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更新日:2024年3月19日

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HAPPYなお付き合いをするために―デートDVを知ろう―

彼氏や彼女から、こんなことされてない?してない?

  • デブとかバカとかよく言われる。
  • 不機嫌だったり、怒ったりするのは、いつも私が悪いんだって。
  • 友達や家族と連絡をとったり、一緒にいると怒られる。
  • スマホをいつもチェックされる。友達のアドレスも全部消された。
  • 裸の写真を撮られた。別れたらネットに公開してやるって。
  • エッチはイヤなんだけど、怒るから断れない。
  • デートにかかるお金はいつも自分が払っている。
  • 殴られたり、蹴られたりして、とても怖かった。

それは・・・交際相手からの暴力「デートDV」です!考える男女のイラスト

あなたと交際相手との間で、こんなことは起こっていませんか?
あなたに恐怖や不安を与え、何かをガマンしたりあきらめたり、相手を怒らせないようにいつも神経を張りつめているような関係になっているなら、そのような言動は「暴力」です。交際相手との間で起きる暴力のことを「デートDV」と呼びます。場合によっては、暴行罪などの犯罪になることもあります。

 

 

デートDVには、いろいろな形があるよ

  • 心への暴力
    いやな呼び方をする、傷つく言葉を言う、大声でどなる、無視する、別れるなら自殺するなどと脅す・・・など
  • 身体への暴力
    殴る、蹴る、叩く、つねる、髪の毛を引っ張る、腕を強くつかむ、壁に押し付ける、熱いものを押し付けて火傷をさせる・・・など
  • 行動の制限
    家族や友達と遊びに行ったり旅行にいくのを嫌がる、帰宅が遅いと怒る、服装や髪型を制限する、居場所をいつも報告させる・・・など
  • デジタル暴力
    返信が遅いとキレる、ケータイやスマホをいつもチェックする、SNSで異性の友達をフォローしたり「いいね!」をすると怒る、GPSで常に居場所をチェックする・・・など
  • 経済的な暴力
    デート費用をいつも負担させる、アルバイトや仕事をさせない(させる)、高価なプレゼントを買わせる、お金を借りるが返さない・・・など
  • 性的な暴力
    エッチを断ると不機嫌になる、避妊や性病予防に協力しない、AVと同じことを強要する、裸の写真や動画を撮る、別れるなら写真や動画をネットにバラまくと脅す・・・など

デートDVにあってるかも!?と思ったあなたへ

  • あなたは悪くない
    自分を責めないで。どんな理由があったって、暴力を受けていい人なんていない。困っている男の子のイラスト困っている女の子のイラスト
  • 自分の身体と心を大切にしよう
    かけがえのない自分を大事にしよう。相手に「NO!」と言ってもいいんだよ。
  • 誰かに相談しよう
    一人で抱えこまないで、信頼できる友達や大人、専門の相談窓口に相談してみよう。

でも、やさしい時もあるから・・・

もちろんそうでしょう。だって、あなたが好きになった相手なんだもの。DVには、右のような「暴力のサイクル」があると言われていて、バクハツして暴力を振るった後に反省したり、やさしい言葉であなたを引き留めようとする時期があるよ。そのサイクルは次第に回転が速く、エスカレートする傾向があるんだ。あなたの心はどんどんキツくなっていないかな?あなたがどんなに努力しても、相手を変えることはとっても難しいんだ・・・。

暴力のサイクルのイラスト

別れたいけど・・・

相手があきらめてくれない・・・

相手につきまとったり、メール等の連続送信、無言電話などは、ストーカー規制法で処罰の対象になるんだ。
警察署に相談してみよう。
あなたの申し出によって、警察から相手に警告や禁止命令を出してくれることもあるよ。もし家などに押しかけてきて、立ち去らない場合には住居侵入罪などの犯罪になることも。不安や恐怖を感じるようなことがあったら、迷わず110番して警察に相談しよう。この法律は性別や年齢に関係なく適用されるよ。

裸の写真をバラまくって脅される・・・

裸の写真など、あなたが恥ずかしいと思う写真などをネットやSNSでバラまく行為は、リベンジポルノ防止法やストーカー規制法で禁止されているんだ。「バラまくぞ」と脅す行為自体が脅迫罪になるよ。けれど一度でもネットで公開されてしまうと、全部を削除するのはとても大変・・・。だから、そういう写真を撮らない・送らないことが一番大事!

実は相手からお金を借りていて・・・

相手からお金を借りていたり、高価なプレゼントを受け取っていたら、別れるのは難しいと思うかもしれない。でも、だからといって暴力を受けていいことにはならないよ。このまま関係を続けていても、どんどんツラくなるだけじゃない・・・?経済的な問題は、弁護士に入ってもらう方法もあるよ。

リベンジポルノ・自画撮り被害にあわないために

交際相手などから裸の写真等を求められても、絶対に送っちゃダメ!怖がる女の子のイラスト

別れるなら写真をネットでばらまくと脅されたり、リベンジポルノ被害にあう原因になるよ。また、一度ネットで流出してしまうと、不特定多数の人に繰り返しコピーされ、全部を削除するのはとっても困難。だから、裸の写真等を求められても、はっきり断ろう!SNSなどで知り合った面識のない人に送るのは、ホントに危ないよ!18歳未満の相手に裸の写真を送るよう求めたり、スマホに保存する等の行為は、児童買春・児童ポルノ禁止法違反として検挙・補導されることもあるんだ。もし、送ってしまった場合でも、送ったあなたが罰せられることはないから、安心して、相談して。

友達が被害にあっていたら

ただそばにいて、じっくり話を聴いてあげるだけでも、友達のチカラになれるよ。

  1. 気持ちを聴く、受け止める
    友達の気持ちを聴いて共感してあげるだけでも、自信を取り戻すことにつながるよ。「その気持ち、わかるよ」。それだけでも大きなチカラになる。
  2. 「あなたは悪くないよ」と伝える
    パートナーからいつも「お前が悪い」「お前のせい」と言われ続けることで、「自分が悪い」と思い込まされているのかも・・・。まずは「あなたは悪くない」「暴力をふるわれていい人なんていない」と伝えて。
  3. 自分たちだけで解決しようとしない
    おだやかに別れたいと思っても、相手が簡単にあきらめてくれないことも。また、別れ際が一番危なくて事件になりやすいといわれているよ。専門の相談窓口や信頼できる大人の人に助けを求めてほしいと伝えたり、誰に相談できるか一緒に考えてみて。

デートDVを受けたことのある人はどのくらいいるの?

「20代女性の3人に1人」がデートDVの被害経験あり驚く男の子のイラスト

平成27年に仙台市が実施した調査によると、今までに交際相手がいた20代の人のうち・・・性は3人に1人(31.6%)、男性は8人に1人(12.5%)の割合で被害経験があるという結果だった。つまり、あなたや知人が被害にあう(あっている)可能性も十分あるということ。身近な問題なんだよ。

相談窓口に相談してみよう!

電話を受ける相談員のイラストあなたや、あなたの友人がデートDVにあっているとき、味方になってくれる人はたくさんいるよ。デートDVを本人たちだけで解決するのは大変。まずは、相談窓口に相談してみて。
もし必要なら警察や弁護士、医師なども紹介してもらえるから、一緒に解決を目指そう。

Q 親や先生に知られないか心配・・・

 A あなたの秘密は守られるよ。名前を言わなくても大丈夫。
親や先生に知られずに相談・対応できるから、安心して相談して。

Q お金ないんだけど・・・

 A 無料で相談できる相談窓口があるよ。

Q 何を相談したらいいの?

 A 何を相談したいか決まっていなくても、今のあなたの苦しい気持ちを打ち明けてみて。話を聴いてもらうだけでも気持ちはラクになるかも。

Q 相談したら何をしてくれるの?

 A まずはあなたのお話をじっくり聴くよ。あなたの気持ちを大切にしながら、あなたが今後どうしていきたいかを一緒に考えよう。

HAPPYな関係でいるためには?

自分を大切にする

  • 自分の気持ちを大切にする
  • 自分のことは自分で決める
  • 自分のNOを大切にする

相手を大切にする

  • 嫉妬しても相手にぶつけない
  • 相手の全てを知る権利はない
  • 相手は自分のモノじゃない

言葉で伝える

  • 自分の気持ちを言葉で伝える
  • お互いにNOと言える関係をつくる
  • どんな理由があっても暴力はダメ

デートDVをしてしまわないために

愛しあっていれば何でも許されるわけじゃないよ。束縛は「愛の証」じゃないし、その人は自分の「恋人」であっても、自分の「モノ」じゃないよね。自分にとっては当たり前なことでも、相手にとっては当たり前じゃないかもしれない。自分も、自分の大好きな人も、かけがえのない大切な人。自分の気持ち、相手の気持ちを大事にして、お互いに認め合って寄り添うことができれば、きっと笑顔でHAPPYな関係でいられるよ。笑顔の女の子のイラスト笑顔の男の子のイラスト

デートDV防止啓発リーフレット

「HAPPYなお付き合いをするために―デートDVを知ろう―」(PDF:2,937KB)

※相談窓口はリーフレットをご覧ください。

※このページは仙台市と公益財団法人せんだい男女共同参画財団、仙台人権啓発活動地域ネットワーク協議会の協力により作成しました。

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お問い合わせ

市民局男女共同参画課

仙台市青葉区二日町1-23 二日町第四仮庁舎2階

電話番号:022-214-6143

ファクス:022-214-6140