更新日:2017年6月16日
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このページでは、大雨などによって洪水(河川のはん濫)の発生するおそれが高まってきたときに、仙台市がどのようなことをお知らせするのか、また、どのようなことに気を付けていただきたいのかなど、皆様が身の安全を守るために知っておいていただきたいことについて説明しています。
近年、全国各地で局地的な大雨や記録的な大雨が多発しています。下の表は、1970年代から、一年間の平均として、1間あたり50ミリ以上の雨が、年間何回程度降ったのかの平均回数の伸びを示しています。1976年からの10年間の平均は174回でしたが、2005年からの10年間は平均229回と、大幅に増えています。
こういった大雨による洪水の発生に備え、仙台市ではせんだい水害・土砂災害ハザードマップを作成しています。
ハザードマップでは、国や県から提供を受けた情報を元に、浸水の恐れのある場所(浸水想定区域)を浸水する深さに応じて色分けして示しています。歩行できる水の深さは50センチ程度と言われていますので、避難を考える際の参考としてください。
地図情報については、せんだいくらしのマップ(外部サイトへリンク)でもご覧いただけます。
洪水の発生するおそれがある場合、早めに避難するなど、災害を回避するための適切な行動を取る必要があります。いざという時に備え、普段から準備しておくことが重要です。
避難の判断を行うためには、気象情報や避難情報を入手することも重要です。
市では市民の安全を守るため、以下に示すように避難情報を3段階に分け、対象の地域と開設する避難所等をお知らせしています。避難情報に強制力はありませんが、自らの命を守るため、危険を感じた場合には速やかに行動しましょう。
なお、これらの情報はテレビ、ラジオ、広報車等によってお知らせするほか、ホームページやメールでも提供しています。このページの一番下にリンクを掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
名称 |
内容 |
求める 行動 |
---|---|---|
避難準備・高齢者等避難開始 |
災害を予測して、避難の準備を呼びかけるために発令するものです。また、お年寄りや体の不自由な方は避難を開始する目安としてください。 |
避難の呼びかけ |
避難勧告 |
災害が発生するおそれがあるため、避難を促すために発令するものです。災害の状況に応じて適切に避難してください。 |
避難を促す |
避難指示(緊急) |
災害の危険が目の前に迫り、避難しなければ生命の危険が高まるような状況にある場合に発令するものです。直ちに避難してください。 |
直ちに避難を |
上のような避難情報を発令する基準として、名取川、広瀬川、七北田川、梅田川などの各河川にある水位観測所の水位が使われています。
下の図にあるように、各河川ごとに様々な水位が定められており、河川の水位が一定の水位に達した場合などに避難情報が発令されます。例えば、「避難判断水位」に達した場合に「避難準備・高齢者等避難開始」が発令されます。
それぞれの水位の意味合いと発令される避難情報については、下の表をご参照ください。
水位の名称 |
意味 |
水位を基準として発令する避難情報 |
---|---|---|
氾濫注意水位 |
災害の発生を特に警戒すべきものとして県知事が定める水位で、量水標管理者が水位状況を公表することの基準水位(水防法第12条第2項) |
ー |
避難判断水位 |
氾濫注意水位(警戒水位)を超える水位であって災害の発生を特に警戒すべきものとして国土交通大臣又は県知事が定めた水位で、国土交通大臣又は県知事が水位状況を一般に周知することの基準水位(水防法第13条第1項及び第2項) |
避難準備・高齢者等避難開始 |
氾濫危険水位(洪水特別警戒水位) |
河川の水があふれるおそれのある水位 |
避難勧告 |
※このほか、氾濫が発生するおそれが高まった場合に、避難指示(緊急)を発令します。
避難する際には以下のような点に注意が必要です。
浸水のため避難が困難なときは、近くの頑丈な建物の高層階に緊急避難したり、それも難しい場合は、家の中で、より安全な場所(2階など)に避難するということも有効です。このような避難の方法を「垂直避難」と呼んでいます。
なお、周りの浸水が始まってから徒歩で避難する場合は、以下の点に注意が必要です。
市が発令する情報は「杜の都防災web」や「杜の都防災メール」で確認することができます。「杜の都防災メール」には登録の手続きが必要です。詳細はリンク先の説明をご参照ください。
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