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更新日:2016年9月20日

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発表内容以外の質疑応答の概要

(1)仙台市議会議員選挙の投票率が低かったが、市や選挙管理委員会として今後の対策は考えているか

今回、投票率がまた下がってしまったことについては、いろいろ選管でも啓発活動はやっていたかと思いますが、私としても残念に感じたところです。被災地特有の自粛ムードであるとか、やむを得ない面はあったと思います。

しかし復興に向けての一つの大きな、大事な選挙であったという面では残念だという気持ちがございます。この間、市議選の投票率は、長期低下の傾向にあるわけで、これについては議会も私どもも危機感を持っており、地方行政と議会のあり方について、より関心を高めてもらえるような両者の関係づくりが改めて問われていると思います。

今後4年間の中でしっかりと議会は議会でお考えになるでしょうけれども、我々も市政の課題を、より市民の方に強く感じていただけるようなメッセージの発信であるとか、議会との関係についてのお知らせの充実であるとか、いろいろな面で工夫していく必要があると改めて覚悟を持って考えているところです。

(2)仙台空港アクセス鉄道の再開について所感を伺う

アクセス鉄道が10月1日から全線開通しますが、本当にうれしく思います。アクセス鉄道の震災直後の被害状況は、想像を絶するものでした。この間、物理的にも大変なものでしたので、列車の運行にいろいろな機関が連携し、関係する方々が復旧に向けて、かなりの努力を傾注していただいたことに、感謝と敬意を表したいと思います。

先般アシアナ航空の本社の方もおいでいただいて、9月25日から定期便を再開するという、ありがたいお話もいただいたところです。アクセス鉄道の復旧に合わせて、国際定期便も再開しますので、我々としては、今度はせっかく戻ってきた定期便の利用が率としてカバーできるように内容を固めていく次のステップにしっかり入っていきたい。そのためには、観光、旅行関係への呼びかけですとか、いろいろな形で、市としてもできることを応援していきたいと思います。

(3)震災復興計画の計画期間について、震災復興検討会議の中では5年ではなく10年にすべきという意見もあるがいかがか

私自身は仙台の復興に向けた目標は、今回の被災地の中で一番速やかに復興することだと考えます。特に大きな課題である経済的な復興を速やかに遂げて、市民の方の暮らしの再建もやっていくことだと思っています。

復興の期間については、いろいろな課題はありますけれども、短期的に、全力を挙げてやっていくという方向で考えています。

ただ、今までの検討会議の議論の中で、長期的に考えていくべき課題もあると指摘されています。例えば、保護者の方を失われた震災遺児の皆さんの成長であるとか、大変つらい目にあわれた方の心のケアであるとか、短期では解決や見通しがつかない課題も多々あるということは確かです。

それらをどういう形で位置づけるかを、我々も行政としてしっかりと考え、また検討会議の中でも議論いただくことによって、委員のお考えと、こちらとしてご理解いただきたい部分と話がすりあってくるのではないかと思っています。

(4)基本的に震災復興計画の期間は5年と考えているのか

はい、そうです。

仙台市長 奥山 恵美子

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