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更新日:2024年1月11日

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第2回「-協働がつなぐ仙台-郡市長とふれあいトーク」(11月21日)

 11月21日(火曜)は、折立小学校にて、折立地区の地域活性化に取り組む「折立素敵物語実行委員会」をはじめとする皆さんと懇談しました。
 懇談前には、視聴覚室にて折立小学校6年生によるイベントの準備の様子を拝見しました。

イベント準備の様子1

イベント準備の様子2

          イベント準備の様子

折立素敵物語実行委員会

 平成28年度、折立市民センター主催事業として地域住民有志により発足。折立地区のジオラマ制作や小学校への出前授業、「ライトアートin折立」のイベント開催などにより、地元への愛着の醸成や地域活性化に取り組んでいます。
 中でも、「ライトアートin折立」は、折立小学校6年生の国語の授業において、児童から提案されたアイデアを実行委員会が中心となって実現したことに始まり、今年5回目を迎えたイルミネーションイベントです。毎年12月に、地域の子供たちが作成したペットボトルランタンや発泡スチロールにLED電球を配置して作る電光板「ピカボード」で折立公園を彩り、地域の多世代の交流が生み出されています。

ライトアートin折立の様子1

ライトアートin折立の様子2

        ライトアートin折立の様子

懇談に参加された方

実行委員長      岩松 健雄(いわまつ・たけお)氏
副実行委員長     吉田 隆(よしだ・たかし)氏
副実行委員長     向井 光明(むかい・みつあき)氏
尚絅学院大学名誉教授 阿留多伎 眞人(あるたき・まこと)氏
折立小学校校長     大友 雄一郎(おおとも・ゆういちろう)氏
折立市民センター館長 小原 純(おばら・じゅん)氏

皆さんと一緒に

皆さんと一緒に(写真)

市長
 先ほど、6年生の子供たちと一緒に12月2日開催のイベント「ライトアートin折立」で使用されるピカボードの準備に参加させていただきました。子供たちが熱心に緻密な作業をされていてとても感心しました。
 仙台市基本計画では「地域協働プロジェクト」を掲げていまして、多くの方々と協働でまちづくりを進めていくということが仙台市の基本的な考え方の1つです。まさに協働で地域を盛り上げていただいている皆さんに深く感謝申し上げます。
 今日は、協働で地域づくりにご尽力されている折立素敵物語実行委員会の皆さんとの懇談ということで楽しみにしてまいりました。限られた時間ではありますが、どうぞよろしくお願いします。
 では、岩松実行委員長さんからおひとりずつ自己紹介をお願いします。

岩松さん
 折立素敵物語実行委員会の実行委員長を仰せつかっております岩松と申します。私はここ折立に生まれて折立で育って現在に至ります。折立小学校が折立分校だった時代の卒業生です。よろしくお願いします。

吉田さん
 今年から副実行委員長を仰せつかりました吉田と申します。この活動に最初から携わりまして、今年で5回目になります。小学生が発案されたことを大人がいかにお手伝いできるかという基本的なところに心打たれて活動をしています。

向井さん
 同じく副実行委員長をしております向井と申します。私は生まれは九州の鹿児島なんですが、仕事の関係で仙台に住むようになりました。「ライトアートin折立」は地域のみんなで楽しめるイベントだと思います。そういうのが一番いいかなと思っています。

岩松さん

吉田さん

向井さん

岩松さん(写真)          吉田さん(写真)          向井さん(写真)

阿留多伎さん
 尚絅学院大学を3月で退職した阿留多伎と申します。専門はまちづくりなどで、ピカボードを発明しました。こんな素敵なお祭りの道具として使ってくれる人がもっと増えるといいなと思っているところです。

大友校長
 本校校長の大友と申します。2年目になります。コロナ禍で3年間地域とのつながりが制限されている中で苦しい状況もありましたが、コロナ禍前にやっていた活動を徐々に戻しつつ、先輩たちがつないで来てくださったことを、私もしっかりつないでいこうという思いでいます。「ライトアートin折立」というこのお祭りは、子供たちが企画したことから我々の思いが非常に強いものです。主体的に子供たちが関わっているということが大事だと思っていますので、どんどん受け継いでずっと長く続くお祭りになればいいなという風に思っています。よろしくお願いします。

小原館長
 折立市民センター児童館館長の小原と申します。よろしくお願いします。大友校長先生と同じように2年前から折立の方に赴任させていただいて、その時に折立の素敵物語の方々に出会いました。市民センターは、地域との交流そして諸団体とつないでいくというのが大きなねらいですので、ここに参加させていただいて嬉しいなと、これから私も尽力していきたいなと思っているところです。どうぞよろしくお願いします。

阿留多伎さん

大友校長

小原館長

阿留多伎さん(写真)        大友校長(写真)         小原館長(写真)

折立素敵物語実行委員会の活動紹介

市長
 素敵物語実行委員会という名前自体が素敵なわけで、どの様な活動をされているのかまとめていただいたものがあると伺っておりますので、それを拝見させていただいて、ご説明いただいてよろしいでしょうか。

折立市民センター遠藤さん
 昨年度の活動までをまとめたものをご覧いただきたいと思います。

市長
 ありがとうございました。
 子供たちが中心となってやっていて、それを大人たちがうまくサポートして実現する、とてもすばらしい取り組みだと思いました。今、地域のつながりが希薄化していると言われる中、特にコロナ禍のときは大変なご苦労をされこのイベントを継続してこられたんだなと思いながら活動の様子を拝見させていただいたところです。

活動紹介の様子

折立市民センター職員の遠藤さんによる活動の紹介

子供たちの提案から折立自慢のイベントに

市長
 当初のこの活動には、岩松さん、吉田さん、向井さんと3名が一緒に活動されたと伺いましたが、どんなきっかけでこの活動が始まったのでしょうか。

岩松さん
 平成28年に市民センターの職員の方から、市民センターに集まって地形模型を作ってみないかという誘いがあって、それに参加した人たちで折立地域の活性化のため、この「折立素敵物語実行委員会」を立ち上げました。地域の運動会などはありましたがその他に世代間を越えた場がなかったので、そういう機会がないか探していたところ、小学校の国語「町の幸福論」の学習で、子供たちから「折立地域に何かイベントがあるといいのでは」との提案があり、始まりました。地域のみんなで話し合い、ペットボトルとイルミネーションでのパフォーマンスをやってみようかということになったんです。「ライトアートin折立」というネーミングは、子供たちが提案してくれた名称です。

市長
 副実行委員長の吉田さんはいかがですか。

吉田さん
 折立の住民が誇れるような、例えば「うちの折立ではこんなことをやっているよ」と自慢できるようなイベントにしていきたいと思っています。今は、幼稚園の子供さんから小学生、中学生、地域住民といった形で多世代でやっていますが、今後もこれをうまくつなげていって、あらゆる世代を巻き込んで、折立自慢のイベントに成長させていきたいと考えています。

地域住民がつながるきっかけに

市長
 向井さんは、当初からこの活動に参加されてどんなところが魅力だなと思っておられますか。

向井さん
 地域としては運動会やふれあいまつりと並ぶ折立の三大イベントの1つとして冬の風物詩みたいなものになっていますが、「ライトアートin折立」を初めて見ましたとか、知らなかったという感想もあるので、折立地区全地区の7~8割の方が知っている、見たことがあるというイベントになるよう周知徹底していきたいと思っております。

市長
 阿留多伎さんは、ご発明になられたピカボードの仕組みを使って、このような形で子供たちを巻き込んだお祭りになったことについてはどのような感想を持たれていらっしゃいますか。

阿留多伎さん
 発明者冥利に尽きます。もともとは名取市増田地区の活性化のために地元の方から相談されて、作ってみたのが最初なんです。そこから他の地域でも使っていただいて、そのようなつながりでネットワークが広がり始めたところで大変うれしく思っています。住民同士の関係性が良くなることで、地域への帰属意識が高まるということが分かっているので、人と人とのつながりをピカボードで作れないかなと思い、活動を続けています。

懇談の様子1

懇談の様子2

懇談の様子

多世代の交流が生み出されるライトアートin折立

市長
 岩松実行委員長がつなぐ役割を果たしてくださって、子供たちもこんな風にのびのびとワクワクしながら取り組んでいらっしゃるのを見てすごいなと思いましたが、岩松実行委員長としてはどうお感じになりましたか。

岩松さん
 ピカボードをやり始めた頃、展示した会場に校長先生が来られた時に子供たちが、「ここ作ったんだ!」と得意げな顔で声を大きくしている姿を見て、学校にやってもらってよかったなと思いました。その次の年からペットボトルランタンの絵付けもお願いしていますが、そちらも全校生徒1人1個ずつ絵付けをしてもらっています。少しずつですが何とか広がっていて、来年はどんな内容をプラスしていくかいろいろ考えるのが楽しみですね。

市長
 校長先生、この活動での効果と言いますか、子供たちの様子はいかがですか。

大友校長
 子供たちは、自分たちが提案したことが本当につながっていくんだと実感、体感しています。教科書を飛び越えた実感が出来ているのは、皆さんの協力があってこそだなと本当にうれしいです。子供たちの願いや希望、目標の種を撒いて、こんなに早く成長しているというのも非常にうれしいです。学校としても、地域と繋がる大事なイベントなので教職員一丸となって取り組んでいきたいですし、一丸となってやっています。子供たちが主体的に関わっているというのをすごく感じますし、きっと将来この地域を盛り上げてくれると感じています。

市長
 小原さんはどんな風に見ていますか。

小原館長
 地域の方が、地域をどのように活性化させていきたいか、どのように作っていきたいかということが祭りに表れているのかなと思いました。「ライトアートin折立」をすることにより、地域に住む子供たち、大人、そして高齢者の方々をどのようにつないでいったらいいかなという、一つの方向性のようなものを見せてもらっていると思っています。若い力、若い世代を巻き込みながら「ライトアートin折立」を盛り上げていけたら、小さな子供から高齢者までの流れが出来てくるかなと思い、市民センター職員みんなで頭を悩ませながら知恵を出し合っています。それがうまく実を結んで、いろんな流れ、世代間の交流が出来ていけばうれしいと思っています。

懇談の様子3

懇談の様子4

懇談の様子

「素敵」な折立に

市長
 とても貴重なお話をたくさん伺いました。まちが賑やかになっていくだけじゃなくて、何かあった時に多世代でいろんな意味で助け合いが出来る強靭なまちになっていくんじゃないかと思います。とても素晴らしい取り組みに発展しているのが、この「ライトアートin折立」なんだなという風に思いました。本当にありがとうございます。
 折立素敵物語実行委員会の皆さんのように、地域に根差して多世代の交流が図られるように、私どもも参考にさせていただきながら取り組みを深めていかないといけないなと思った次第です。
 次に何をするか、どのように発展させるかということについても、皆さんでディスカッションをして、なお素敵な形になることを心から祈念しております。今日はどうもありがとうございました。

郡市長

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