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更新日:2020年5月15日
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伊達政宗の命で作られた用水路で、本流が広瀬川から梅田川に通じ、3本の支流と多くの枝流がありました。城下町をくまなく流れ、当時は防火用水、散水、洗濯用水などの生活用水や水車動力などの産業用水として用いられました。明治以降、上下水道の整備により生活用水としての利用は減少し、次第に暗渠化が進みました。特に昭和以降には、車社会の到来で水路にフタがされることにより、地上から姿を消す部分が多くなりました。
現在の四ツ谷用水は、本流が宮城県の工業用水道(暗渠)として使用されているだけで、その他の支流は暗渠化されているか埋められています。遺構としては、洗い場跡(八幡2丁目)、旧隧道跡(八幡6丁目:文殊堂入口脇に隧道への作業口が見られる)等があります。
写真左から:(1)四ツ谷堰にて広瀬川から取水(青葉区郷六)、(2)開口部(青葉区郷六)、(3)本流跡(大崎八幡宮太鼓橋下)
写真左から:(4)洗い場跡(青葉区八幡2丁目)、(5)支倉堀跡(青葉区星稜町)、(6)宝蔵院橋の放流口(青葉区福沢町)
四ツ谷用水の記憶を将来の世代に継承し、仙台の水環境について考えてもらうきっかけとして、四ツ谷用水に関するイベントを開催しています。
四ツ谷用水について広く市民の皆さまに知っていただき、その記憶を将来の世代に継承する手法について検討するため、平成22年9月に有識者等からなる「四ツ谷用水再発見懇話会」を設置しました。「四ツ谷用水再発見懇話会」では、平成25年3月までに8回の会議と市民参加のフォーラムやイベントを開催し、その成果を踏まえて「四ツ谷用水の周知と継承のための提言」を取りまとめました。
この提言により、四ツ谷用水の周知と継承の手法、四ツ谷用水の活用について一定の方向性が示され、懇話会設置の目的が達成されたことから、平成24年度末で四ツ谷用水再発見懇話会は終了しました。なお、この提言書は、平成25年4月26日、四ツ谷用水再発見懇話会より市長に直接提出されました。
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