり密になって、そしてまたマスクを外して飲食をするようなところ、換気がうまくいかないところというような、そういうところになるのだろうというふうにも思いまして、この(仙台)七夕まつりは、ではどうかといいますと、先ほども申し上げましたとおり、屋外であるということ、また七夕の吹き流しも2メートルという高さに設置をするということになりましたので、空気の移動はこもるということもないわけですし、また飲食ということについてはそれぞれ出店で出さないということになっています。ですからそういう意味で感染リスクの高い場所が(仙台)七夕(まつり)であるという認識はございません。

 

Q16

先ほど宣言に対応して市として考えられているということで、危機感を市民に共有してもらうために知恵を出してほしいというようなお話を局長会でされたということでしたけれども、なかなかやはりコロナ(禍)が長引く中で波も増えたり減ったりみたいなところで、市民の方へのメッセージの出し方というのがすごく難しい状況にあるのじゃないかなというふうに考えております。市長としてどのように市民の方に危機感を持ってもらえるか、どういうふうにしたら注意喚起みたいなことができるかというふうにお考えか教えてください。

A16

このところの(新規)感染(者)の数ですけれども、もちろんワクチンの接種ができない小さいお子さんたちの感染がまずあって、そしてまた親御さんたちというふうなこともあるわけですけれども、そもそもどこから来ているのかということはやはり考えなくちゃいけないのだろうと思います。積極的疫学調査はこの感染が急拡大するときにもうできなくなってしまっているところもございます。集中してやるということになったわけでして、ですから細かいところをひもづけしていくというのは大変難しい作業だというふうに思っております。ただ先日、東北医科薬科大学の賀来先生にいろいろとお話をお聞きする際に、やはり飲食の機会というのがリスクが高いということをお話しになられていました。やはりマスクを取って食事をする。そして、例えばお酒が入ってくるとなかなかマスクを着用して話をするということにもならなくて、声も大きくなったりすることもあるだろうということで、そのリスクというのはやはり変わらないということもお話しになっておられました。確かにケースを考えていきますと、そういうこともあるのだというふうに認識をしているところです。そういう意味では、皆さま方にもぜひ飲食の機会には十分に気を付けていただく。お店を利用していただいてももちろん構わないです。どんどん利用していただいていいのですけれども、換気が十分に行われているところか、そしてまたいろんな対策を取っているところなのかということも注意していただきながら、利用する側も気を付ける、そしてお店の側でも、これまで以上にいろんなことを促していただけるとありがたいというふうに思います。

 

Q17

そのリスクの関係でお伺いしたいのですが、今週中にも「BA.5(対策強化)宣言」が発せられた場合に、間もなくお盆の季節になって帰省シーズンになります。帰省すればもちろんそこに高齢者の方々がいらっしゃって、そちらで若い子どもさんですとかお孫さんとかといろんな形で飲食を共にするかと思うのですが、今年のお盆はどのような生活をするべきだと思われますか。

A17

何度も繰り返しになって恐縮ですけれども、基本的な感染対策はそれぞれ施してお過ごしをいただきたいということです。それとまた、少し喉の痛みですとか鼻水が出るとかそういう症状がある場合には、また発熱などの症状がある場合には、とても楽しみなお約束、予定かもしれませんけれども、それをキャンセルすることもぜひ考えていただけるといいなというふうに思います。一律にお盆の移動を少し控えてというようなことは申し上げることはありません。それぞれ気を付けていただいた上でということだろうというふうに思っています。

 

Q18

先ほど局長会のお話が出たと思うのですが、これが行われた時期と、今後もし市が要請とか出す可能性があるとは思うのですけれども、その場合、新規感染者数であったり受け入れ可能病床など、何か目安になる数字などあれば教えていただきたいです。

A18

局長会については週明けに定例で行っているものでございます。昨日朝に行ったものでございます。それから本市として独自にということについて、局長会でいろいろ考えてもらいたいということをお話をしたところですけれども、県の方でどのような宣言になるのかということも見た上で、いろいろと検討をさせていただきたいというふうに思います。

 

Q19

先ほど、抗原検査キットが国から県に来て、県から市に来るというお話でしたけれども、今現在、仙台市としてキットを確保しているものがあるのかどうか。

A19

(保健所副所長)

今現在、まだ配布はされておりませんで、市の分についてもこれからでございます。今現在、今回の抗原検査キットの配布分というか、今回の「BA.5(対策強化)宣言」で使用するキットについては、まだ仙台市としては手元にはない状態です。これまでのところの手持ちというところでは、高齢者施設とかでもいろいろ検査しておりますので、そういったものについては手持ちの分としてはございます。

 

Q20

何回分ですとかそういった数の部分で言うと大体どれぐらい。

A20

具体的な数は今出てこないのですけれども、施設につきましてはこれまで月に2回ほど検査しておったところを、8月に入りまして月に3回、4回と、希望するところにつきましては検査を増やす方向でキットを準備しているというような状況でございます。

 

Q21

高齢者施設もそういった検査が必要かと思うのですけれども、やはり10代とか10代以下のお子さんの感染が今増えていまして、例えば保育現場ですとか児童館の職員もキットを欲しいのだという声もあるのですが、その辺のご対応とかいかがでしょう。

A21

今、保健所副所長が話をいたしましたけれども、これまで介護施設、高齢(者)施設等での検査のためにキットを使っていたところです。遡っていけば、学校でも使える検査キットというのも国の方から配布をいただいて、それも使ったりしたこともあったわけですけれども、今ご指摘の保育施設あるいは児童館等の施設などでも気になる方々が大勢おられるのはそのとおりだというふうに思います。そういう意味では、行政として全て用意できるのかどうかというのは、これはお金の問題もございますし、どこまでどうできるのか、そしてまた国とはどういうふうに、県とはどう整理できるのか。まさに「BA.5(対策強化)宣言」が出た後に、それぞれの検査を必要とする方々に行き渡るようなもので、それでいいのかどうかも含めてですけれども、考え(について)これからということになるのだろうというふうに思います。

 

Q22

医療機関のひっ迫、保健所のひっ迫などは、全て感染者の高止まりがそもそも原因にあると思うのですけれども、「(BA.5)対策強化宣言」で(新規)感染者の数についてはなかなか分からないというお話でしたけれども、逆にそうすると、(新規)感染者の数を抑えるために行政としてできることは何だとお考えなのでしょう。

A22

これはですから大変難しいところですよね。国としても行動制限ということについては少し前向きではないわけですし、また社会経済活動も一緒にということですから、なかなか本市独自に何かということについては難しいところがあるというふうに思います。私自身も基本的にお一人お一人が感染対策をしっかりしていただくということが何よりも重要であるという、これは変わらないものだと思っておりますので、ここを徹底させるために、ぜひ皆さんにご協力をお願いするということを引き続き呼びかけていくということ、またワクチンの接種についても、7月30日に8月分のワクチンの接種についての予約を受け付けましたけれども、このところの感染の拡大にきっといろんなことを思って、あっという間に埋まったというふうにも聞いております。ですから接種をやはり進めたいという皆さんたちも多くおられるのだろうと思いますが、その方々に着実にワクチンの接種が進められるように努力もしていきたいというふうに思っています。

 

Q23

国の方で行動自粛に関しては前向きではないということでしたけれども、市長ご自身としてはそういった強い要請というのは必要だとお考えでしょうか。

A23

これはだから悩ましいということを先ほども申し上げましたけれども、ここですっかり人の移動をストップさせる、当初(の)この新型コロナウイルスの感染の始まりの時のように緊急事態宣言をかけ、そして全てをストップさせるということが功を奏するのかどうかということは、やはりいろいろと考えなくちゃいけないのじゃないでしょうか。今大変厳しい経済状況の中にあるのも事実でございますし、そういう意味ではこの間いろいろなことが分かってきて、やれることはやれるというふうに、まさにウィズコロナということが皆さんの中にも浸透してきてはいましょうし、新しい生活様式、ニューノーマルも身についておられるところではあるのだろうというふうに思います。ですからそれをいましばらく徹底をしていただくということに尽きるのだろうなというふうに思っているところです。

 

Q24

(仙台)七夕まつりに関してお伺いしたいのですけれども、今のところ行動制限とか、通常開催の方向で進んでいると思うのですけれども、市長の方が、自治体の方がよく分かっているというところで、例えば前夜祭の密になりそうな花火大会であったりとか、どういう場所で見るのが好ましいとか、高齢者の場合は密にならない、花火大会でこういう場所には行ってほしくないとか、そういう具体的に例えば基礎疾患がある人はこういう行動をしてほしいとか、(仙台)七夕まつりに関して考えているところはあるかなと思いまして。

A24

先ほど申しましたように、仙台七夕まつりについては実行委員会の方々が専門家の監修を得てさまざまな取り組みを強化されております。そういう意味で安心してというふうな言い方ができるかどうかあれですけれども、それぞれの方々がご自分でしっかりと対策を取った上でお楽しみいただくのは十分にできるというふうに思っております。そういうことでありますので、ぜひ皆さまもマスクを着用の上、もちろん熱中症対策も取りながらになりましょうけれども、気をつけた上で、ぜひ久しぶりの(仙台)七夕まつりを楽しんでいただきたいというふうに申し上げたいと思います。(仙台七夕)花火祭についても、どこがどのように密になるのかということは現段階では分からないので、何とも申し上げようがないのだろうというふうに思います。それぞれ私は感染したら重症化のリスクが高いというふうに思っておられる方はそれなりのご注意をして見ていただければよろしいでしょうし、そういうことになるのではないでしょうか。

 

Q25

これまでの話を聞いていると、もちろんなかなか市としての具体的な早急な対策、迅速な対策、効果的な対策を打つというのが難しい状況にあるのかなと思うのですけれども、ただこれだけ救急搬送困難事案とか、あとは検査キットがなかなか手に入らない状況が続いている中で、行動制限もなく、間もなく(仙台)七夕まつりも始まりますし、お盆も近づいてきます。このまま(新規)感染者数が高止まりしたままですと、保健所の業務ひっ迫もこのまましますし、医療機関のひっ迫も続きます。もう少し何か市としてやりようはないのかなと。今回急拡大しているので、これまで対応がどうしても後手後手に回ってしまいがちだったかもしれませんけれども、もう少し対応できなかったのかなということと、あと国や政府に対してもう少し迅速な対応を求められないのかなという、この2点について認識をお伺いしたいのですけれども。

A25

当初このオミクロン株については、デルタ株とは違って重症化率が低いということでありました。ほとんどの方が軽症で済むということもありまして、そういう意味では取り立てて行動制限をというようなことには針は振れなかったというふうに私自身も認識を持っていたわけです。ところが数が増えてまいりますとベースが大きくなりますから、そういう意味ではリスクの高い方々の感染ということにも広がっていき、そしてまた病床の使用率も高くなっていくということにつながっているのが現状だろうというふうに思います。そういう意味では後手に回ったというふうなことをおっしゃられましたけれども、確かにこの感染状況についてとどめることができなかったのは残念なことではありますけれども、全国的に見てもそうですし、これはいろんな意味で試行錯誤しながら、政府もそうだと思います。それぞれの自治体もそうだと思いますし、本市においても、今何を訴え、何を対策として取っていくべきなのかということを、それこそ走りながら考えてきて対応してきている状況だというふうに思っています。今、局長会でもお話をしましたように、とは言え、この感染状況がずっとこのまま続くとこれはやはり大変、いろいろな意味で社会がストップすることにつながりかねない(という)危機感を共有した上で何か考えてほしいということを申し上げたところでございます。宮城県としても政府のその「(BA.5)対策強化宣言」についてお出しになるということですから、それと連携をしながら、本市としても感染者を増やさないその取り組みについて、なお少し知恵を絞っていきたいというふうに思います。

 

Q26

そうしますと宣言が出た場合に仙台市として対策会議とか、市民利用施設の制限になるのかどうか分からないですけれども、そういったところなども検討していくお考えというのはあるのでしょうか。

A26

県の宣言を見た上で判断したいというふうに考えています。

 

Q27

感染症対策と経済を回すという二輪で進めていきたいということだと思うのですけれども、その割合というかバランスが非常に難しいと思うのですが、今市長の中では経済と感染対策、大体どれくらいの割合で進めていきたいかというのがもしありましたら。

A27

これは両方うまくいくように、そのバランスを取りながらとしか言いようがないですね。

 

Q28

今、市内の医療現場ですとか救急搬送のひっ迫を考えると、かなり感染対策の方に一度かじを切らなければいけない状態ではないかというふうに思うのですが、その中で経済も回していかなければいけないということで、やはり五分五分といいますかそれぐらいの認識でしょうか。

A28

やはりバランスを見ながらだろうというふうに思います。今、病床使用率の詳細、それからまた救急搬送されている方々の状況、いろいろと精査をしながら、(新規)感染者の数だけで見ていくべきなのかどうかという、この議論もあろうかというふうに思いますし、いろんなことがここ2年半余りいろいろと変わってくる中で、もう一度この新型コロナウイルスとの闘いについてどういうふうに構築できるのか、まさにいろんな方々がいろんなことを検証しながら、そしてまた研究しながらおられるのだというふうに思いますし、本市といたしましてもそれに対応した形でやっていかなくちゃいけないというふうに思っているところです。

 

Q29

31日に県の大規模接種会場が閉まりまして、これから感染が拡大していく中で仙台市として集団接種会場について何かこれから増やしていくとか、そういったような考え方というのはあったりするのですか。

A29

大規模接種会場が7月いっぱいで終了するということを見込んだ上で、集団接種と個別接種と、この2本柱でやっていく、皆さんのご期待に応えられるようにやっていく、しかもお盆の期間中もなかなか厳しい状況を踏まえた上で拡充をしていくということで、医師会の皆さま方のご協力等もいただける方向だというふうに認識をしております。これからBA.5対策強化宣言という話も出てきているので、予約状況も確認しながら、個別接種がどこまで広げられるのかどうかということも含めてこれからいろいろと対応について検討していきたいというふうに思います。

 

Q30

集団接種と個別接種の拡充をする方針で今検討しているという感じなのですか。

A30

これはある程度広げるということについては既に発表させていただきまして、8月の予約枠というものを広げた上で受け付けを始めたところです。