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更新日:2022年7月13日

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発表項目以外の質疑応答(令和4年7月12日)

令和4年7月12日

医療のあり方に関する検討会議について

Q1

昨日(午後)6時から第2回仙台市における医療のあり方に関する検討会議、開催されましたけれども、こちらの方でちょっと4病院の再編について議論がなされておりませんでした。脳卒中センターを設置するですとかさまざま動きがある中で、こういったところ議論がないというのもちょっとどうなのかなという部分もあったのですが、市長のお考えをちょっとお伺いします。

A1

昨日(の検討会議)につきましては、本市における地域医療・介護の連携などについてご議論をいただいたということでございます。多職種が連携する現場での課題、今後対応すべき方向性について活発にご議論いただいたと報告を受けております。そういう中でご指摘のように、4病院再編の件についても必要だというふうなことであるならばいろいろと議論されると思います。本市の医療提供体制にも影響が及ぶ可能性があるために議論になることもあるだろうというふうに考えているところですけれども、これは座長といろいろとどういうふうな形で進めるのかということについてはご相談の上ということになるのじゃないでしょうか。

 

Q2

そうしますと4病院の再編は仙台医療圏はもちろん密接に連携していることですので、議題として上がっていいのかなと思うのですけれども、その辺は座長にもう完全にお任せになられている(のでしょうか)。

A2

これは今後の仙台市における医療のあり方についてご検討いただくのですから、必ずしも4病院のことに限った話ではなくて、それよりももっとどういう医療の分野、介護の分野、どのような連携が必要であるですとか、いろいろ急性期の病床と慢性期の病床、回復期の病床をどういうふうに考えていくべきなのか、あるいは在宅医療についてはどう考えるべきなのかというようなことですので、ここの場で4病院のことをお話をするという(ことは)主たるテーマではないわけです。4病院についてはもう既にいろいろな考えについては私どもまとめさせていただいているところです。そういう中で県についてもいろんな調査をした上で今年度中の早い時期に基本合意というふうにお話しになっているようですから、私どももそれを座して待つということではなくて、必要な場というのを逐次見ながら、機を捉えて対応してまいりたいと思います。

 

Q3

そうしますと今後の検討会議の中で議題として取り上げることはもちろんあるのだと思うのですけれども。

A3

あるかとは思いますけれども、それは座長といろいろご相談をしながらということになるのだというふうに思います。でもそれが今回のこの検討会議の主たるテーマとはならないということを申し上げております。

 

Q4

そうしますと(会議が)残り4回ありますけれども、そちらの中で議題で出たものをまた県の方に上げるということではなくという、検討会議の位置付けの部分をちょっとお伺いしたかったのですが。

A4

これはそもそも県の新たな医療計画の中に仙台市のことを組み入れていただくということも含めて、仙台市の医療をどういうふうに考えていくべきなのかということでこの検討会議を立ち上げさせていただいてご議論いただいているわけです。ですからこれについては全てトータルで、さまざまな業種の皆さんたちの連携も含めた上で、仙台市としてはこう考えるということについては県に対して報告をさせていただこうと思っています。それは4病院とは別のお話ですけれども、4病院等も関わってくるところもあるのだろうというふうには考えています。ただ今県の方で富谷市に移す東北労災病院と県立精神医療センターの合築について、脳卒中センターを新たに(設置する)というお話もございました。これについては今、仙台市内にある7つの脳卒中センター、認められた機関があるわけですけれども、それとどのような連携を図っていくのかなど、ここについても何もお話し、評価できる状況にはございませんし、この点さまざまなことも含めて、県に対しては、これは先日の会見でも私申し上げましたけれども、お持ちになっている情報、知事の頭の中にある設計図があるのであれば、それを丁寧に本市にも説明をしていただきたいと思いますし、ましてや治療を受けておられる、あるいは通っておられる、入院しておられる、あるいは働いておられる皆さま方に丁寧に説明をしてもらいたいというふうに思っています。

 

Q5

先週の会見でもそういったメッセージを届けられたかと思うのですけれども、その後県の方からそういったご説明というのか、アクションはありましたでしょうか。

A5

私に報告は上がっていないので多分ないのだろうというふうに思います。

 

参議院議員選挙について

Q6

参議院議員選挙終わりましたけれども、今回の選挙管理委員会事務局の開票の結果というのはどう受け止めているでしょうか。大きなトラブルはなかったようですが、時間が少し遅れるなどはあったようなのですけれども、市長は報告は受けていますよね。その辺はどう受け止めましたか。

A6

選挙当日、投票所では混雑ですとか大きなトラブルはなかったというふうに聞いていて、この点はよかったなというふうに思っています。しかし選挙期間中通してですけれども、残念ながら期日前投票においては4件のミスが発生いたしました。このことについては反省を求めたいと思いますし、また選挙区の開票作業についてこれはほぼ予定どおりでしたが、一部の比例(代表)のところではずいぶんと時間がかかったようでございます。それぞれの遅れの要因について分析、検証し、しっかりと振り返りを行ってもらって次の選挙につなげてもらいたいと、このように思っています。

 

Q7

参議院議員選挙の選挙戦終盤で郡市長も桜井候補の応援演説、マイクを握るという場面があったかと思います。この桜井さんを応援するという形を外形的に取られたと思うのですが、そのことの意図というところをお伺いできますでしょうか。なぜあのタイミングでマイクを握るということに至ったのかというところについて(教えてください)。

A7

私といたしましては、正式なご要請というふうなことについてなかったということもございますし、もとより今回首長の会というものについても入らないままでございました。いろいろありましたけれども、ちょうどご要請もあり選挙でそれぞれお世話にもなっていることもございますし、正式なご要請ということでぜひにというふうなご依頼があったので、ちょうど私どもも都合がついた時間帯でもございましたのでマイクを持たせていただきました。

 

Q8

今回、立憲(民主党)の候補として出た小畑候補の陣営からは何かしら応援等に関するご要望というのはこの期間中あったのでしょうか。

A8

文書でいろいろと桜井さんの陣営からはご要請がございました。そういう意味では(小畑さんから)正式なもの(は)なかったところではあったのですが、最終的にちょうど同じ日だったですか、最終盤にぜひにという出席のご要請をいただきました。しかし私自身公務の都合で出席(が)かないませんでしたので、メッセージを出させていただいたところです。

 

Q9

もしも公務の都合がついていれば、小畑陣営の方にも行っていたという理解でよろしいですか。

A9

ただ正式なご要請というのが場を踏んでいただけていませんでしたし、そういうことです。ただ私自身は、ですから、そういう意味でいろいろ難しいと思いながらですけれども仙台市長として対応させていただいたということです。

 

Q10

全体の話をお伺いしたかったのですが、参議院議員選挙の今回の結果についてどのように市長として受け止めていらっしゃいますでしょうか。

A10

これは長引くコロナ禍、それからまたウクライナ情勢などもあって、物価高騰などさまざま人々の生活に直結するような課題がある中での選挙戦だったというふうに思います。そのような中で、今回、自由民主党が改選の過半数を獲得されたということ、これは国民の皆さま方のご判断だというふうに思います。

 

Q11

市長としては今回の結果についてポジティブな印象なのでしょうか。それともネガティブな印象なのでしょうか。

A11

聞き方がポジティブなのかネガティブなのかというふうな、結果についてポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかというふうなご質問なのかもしれませんけれども、それは国民の皆さま方の判断だということだと思います。

 

Q12

桜井さんの話に戻るのですが、これまで市長、仙台市民の皆さまのことを考えた上で行動しますという、そういった仙台市民の方々をいろいろと見ながら判断したいと思うという話をこれまで何度もされてきたと思うのですが、今回マイクを握ったりですとか、あとメッセージを送ったりというのは、どういった形で仙台市民のことを見たのでしょうか。

A12

仙台市民の皆さま方のことを見ながらということももちろんございましたし、それから私自身との関係性というのでしょうか、こういうこと、またそれから選挙でのこれまでのことを振り返りながら対応させていただいたということです。

 

Q13

そうすると仙台市民の方を見たりですとか、あと仙台市長としての判断というよりは個人的なつながりでの応援という理解でいいのですか。

A13

いや、これはましてや地方自治体としては国政といろいろと関わりがあるわけです。国会議員の皆さま方にはさまざまな要請をしたり、政権等にもさまざまお願いをしなくちゃいけないところも多々あるわけです。独立国家をこの仙台市がやっているわけではございませんから、いろんな関係がある中での判断でございます。

 

Q14

桜井さんが選挙期間中いろいろおっしゃっていた、与党でないとできないことがあるという話にもある程度賛同されての動きという理解でいいのですかね。

A14

それは与党であればいろいろとできる幅というのが広がるのは確かなことだと思います。野党の時代も桜井さんはいろいろ頑張っておられたと思いますし、私も与党と野党を経験した中でいろいろできることというのは理解をしているところです。

 

Q15

そのあたりも踏まえて今回の決断ということですか。

A15

今回の決断というのは。

 

Q16

今回の応援のスタイル(についてです)。

A16

応援のスタイル、御社はとても大きく取り上げておられるのを私も見まして、ああそうだろうなというふうに思いながらでしたけれども、私は私の判断で今回そういうようにマイクを持つ、メッセージを出すということをさせていただいたところです。

 

Q17

今回の参議院議員選挙の結果で、宮城から桜井さん、5選されたということですけれども、桜井さんに期待するところ、桜井さんの政治活動に注目しているところ、どういった点があるでしょうか。

A17

桜井さんは国会議員として本当に長いキャリアをお持ちですし、さまざまなどうすれば政治が動いていくのかということについてもよくお分かりだと思いますし、役所の使い方についても分かっておられるのだろうなというふうに見ております。今回は自由民主党という新たな立場で戦われたわけで、そして当選を果たされたわけで、地元の声をぜひ国に届けることはもとより、国民の一人一人の幸せとそしてまた生活が豊かになることを併せまして、この地域、宮城のため、仙台のためにも大きな力を発揮していただきたいと期待しております。

 

Q18

特にどういった政策のところで期待されているでしょうか。

A18

今回選挙期間中もずいぶんとお話しになられていたグループ補助金ですね。民主党政権の時代に財務副大臣でいらっしゃって、その創設に尽力をされた。それが政権が替わっても重要施策として今日まで続いているということ、数々の災害に遭って、これが非常に大きな力を持って多くの事業者の方々の助けになっているというふうに私も承知をしておりますし、今般の3月16日の地震においても、(新型)コロナ(ウイルス感染症)の中で厳しい状況にありながら地震の被害を受けた皆さま方にもこのグループ補助金を活用いただいているということ、これも大変ありがたく思っておりますし、そういう面では経済政策にも期待をしたいと思います。それからまた厚(生)労(働の関係)についても、ご自身がお医者さんでいらっしゃいますから、そういう意味でも非常にお詳しくていらっしゃいます。今回のワクチンの承認について、あるいはまた(新型)コロナ(ウイルス)の治療薬の承認について等々も含めて、それなりに大きな力を発揮していただけるのではないでしょうか。

 

Q19

今回の参議院議員選挙、全国的には投票率が前回よりも上がったのですけれども、宮城県内だと前回よりも低い結果となりました。そのことについてどういうふうに受け止めていらっしゃいますでしょうか。

A19

事前から桜井さん優勢というようなことが報じられていて、やはり選挙投票行動をされなかった方も一定程度いらっしゃったのかもしれないなというふうには思います。ただやはりそれぞれ国民の皆さま方が1票を投じるという政治参加です。国民主権というものを一番体現する根幹のところですから、選挙に行く、投票率を上げていくということ、これはしっかりとして、広報も含めてですけれどもやっていかなくちゃいけないのだろうなというふうに思いました。

 

仙台市生活・学習状況調査について

Q20

先日ありました仙台市の学習状況調査のことについてちょっとお伺いしたいのですけれども、改めてになってしまうかもしれないのですが、先日の会議(「学習意欲」の科学的研究に関するプロジェクト委員会)の中で子どもたちの自己肯定感について話し合われる機会がありまして、その中で学習状況調査にもあるのですけれども、6つの学年で自己肯定感がコロナ禍を通して下がっているという状況結果がありまして、それに対してどのようにお考えになっているのかお伺いしたいのですけれども。

A20

子どもさんたちが生き生きと生きていくためには、やはり自分のことをよく確認をして、そして自己肯定感や自己有用感というものを高めていくということがとても重要なのだと思っております。教育委員会でもこれまで子どもたちの自己有用感を高める努力をしてきている中で、今回の結果というのは少し残念だったのだろうと思います。そのほか含めて全体的な評価についてはまずまずというふうだったというふうにも聞いているところではありますけれども、その点についてさらに力を入れていくべきであろうというふうには思います。今回いろいろないじめの問題ですとか、それから不登校の問題ですとか、さまざま学校教育をめぐる課題がある中で、一人一人の子どもたちが元気に伸び伸びと育っていくには、まず自分を肯定していくというのでしょうか、自分を信じていくということが何よりも大きな力になっていくと思いますので、そこは課題だろうなというふうに改めて思います。

仙台市長 郡 和子