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更新日:2022年7月27日

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新型コロナウイルスの感染状況について(発表内容)

令和4年7月26日

本市における新型コロナウイルス感染者の1日当たりの数ですけれども、先週の7月20日(水曜日)に1,000人を超えまして、22日(金曜日)には1,586人になるなど、過去最多を観測するなど極めて高い水準になっています。本日の公表も1,000人を超える見込みでございまして、第6波をはるかに超える感染者数が1週間続いている状況です。

私といたしましても強い危機感を抱いておりまして、先週末、東北医科薬科大学の賀来満夫先生に直接お会いをいたしまして、お話を伺わせていただきました。この感染急拡大の要因としては、賀来先生は次のようにおっしゃっています。ワクチン接種から一定の時間が経過して免疫の効果が落ち、また人との接触機会が多くなったところに、感染力が強いとされるBA.5系統のオミクロン株が入ってきたことなどが挙げられるとのお話でございました。また暑くなって冷房を利用することが多くなるわけですけれども、その際の換気が十分でないことも要因に挙げておられました。感染防止対策といたしましては、第7波であってもこれまでと同様の取り組みが有効とのことです。

お一人お一人が「うつらない」、「うつさない」ということを意識して行動することが、感染拡大の局面を一刻も早く乗り越えるためにも大変重要となります。気候や状況に応じて適切にマスクを着用すること、冷房中であっても定期的に換気をすること、また小まめに手洗いをすること、これを徹底してください。何度も耳にしている内容だと思いますけれども、実際に実行できているのか、ご自身であらためてご確認をいただきたいと思います。また感染を疑うような喉の痛みや咳、発熱などの症状がある場合には外出を控えてください。楽しい予定であったとしてもキャンセルする勇気を持っていただきたいと思います。なお感染拡大防止を主な理由として本市の市民利用施設の予約をキャンセルされる場合には、当面の間、施設利用料の全額を返金させていただくことといたします。

最後に、ワクチンの早期接種についてのお願いでございます。ワクチンの4回目接種の対象となる方や3回目の接種がお済みでない方、引き続き予約を受け付けておりますので接種をぜひご検討ください。

この急激な感染拡大の局面にあっては、重症化リスクの高い方々へ感染の可能性も高まってくるわけです。このまま感染者数が増えていけば、入院患者数、重症患者数も増加します。病床のひっ迫を招くということになりかねません。必要な方が必要な医療を受けられなくなる事態は絶対に避けなくてはなりません。繰り返しになりますが、お一人お一人の小さな取り組みを積み重ねていただくことがとても重要です。社会全体に大きな効果をもたらします。お一人お一人の小さな取り組みの積み重ねです。医療提供体制を確保して社会経済活動を継続させるためにも、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

仙台市長 郡 和子