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更新日:2025年4月7日

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水産物部市況概要(令和6年)

1.鮮魚

1月

まぐろ類、するめいか、貝類、海藻類が減少した。また、漁もまとまらなかった。                                      まぐろ類などの刺身商材を中心に高値で推移した。

  • 入荷数量:1,350トン(前年同月比97%)
  • 平均価格:1,364円(前年同月比68円高)

2月

各魚種、時化による不安定な入荷であったものの、ほぼ昨年並みの入荷量となった。                                  時化による単価高騰により平均価格はやや上げ傾向で推移した。

  • 入荷数量:1,554トン(前年同月比105%)
  • 平均価格:1,303円(前年同月比47円高)

3月

各地散発的に時化が入り、入荷数量はまとまらなかった。                                                          入荷がまとまらない中で需要期を迎えたため、総じて単価高の展開となった。

  • 入荷数量:1,770トン(前年同月比96%)
  • 平均価格:1,272円(前年同月比89円高)

4月

貝類全般と、びん長まぐろ等の入荷増も、本まぐろ、かつおの入荷が減少した。                                                  主力魚種の入荷減に加え、月末連休の需要が強かったことから刺身中心に価格も強含みとなった。

  • 入荷数量:1,908トン(前年同月比99%)
  • 平均価格:1,142円(前年同月比69円高)

5月

上旬から中旬にかけては水揚げが多く、入荷はまとまったが、下旬は時化の影響で入荷減となった。                                                 価格は昨年並みで推移した。

  • 入荷数量:2,063トン(前年同月比98%)
  • 平均価格:1,027円(前年同月比28円安)

6月

時化の影響もなく入荷は安定した。                                     入荷が安定したことから価格も安値で推移した。

  • 入荷数量:2,087トン(前年同月比97%)
  • 平均価格:983円(前年同月比11円安)

7月

底引き禁漁と海水温の上昇により水揚げが減少し、入荷は減少した。                                             入荷が減少したことで引き合いが強まり、平均価格は上昇した。       

  • 入荷数量:1,918トン(前年同月比99%)
  • 平均価格:1,055円(前年同月比50円高)

8月

昨年よりも好調で推移した。また、さんまの水揚げが安定した。                                         水揚げが安定したため、価格が落ち着いた。

  • 入荷数量:1,815トン(前年同月比110%)
  • 平均価格:1,248円(前年同月比16円安)

9月

さんま、かつおの入荷量は伸長し、秋さけなどの主要魚種は入荷減となったが、全体的な入荷としては昨年並みに安定している。                                          価格も昨年並みに推移している。

  • 入荷数量:1,754トン(前年同月比103%)
  • 平均価格:1,278円(前年同月比25円安)

10月

さんま、かつおは例年以上に入荷まとまるも、近海物がふるわず秋さけも不良の為、入荷減となった。    秋さけ等の単価上昇により、平均価格全体を押し上げた。

  • 入荷数量:1,952トン(前年同月比97%)
  • 平均価格:1,297円(前年同月比40円高)

11月

さんま、かつおの安定した入荷が続き、その他の鮮魚も全般的に入荷が増加した。さけ腹子、たらは単価高で入荷減となった。                                           価格も昨年並みで推移した。

  • 入荷数量:1,805トン(前年同月比104%)
  • 平均価格:1,326円(前年同月比29円安)

12月

時化の影響もあり入荷は若干の減少となった。特に、なめた、たら類中心に入荷がまとまらない状況だった。                                     時化の影響もあり価格は高値で推移した。

  • 入荷数量:1,831トン(前年同月比87%)
  • 平均価格:1,777円(前年同月比144円高)

 

2.冷凍品

1月

12月の在庫を残している量販店が多く、特に赤魚、銀たら、ほたて等の荷動きが著しく低下した。                                      為替円安となったことで輸入品の価格への影響が出ている。前年より全体的に平均単価が上昇している。

  • 入荷数量:1,018トン(前年同月比101%)
  • 平均価格:1,291円(前年同月比35円高)

2月

昨年よりも貝柱、赤魚、銀たら、ベビーほたてが伸長した。                                    昨年よりも銀たら等原料価格が下がり、スポット品の荷動きが多く価格が下がった。

  • 入荷数量:1,123トン(前年同月比111%)
  • 平均価格:1,249円(前年同月比13円安)

3月

銀たら、ほたて等高額商材の荷動き増加した。                                         海外加工品の単価上昇したことで昨年の平均価格を上回った。

  • 入荷数量:1,156トン(前年同月比108%)
  • 平均価格:1,356円(前年同月比46円高)

4月

銀たら、銀さけなど大型商材の荷動きが大きかった。また、気温上昇とGWが絡んで刺身商材の入荷が増えた。                            高値疲れで各魚種、価格推移は落ち着き気味だった。

  • 入荷数量:1,310トン(前年同月比117%)
  • 平均価格:1,280円(前年同月比21円安)

5月

ホタテ類、銀たらが新物に伴い搬入増となった。                                           取り扱い数量の大きい冷さけの価格変動があまりなかったため、平均価格は落ち着いた。

  • 入荷数量:1,379トン(前年同月比123%)
  • 平均価格:1,260円(前年同月比4円高)

6月

夏場といういことでシーフード系(タコ・ホタテ類)の荷動きが良かった。                                円安の影響でほぼすべての商材で値上げとなった。来月以降もこの傾向は継続していく見込み。

  • 入荷数量:1,270トン(前年同月比125%)
  • 平均価格:1,289円(前年同月比8円高)

7月

昨年に比べ、さけ類の数量が大きく、入荷量は前年を上回ったが、高値の銀たら、ほたて類の荷動きが低下し前月を下回った。                                                       円安の影響で前年より平均価格が上がった。また、前月に比べて、えび、いか類の商材が動くようになり、前月平均価格も上回った。

  • 入荷数量:1,249トン(前年同月比130%)
  • 平均価格:1,362円(前年同月比36円高)

8月

冷凍品のお盆向け商材の荷動きは大きかったが、前月の冷さけの数量を上回ることが出来ず前月を割った。  円安の影響で各商材の単価が上がっているため前年を大きく上回っている。また、高単価商材の動きが良く前月も上回った。

  • 入荷数量:1,208トン(前年同月比108%)
  • 平均価格:1,520円(前年同月比105円高)

9月

お盆の需要期が終わり多くの商品の荷動きが低下した。                         高単価な商品よりも安価な商品の荷動きがあった。円安の影響で各商品の価格が上がり前年を上回った。

  • 入荷数量:911トン(前年同月比83%)
  • 平均価格:1,432円(前年同月比173円高)

10月

前年と比べて銀さけの荷動きが大幅に減少した為、数量は前年比を下回った。               前年に比べて輸入商材の価格が全体的に上昇しているため、前年の平均価格を上回った。

  • 入荷数量:970トン(前年同月比82%)
  • 平均価格:1,407円(前年同月比147円高)

11月

前年と比較して紅ざけ、銀ざけの金額が上がったため数量が大幅に低下した。               円安の影響から各商材の価格が高騰したため、前年、前月と比較して大きく上回った。

  • 入荷数量:979トン(前年同月比71%)
  • 平均価格:1,518円(前年同月比214円高)

12月

12月の年末需要で前月を大きく上回った。しかし、銀ざけ、ほたて等の値上げにより前年を大きく下回った。 年末商材として、ほたて、えび等の高単価商材が動いたこと、また、前年からの値上げもあり平均価格が上がった。

  • 入荷数量:1,432トン(前年同月比78%)
  • 平均価格:1,963円(前年同月比317円高)

 

3.塩干加工品

1月 

年末需要が終わり平常の入荷に戻ったが、品薄感はなく製品は荷動きと在庫のバランスがいい状況となっている。                                                 値上げが続いていることもあ、横ばいから若干の強含みで推移した。

  • 入荷数量:2,274トン(前年同月比95%)
  • 平均価格:985円(前年同月比83円高)

2月

昨年と比べると日配品の荷動きが回復している。また、製品は荷動きと在庫のバランスがいい状況となっている。                                                コスト高に伴う値上げが続いており、横ばいから若干の強含みで推移した。

  • 入荷数量:2,389トン(前年同月比107%)
  • 平均価格:1,001円(前年同月比27円高)

3月 

需要が回復し入荷も増えてきた。干物、練物等の入荷が増加した。                                       値上げも落ち着ついてきており、価格は安定してきた。

  • 入荷数量:2,418トン(前年同月比107%)
  • 平均価格:1,001円(前年同月比0円高)

4月 

品薄感はなく、製品は荷動きと在庫のバランスが良い状況となっている。                          値上げの動きが継続しており、また更に価格は上昇している。

  • 入荷数量:2,525トン(前年同月比106%)
  • 平均価格:1,032円(前年同月比8円高)

5月

前月に引き続き、品薄感はなく製品は荷動きと在庫のバランスがいい状況となっている。                        しらすの相場が高騰した前月よりは落ち着いた。

  • 入荷数量:2,382トン(前年同月比106%)
  • 平均価格:1,007円(前年同月比15円安)

6月

ほっけ等の原料高で干物類の入荷が昨年より減少した。                                    単価高のしらす類の入荷減で昨年に比べて平均単価は若干下がった。

  • 入荷数量:2,400トン(前年同月比97%)
  • 平均価格:1,007円(前年同月比24円安)

7月

品薄感はなく製品は荷動きと在庫のバランスがいい状況。                                         原料価格が引き続き高騰しており、製品価格も前月に比べて上昇している。

  • 入荷数量:2,403トン(前年同月比100%)
  • 平均価格:1,163円(前年同月比21円安)

8月

前月並みの入荷量で推移しており、品薄感はない状況となっている。                                   横ばいから若干の強含みで推移した。

  • 入荷数量:2,400トン(前年同月比103%)
  • 平均価格:1,086円(前年同月比6円高)

9月

昨年と比べると漬魚、干物類の入荷が減少したが、品薄感はなく製品は荷動きと在庫のバランスがいい状況となっている。                                                   価格は落ち着いている。

  • 入荷数量:2,341トン(前年同月比96%)
  • 平均価格:1,066円(前年同月比12円安)

10月

干物、漬魚等、輸入原料を使用した製品が高値の影響もあり減少している。                             各種商品の段階的な値上げが継続しており上昇中。

  • 入荷数量:2,529トン(前年同月比97%)
  • 平均価格:1,102円(前年同月比60円高)

11月

品薄感はなく製品は荷動きと在庫のバランスがいい状況となっている。                                     横ばいから若干の強含みで推移した。

  • 入荷数量:2,544トン(前年同月比101%)
  • 平均価格:1,108円(前年同月比28円高)

12月

ほっけ等の干物原料の高騰により、干物類は入荷減少となったが、全体的に品薄感はなく製品は荷動きと在庫のバランスがいい状況となっている。                                                                   横ばいから若干の強含みで推移した。

  • 入荷数量:3,054トン(前年同月比101%)
  • 平均価格:1,279円(前年同月比6円高)

 

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