ページID:9760

更新日:2016年9月20日

ここから本文です。

腸管出血性大腸菌感染症

平成25年9月、市内の保育所において、腸管出血性大腸菌感染症の集団感染が発生しました。保育所の集団感染事例は、全国で既に過去3年における年間発生件数を上回る状況になっています。

腸管出血性大腸菌感染症は,1年中発生します。特に6月~9月にかけて発生数が増加しますので,この時期には特に注意が必要です。

主な症状

腸管出血性大腸菌(O157等)に感染すると,まったく症状がない場合から,軽い腹痛や下痢のみで終わる場合,さらには頻回の水様便,激しい腹痛,血便とともに重篤な合併症を起こし死に至る場合まで様々です。多くの場合は次のとおりです。

  • 潜伏期間(感染から発症までの期間)はおおよそ3~8日
  • 症状は下痢(頻回な水様便,血便),激しい腹痛,発熱(多くは一過性)
  • 症状のある人の6~7%に,急性腎不全・血小板の減少・貧血などの症状を呈する溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こすことがある

感染経路

  • 腸管出血性大腸菌に汚染された食品・水などを食べたり飲んだりすることによる経口感染
  • 汚染された手などを介して口に入る糞口感染
  • 動物と接触することにより感染する場合もある

予防

腸管出血性大腸菌は熱に弱く,75℃で1分の加熱,またはアルコールなどの消毒剤で死滅します。そのため,食品を十分加熱する,手を洗うなどの予防が決めてです。

  • 手洗いを十分に行う(正しい手洗いの方法について
    帰宅時,調理前,調理中,食事前,特に用便後・動物に触れた後には念入りに手を洗う。
  • 食品を衛生的に取扱う
    食材の十分な洗浄,加熱。
    調理した食品は速やかに食べる。(冷蔵庫の過信は禁物。冷凍しても菌は死にません。)
    調理器具を清潔に保つ。
  • 生水を飲まない

下痢,腹痛などの症状があるときは

安易に下痢止めなどを飲まず,早めに受診し,医師の指示に従いましょう。
(下痢止めは毒素が体内にとどまってしまうことがあるので,自己判断で飲まないようにしましょう。)

症状のある方の入浴は最後にするか,シャワーの利用だけにしましょう。

病気,予防法等について,詳しくは,主治医または最寄りの保健福祉センターにお問い合わせください。

青葉区保健福祉センター管理課 022-225-7211(代)
宮城野区保健福祉センター管理課 022-291-2111(代)
若林区保健福祉センター管理課 022-282-1111(代)
太白区保健福祉センター管理課 022-247-1111(代)
泉区保健福祉センター管理課 022-372-3111(代)

詳しい情報の得られるホームページは下記のとおりです。

お問い合わせ

健康福祉局感染症対策課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎6階

電話番号:022-214-8029

ファクス:022-211-1915