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更新日:2016年9月20日
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国際センター駅周辺には、仙台城跡をはじめとする歴史的建造物や、博物館・美術館などの文化施設が集積しています。駅周辺に今も残る歴史的遺構について、博物館の学芸員に紹介してもらいました。
400年前、慶長遣欧使節団の大使を務めた支倉常長の像 |
「野面(のづら)積み」と呼ばれる、自然石で積み上げられた石垣「清水門跡」 |
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博物館の庭に設置されている伊達政宗胸像 |
広瀬川の川底に見えるかつての大橋の柱穴跡 |
「伊達政宗騎馬像は仙台を代表する観光スポットとして有名ですが、実は仙台城本丸跡にある像は二代目なのです。初代の騎馬像の一部は、胸像として博物館の庭に残されています」と教えてくれるのは、博物館学芸員の佐々木徹さん。戦時中、武器を作るために回収された初代の騎馬像は、戦後、塩釜市内で発見されたのだそう。いつもは見上げる政宗像とは違い、間近でその迫力を目にすることができます。「ほかにも、書院風茶室『残月亭(ざんげつてい)』や往時の面影が残る石垣『清水門跡』、仙台とゆかりの深い中国の文学者・魯迅(ろじん)の碑など、博物館周辺には歴史的な遺構が点在しています」と佐々木さんは話します。
続いて向かったのは、広瀬川に架かる大橋。「昔の大橋は、今の橋より少しだけ北に架けられていました。川底をのぞくと、岩盤を丸く掘り込んだ柱穴の跡が見えますよ」。そのほか、佐藤忠良(ちゅうりょう)制作の「支倉常長像」や、現在は東北大学川内キャンパスへ続く階段となった、かつての登城路である「扇坂(おうぎざか)」など、駅周辺の見どころを案内してくれました。
「国際センター駅前から仙台城跡へは、大手門跡ルートと巽門(たつみもん)跡ルートの行き方があります。周囲にはさまざまな樹木が茂っているので、季節ごとに変わる景色を感じながら、歴史の足跡を巡るのも楽しいですね」と佐々木さんは笑顔で話してくれました。
博物館学芸員の佐々木さん
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