2021年10月24日（日曜日）、日立システムズホール仙台　コンサートホールにおいて、
仙台ジュニアオーケストラ第29回定期演奏会が行われました。
一昨年は台風の影響で中止、昨年は新型コロナウイルス感染症対策により編成を変更して行ったため、フルオーケストラ編成での開催は実に3年ぶりとなりました。
指揮は、仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮者など、多岐にわたってご活躍中の角田鋼亮先生が務めてくださいました。

当日のリハーサルでは、講師の先生方から本番に向けて最後のアドバイスを受けました。

　　

14時、いよいよ開演です。
冒頭は、ロッシーニ作曲の歌劇「どろぼうかささぎ」序曲です。
演奏会の幕開けにふさわしい、華やかでリズミカルな楽曲を見事に演奏しました。

続いて、モーツァルト作曲の交響曲第38番「プラハ」。古典派の楽曲らしい優雅なサウンドを客席に届けました。
　


休憩を挟み、後半最初の曲はベルリオーズ作曲、序曲「ローマの謝肉祭」。しっとりと聞かせる部分、明るく華やかな部分をそれぞれ巧みに表現しました。

プログラムの最後を飾ったのは、チャイコフスキー作曲の幻想序曲「ロメオとジュリエット」です。大曲ながら、次々に繰り出されるメロディーを美しく響かせ、息の合った見事な演奏で会場を感動に包みました。
終演後は会場中から大きな温かい拍手をいただきました。久しぶりの経験に団員も万感の思いだったことでしょう。
　


終演後は、飲食を行わない軽い打ち上げを開催しました。
指揮を務めてくださった角田先生より、「おそらくプロのオーケストラが取り組んでも難しいと感じるような曲だったと思いますが、本当に最後の最後まで頑張ってくれたと思います。若い人が持っている可能性や力は本当にすごいものだなと改めて感じました。音楽は本当に良いものだなと思いますので、これからも是非みなさん、音楽が好きで、音楽が身近にある人生を歩んでいってほしいと思います。」とお言葉を頂戴しました。

続いて、団員が企画したレクリエーションを行いました。スクリーンを使った演出でミニゲームを行い、大変な盛り上がりを見せました。コロナ禍でもできることを一生懸命考えてくれた企画係の団員に感謝です。
最後に仙台ジュニアオーケストラ父母の会より、記念品を角田先生と団員に進呈いただき、閉会となりました。
　


次回は2022年3月27日（日曜日）に2022スプリングコンサートを開催いたします。
高校2年生の団員にとっては最後のコンサートとなります。
豊かな感性が紡ぎ出す、躍動感あふれる演奏にどうぞご期待ください！
これからも、仙台ジュニアオーケストラをよろしくお願いいたします。