ホーム > くらしの情報 > 学ぶ・楽しむ・活動する > 教育 > 仙台市教育委員会トップページ > 生涯学習情報 > はたちの集い > 令和6年(2024年)「仙台市 はたちの集い」開催概要
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更新日:2024年1月31日
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令和6年1月7日に「はたちの集い」を開催し、約7,500人の対象者が参加しました。
新型コロナウイルス感染症の5類への移行を受け、カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)にて、一部制で開催しました。
二十歳の有志の運営スタッフによるオープニング企画を行いました。
恩師からのメッセージ映像の放映
クイズ大会
仙台ゆかりの動画クリエイター「かっつー」さんによるトークイベント
20年の振り返り映像の放映
「はたちの集い」運営スタッフによる司会進行
はじめに、1月1日に発生した能登半島地震および東日本大震災の犠牲者に対し黙祷を行いました。
市長式辞
「自分自身を大切にする気持ちを忘れず、これから出会う方々とも互いの個性を認め合いながら、それぞれの夢に向かって学びやチャレンジを重ねていってほしい。」
誓いの言葉
「感謝の気持ちを忘れず、他者を思いやる気持ちを持ち、それぞれが選んだ道を進みながら、
社会の一員として、明るい希望ある未来を創り上げていきます。」
オープニング企画より、恩師からのメッセージ映像をダイジェスト版にして放映しました。また、奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」の皆さんおよびマスコットキャラクター「むすび丸」に演武を披露していただきました。
式辞を申し上げます前に、令和六年元日に発生いたしました能登半島地震におきまして、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに被災されたすべての皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
今年の「はたちの集い」は、新型コロナウイルス感染症の5類への移行に伴い、2回に分けての開催から、コロナ禍以前の1回での開催に戻して執り行う運びとなりました。従来どおり、一堂に会して式典を挙行できますこと、また、日頃より市政を支えて下さっているご来賓の皆様にもご臨席を賜り、ともに二十歳を迎えられた皆さんの門出をお祝いできますことを、心より嬉しく思っております。
今年度、仙台市では、約1万1千人の方が、二十歳の節目を迎えられました。成人としての社会的責任を改めて自覚するとともに、愛情深く育ててくださったご家族や恩師への感謝、未来への希望など、たくさんの想いを胸に抱かれているのではないでしょうか。
本日は、ここ、ふるさと仙台で、青春を彩った日々の思い出を旧友とともに懐かしみながら、将来の夢を語らい、それぞれが歩む道での飛躍を目指して切磋琢磨し合う機会となりますことを期待しております。
小学1年生の時に、東日本大震災を経験し、この数年間には、世界的な感染症に直面されてきた皆さん。震災とパンデミックという二度にわたる歴史的な困難の中で、人と人との絆や他者を思いやる心を育まれてきた皆さんには、変化に富む現代社会を、逞しく、しなやかに生き抜いていく力があると確信しております。
昨年は市民の皆様とともにアフターコロナに向けて動き出し、国際会議の開催や、仙台七夕まつりをはじめとする、仙台を代表する様々な伝統イベントの本格的な再開により、着実にまちの賑わいを取り戻してまいりました。
本年も、交流人口の更なる拡大や、震災の経験を踏まえた防災環境都市づくり、デジタル社会に適応したまちづくりに全力で取り組むとともに、脱炭素都市や「子育てが楽しいまち・仙台」の実現など、持続可能な社会づくりに向けた事業に一層力を入れてまいります。
いつの時代も、まちの活力や成長の原動力には、生き生きと躍動する若者のエネルギーがあります。若者らしいフレッシュな感性と柔軟な発想力で、これからのまちづくりに積極的に参画していただき、市民協働の体現者となって、仙台の新たな魅力や可能性を引き出していただきたいと思います。
皆さんと同世代で、目覚ましい活躍を続ける将棋界の藤井聡太名人は、次のようなことを言っています。「挑戦を楽しむことが大切。楽しむことで、自然と成長できる。」「一手一手、大切に。一番大切なのは、その時点でのベストを尽くすこと。」。この言葉のように、自分の人生も一歩一歩、自信と勇気を持って前進していってほしい。新しい一歩を踏み出す皆さんに、心からエールを送りたいと思います。
これから待ち受ける未来において、皆さんお一人お一人が、自分自身を大切にする気持ちを忘れず、これから出会う方々とも互いの個性を認め合いながら、それぞれの夢に向かって学びやチャレンジを重ねていってください。持てる力を存分に発揮し、彩り豊かな人生を歩まれますよう心から祈念いたしまして、私からのお祝いとさせていただきます。
本日は、誠におめでとうございます。
仙台市長 郡 和子
私たちは、今日、大人としての希望や不安を抱えながら、この「はたちの集い」の日を迎えられたことに、大きな喜びを感じています。
私たちが育った街、仙台。
ケヤキ並木や市内を流れる広瀬川、美しい自然と、温かい穏やかな人々にあふれたこの町で、私たちはこの二十年間、健やかに成長してきました。
しかし、2011年3月11日、東日本大震災。
大きな揺れと津波が押し寄せ、市内でも甚大な被害を受けました。
水道やガス、電気が止まり、避難所生活を強いられる人もいました。
大切な家族、一緒に小学校へ入学したはずの仲間を亡くした人もいます。
当時小学校1年生だった私たちは、それまでの日常の生活が当たり前でないことを痛感しました。
それから13年。大変な時期もありましたが、家族や仲間、先生、地域の人など、多くの方の力に助けられ、今、この場に立つことができています。
二十歳となった私たちには、大きな希望とともに、今まで支えてくださった方々へのご恩を忘れず、これからの社会を創り、支えていく責任があります。
常に社会が目まぐるしく変化していくこれからの時代を、力強く、たくましく、生きていけるように。
感謝の気持ちを忘れず、他者を思いやる心を持ち、それぞれが選んだ道を進みながら、社会の一員として、明るい希望ある未来を創り上げていくことを誓います。
令和6年1月7日
代表 田村 美優(たむら みゆ)
堀内 丞(ほりうち たすく)
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