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更新日:2016年9月20日

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細菌性赤痢

細菌性赤痢は、赤痢菌により引き起こされ、血便を生じる急性の下痢症です。近年の細菌性赤痢患者は海外からの帰国者で大部分占められていましたが、平成22年9月~10月、国内で同一の汚染源によると疑われる広域・散発的発生が確認されています。
また、細菌性赤痢は腸管出血性大腸菌と同様に、微量の菌により感染するため、感染が拡大しやすく、特に保育所、幼稚園や社会福祉施設などで集団発生しています。

症状

体内に赤痢菌が入ってから、通常1日~5日(大多数は3日以内)後に発症します。最初の1日~2日の発熱とともに腹痛・下痢が始まり、下痢の回数が増え、典型例では膿粘血便やしぶり腹を伴います。
なお、菌を持っていても症状のないこともあり、気がつかないうちに感染をヒトや食品に広げる場合があります。

感染経路

  • 赤痢菌に汚染された食品・水などを食べたり飲んだりすることによる経口感染
  • 赤痢菌に汚染された手などを介して口に入る糞口感染

予防・拡大防止

  • 排便後および食事前の手洗い励行(正しい手洗いについて)
  • 患者便で汚染されたトイレの消毒
  • 汚染地域と考えられる国では生もの、生水、氷などは飲食しないこと

下痢,腹痛などの症状があるときは

  • 安易に下痢止めなどを飲まず,早めに受診し,医師の指示に従いましょう。
  • 特に、食品を取扱われる方は、調理業務への従事を見合わせ、受診してください。
  • 症状のある方の入浴は最後にするか,シャワーの利用だけにしましょう。

病気,予防法等について,詳しくは,主治医または最寄りの保健福祉センターにお問い合わせください。

青葉区保健福祉センター管理課 022-225-7211(代)
宮城野区保健福祉センター管理課 022-291-2111(代)
若林区保健福祉センター管理課 022-282-1111(代)
太白区保健福祉センター管理課 022-247-1111(代)
泉区保健福祉センター管理課 022-372-3111(代)

お問い合わせ

健康福祉局感染症対策室

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎6階

電話番号:022-214-8029

ファクス:022-211-1915