令和4年8月9日

「（仮称）青葉山エリア文化観光交流ビジョン」と、青葉山交流広場に整備予定の音楽ホールと中心部震災メモリアル拠点の複合施設の基本構想に関しまして、このたび有識者による懇話会を設置することといたしましたのでお知らせをいたします。

まず「青葉山エリア文化観光交流ビジョン検討懇話会」についてでございます。青葉山周辺は仙台のはじまりの地とも言えるエリアであるとともに、歴史や文化、学術、自然など、多くの資源が集積し、本市の基本計画におきましても「国際学術文化交流拠点」として、本市の持続的な発展を支える重要な拠点と位置付けております。またこのエリアでは、青葉山公園の整備や大手門の復元に向けた基礎調査などのほか、このたび基本構想の策定に着手いたします音楽ホールと中心部震災メモリアル拠点の複合整備など各種プロジェクトを進めています。この機会を捉えまして、エリアの価値や魅力、回遊性の向上に向けた方向性を示すビジョンを策定するものです。検討懇話会の議論を通じてビジョンの策定を進めてまいりますが、その1回目を今月30日に開催いたします。その後、計4回程度開催いたしまして、年度内に策定することとしております。

次に、「国際センター駅北地区複合施設基本構想に関する懇話会」についてです。音楽ホールと中心部震災メモリアル拠点の複合施設に係る基本構想の策定に当たりましては、新たに設置しますこの懇話会において、複合施設の理念や事業のあり方等について意見を伺ってまいります。私自身が出席をいたしまして、進行役を務めながら有識者の皆さまから直接意見を伺わせていただきたいと考えております。第1回の開催を9月7日に予定をし、その後、来年度にかけて計6回程度の開催を予定しております。この懇話会で伺った意見や、また市民の皆さま方からのご意見等を踏まえまして、令和5年度年央での基本構想策定を目指してまいります。

杜の都の象徴ともいえる青葉山周辺の将来像を描くビジョンを通じまして、このエリアが有する魅力を多くの方々と共有しながら、複合施設の整備などにより、エリアの価値を更に高めて、国内外に向け誇りうる場所となるように、取り組みを進めてまいたいと存じます。

 

仙台市長　郡　和子