更新日:2016年9月20日

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第59回 その時あなたは?熊本地震から学ぶこと

このたびの熊本地震で被災されたみなさまに対しまして、心よりお見舞い申し上げます。余震がおさまり、一日も早く復旧・復興が達成されますことをお祈り申し上げます。

仙台市では、被災地の熊本市で様々な支援を行っております。(平成28年5月26日現在 派遣中の人数19名 延べ派遣人数226名)
保健師による健康相談、避難所運営支援、り災証明業務支援、建物被害調査支援、水道管修繕、下水道復旧支援、特別支援学級指導など、東日本大震災時に培った経験とノウハウを活かし、復旧・復興の段階に応じた支援や助言などを行っています。

私は、5月3日から5月11日まで、避難所運営支援業務に携わる仙台市職員の調整担当として活動してきました。
具体的には、仙台市職員の配置の調整などの後方支援、熊本市の被災者支援制度などを周知する業務に携わりました。

災害派遣車両の写真 職員会議の写真

避難所運営支援についてですが、仙台市は、京都市、静岡市とともに、熊本市北区を担当しました。
現地に入った際、仙台市の車には、「仙台市災害派遣車両」と表示していたことから、信号待ちの隣の車の方があいさつしてくださったり、こどもが手を振ってくれたり、避難所内では、「遠くから来ていただき、ありがとうございます」などと声をかけてくださいました。

被害状況についてですが、かわら屋根がくずれて青いシートがかかっているところが少なからずありました。

被害の写真

仙台市は、岡山市から業務の引き継ぎを受け、4月27日より熊本市北区の11ヶ所の避難所を担当しました。5月11日には避難所を集約し、植木文化センター1か所となりました。

植木文化センターの写真

避難者の多くは、自宅が無事であっても、余震への不安で、避難生活を続けていらっしゃいました。避難所内はご高齢の方が多く、階段の上り下りが困難なため、1階の部屋を優先して割り当てていました。

食料配布の写真 段ボール仕切り設置作業の写真

車での避難者については、エコノミークラス症候群の危険性があるため、避難所内に入るよう呼びかけは行っておりましたが、余震のため建物内に入ることが怖い方も多くいらっしゃいました。
そのため毎日、22時と4時に屋内及び車中泊している避難者に対して巡回を行っておりました。
また、余震が起きた日は、駐車場に車での避難者が多くなり、次の日まで車中泊していた方もいらっしゃいました。

車での避難の写真

私も5月8日から9日にかけ、仙台市の避難所運営支援職員と一緒に直接避難所内での支援活動をさせていただきました。
そこで得られた、避難された方々からの声を一部、ご紹介させていただきます。

  • 30歳代女性
    家にいると地震が怖い、避難所には知らない人が沢山いるけど、周りに人がいると安心する。
  • その娘3歳
    家に帰ると「ぐらぐら」なるから怖い。
  • 30歳代女性
    地震が起きた時、子どもとお風呂に入っていた。
    お風呂場に行くと地震のことを思い出すので、いまだに、お風呂に入ることができないし、建物内に入ることもできず、車中泊をしている。
  • 50歳代男性
    突然、下から突き上げる感じで「ドーン」「グラグラ」。
    これといって、家具の転倒防止対策等は行っていなかったので、テレビが5メートルぐらい飛んだ。
  • 60歳代男性
    昔から地震に対する言い伝えはなかった。
    過去の地震は、震度1~3程度。
    今回の地震の揺れは「グラグラ」「ミシミシ」ではなく、瓦が落ちたり、家が揺れたりする音で「バリバリ」という感じだった。

避難者の声を聞かせていただき、やはり感じられたのは、「自助」の取り組みとして、建物の耐震診断や耐震補強工事、家具の転倒防止対策が重要だということです。
これらは、実施していることで、少しでも不安を取り除くことができます。
「共助」の取組みとしては、普段から隣近所での顔の見える関係を作っておくこと、地域の避難所運営マニュアルを事前に作成、及び確認をしておくこと、などが挙げられます。

日頃からの備えを行い、改めて防災や減災に対する意識を高く持ちましょう。

お問い合わせ

危機管理室減災推進課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎2階

電話番号:022-214-3109

ファクス:022-214-8096