更新日:2019年8月28日

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市長就任3年目を迎えるにあたって(発表内容)

令和元年8月27日

 

先週で仙台市長に就任して丸2年が経過いたしました。この間、ご協力、ご指導をいただきました市民の皆さま方、市議会の皆さま方、そして関係機関の方々に厚く御礼を申し上げたいと思います。

2年目もさまざまな取り組みを進めてきたわけですけれども、中でもいじめ防止条例、これについて市民の皆さま方から多くのご意見を頂き、また市議会においてもさまざまな視点から熱心なご議論を経て成立に至ったこと、これは大変ありがたく思っております。今後とも学校、地域の皆さま方と連携をし、力を合わせて条例の理念を広め、実効性を上げる努力を続けていく考えでございます。

本市の現状に目を向けますと、かさ上げ道路の完成も見えてまいりました。東日本大震災からの復興というのは総仕上げの段階にあるといえます。復興の過程で再確認いたしました市民の皆さんの行動力や、この街が備える防災力などを「新たな杜の都」を生み出す力へとつなげていくことが、今後の大きな挑戦だと捉えております。

また本市の人口ですが、間もなくピークを迎えますけれども、数年のうちには減少してきます。この2年間、経済・観光分野の戦略などの策定、それから放射光施設の誘致などに力を尽くしてまいりましたのは、復興需要の収束を見据えたものでございます。また人口減少に直面する本市の未来に向けた布石でもございます。従来よりも早く次期総合計画の検討を始めましたのも、この未知の状況に対する課題認識があったからこそであります。

就任3年目にあたりまして、こうした現状を踏まえまして、私はこれからの市政において大きく次の3つに焦点を当ててまいりたいと考えています。

一つ目ですけれども「都心再構築プロジェクトの推進」であります。都市の活力の源泉でもある都心部におきまして、本市独自の魅力と優位性を高めていくために、できる限り早く第二弾の施策を取りまとめてプロジェクトをさらに前に進めてまいります。

二つ目ですけれども「将来を見据えた産業政策」であります。地域企業の経済活動の活性化を図って、取引や雇用の増加、若者の地元定着などを図るために、経済・観光の戦略などに基づく取り組みを押し進めるとともに、次世代型放射光施設を核としました研究開発などの産業集積の構想や、ガス事業の民営化といった産業政策を推進してまいります。

第三は「子育て応援プロジェクト」でございます。本市の子育て世帯を取り巻く環境は楽観できるものではなく「子育てするなら仙台」の実現は市政の最重要課題の一つであると考えています。子育てに関わる部署や施設の相互連携や体制強化を進めると同時に、担当局だけでなく市役所全体で知恵を出し合って、年度内に策定いたします新しい「すこやか子育てプラン」に新規・拡充の施策を盛り込むべく検討を進めてまいります。

仙台市政は大きな転換期にあり、将来を見据えた長期的な視点の下、未来に向けた確かな一歩を踏み出さなければなりません。このたび市民の皆さま方の信任を受けました市議会の皆さまとともに、引き続き全力で市政運営にあたってまいります。今後ともご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

 

仙台市長 郡 和子