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更新日:2016年9月20日

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市政だより2016年4月号・平成28年度 仙台市の主要事業

平成28年度予算のあらまし

一般会計・特別会計・企業会計を合計した市全体の予算規模は1兆910億円、前年度比621億円減少したものの、震災後に編成した平成24年度予算以降5年連続で1兆円を超える高い水準となりました。

一般会計では、保育基盤の整備等を含む子ども・子育て支援新制度関連経費の拡充等により健康福祉費が増加する一方、復興事業の進捗(しんちょく)に伴う土木費、総務費の大幅な減少などにより、前年度比322億円減の5,067億円となりました。

また、特別会計は公債費の減少などにより74億円減少し、企業会計はガス事業における原料費の低下などにより、225億円減少しました。

  • 一般会計…特別会計、企業会計以外の全ての歳入・歳出を経理。行政運営の基本的な経費を計上する会計
  • 特別会計…国民健康保険や介護保険など、その事業に要する経費が保険料など特定の収入で原則賄われる会計
  • 企業会計…民間企業と同じように原則としてサービスの提供で収益を上げ、その収益で費用を賄う事業の会計。仙台市には下水道、バス、地下鉄、水道、ガス、病院の各事業があります
平成28年度の会計別の予算規模

 

平成28年度(前年度比)

一般会計

5,067億円(322億円減少)

特別会計

3,314億円(74億円減少)

企業会計

2,529億円(225億円減少)

合計

1兆910億円(621億円減少)

歳入 市税収入は増加、繰入金や市債は減少

市税収入は固定資産税の増加などにより、前年度に比べて64億円増加し、国庫支出金は子ども・子育て支援新制度関連事業の増加などにより、31億円増加しました。

一方、復興公営住宅建設などの復興事業の進捗等に伴い、復興交付金基金等からの繰入金は308億円減少しました。

また、地下鉄東西線建設事業がおおむね完了したことなどにより、市債は124億円減少しました。

歳入内訳(一般会計)(単位:億円)

※〔 〕内の数字は平成27年度当初予算の金額

図:歳入内訳(円グラフ)

歳出 投資的経費は減少、義務的経費は増加

【目的別の歳出】

少子高齢化の進展を背景として、子育て支援や生活保護など社会福祉に要する費用である健康福祉費は前年度比77億円増の1,895億円(37.4%)と最も大きな割合を占めました。次いで東部復興道路整備などを含む土木費が775億円(15.3%)、公債費が603億円(11.9%)となっています。

【目的別】歳出内訳(一般会計)(単位:億円)

※〔 〕内の数字は平成27年度当初予算の金額

図:歳出内訳(円グラフ)

【性質別の歳出】

人件費、社会保障給付等の扶助費、借入金の返済である公債費を合わせた義務的経費は、私立保育所運営委託費等の扶助費の増加などを受けて、前年度に比べて47億円の増加となりました。

また、投資的経費は、復興公営住宅建設等の復興事業の進捗などにより、前年度に比べ329億円という大幅な減少となりました。

【性質別】歳出額(一般会計)の推移(単位:億円)

図:歳出額(棒グラフ)

「将来に向けたまちづくり」を支える財政運営

本年度は、復興に係る継続的な課題への対応を図りつつ、「政策重点化方針2020」に掲げる方針の実現に資する取り組みに予算を重点配分しました。また、税源涵(かん)養(よう)にもつながる中小企業の活性化や、公共施設の長寿命化による後年度負担の軽減など、中長期的な財政運営を見据えた取り組みの更なる充実を図ったところです。

市では、少子高齢・人口減少社会の到来という今後見込まれる課題に対応しながら、将来に向けたまちづくりの歩みを着実に進めていくために、引き続き財政基盤の強化を図っていきます。

予算についてのお問い合わせは
財政企画課 電話214・8111、ホームページ
http://www.city.sendai.jp/shisei/1193125_1984.html

お問い合わせ

総務局広報課

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