泉区
ページID:31743
更新日:2023年11月20日
ここから本文です。
令和5年9月23日(土曜日)に仙台市立寺岡小学校を会場として、紫山連合町内会、寺岡連合町内会、寺岡小学校、寺岡中学校などの関係団体・機関と泉区の協働により多くの皆様のご参加のもと、「令和5年度仙台市泉区総合防災訓練」を実施しました。
今回の訓練は、平成23年3月の東日本大震災の教訓を踏まえ、紫山及び寺岡地区の両連合町内会が連携して行う総合防災訓練となりました。
今回の訓練は、寺岡小中学校区となる紫山連合町内会及び寺岡連合町内会が連携して行う総合防災訓練となりました。また、「昼間時に地域を担う中学生に、災害発生時の知識を習得させ防災の大切さを学ぶ機会を与える。」ことを目的に、寺岡中学校の全生徒が参加し、各学年ごとに多様な訓練に取り組みました。
午前9時00分の花火を合図に、各町内会では自主防災組織のマニュアルに従い、各家庭の無事を知らせる黄色い旗掲示などの安否確認を行いました。町内会役員は「いっとき避難所」を経由して指定避難所となる寺岡小学校に移動、中学生と合流し避難人員や被災状況等の確認等を行い、その後、紫山連合町内会防災部長の「訓練開始宣言」で各種訓練を開始しました。
寺岡小学校校庭へ避難した寺岡中学校生 泉区長が日頃の訓練の大切さを参加者に伝えました。
紫山連合町内会防災部長の「訓練開始宣言」により訓練が開始されました。
寺岡小学校の体育館では、紫山連合町内会が避難所設営及び避難所運営訓練を行いました。
紫山連合町内会避難所運営委員会による避難所訓練
1年生4クラスは、寺岡小学校の校庭で濃煙訓練、初期消火訓練、災害時給水栓取扱訓練、夜間の停電に備える発電機・投光器取扱訓練をクラスごとに実施した後、隣接する寺岡コミュニティーセンターで消防車の視察と災害用備蓄物資の展示説明を受け、災害への対応と備えの大切さを学びました。
火災の煙による視界不良を疑似体験する濃煙訓練 水消火器により消火器の使い方を学ぶ初期消火訓練
水道が断水した場合に対応する災害時給水栓取扱訓練 夜間の停電に備える発電機・投光器取扱訓練
泉消防署の隊員から消防車の機能説明を受けました。 備蓄物資の展示には「ひとまちぼうた」クンも参加
2年生は寺岡小学校の体育館で、4クラス合同の応急手当訓練(救命入門コース)を受講し、泉消防署から全員に「救命入門コース参加証」の交付を受けました。
救急救命士から心臓マッサージとAEDの使用方法を学びました。
3年生は2クラスごとに2班に別れ、1班は校舎内教室においてVRによる地震体験と災害対応用ドローン映像視察。2班は中庭での災害用仮設トイレの設置解体訓練を交互に行いました。途中、災害用仮設トイレの設置完了後は、医療法人松田会様のご支援により、全クラス合同で車いすによる災害用仮設トイレ使用支援訓練を実施しました。
また、一部の生徒は紫山・寺岡地区社会福祉協議会が行った要援護者支援訓練に参加して、障害の種別に対応した支援方法を学びました。
災害用仮設トイレの設置解体訓練 (医)松田会による車いすの仮設トイレ使用支援訓練
(公社)仙台市防災安全協会によるVR地震体験 災害対応用ドローンによる寺岡・紫山地区の映像視察
デモ用ミニドローンによる災害対応用ドローン活用講習 社会福祉協議会が行った要援護者支援訓練
紫山・寺岡地区社会福祉協議会は寺岡市民センターと協力して、避難所用パテーションの設置や簡易ベットの組み立て等、補助避難所の設営訓練を行いました。
今回の訓練には、寺岡中学校全生徒の皆様にご参加いただきました。「仙台市地域防災計画」では、平日の発災時には中学校の生徒の皆様に地域の力としてご活躍していただくこととしており、紫山・寺岡地区では寺岡中学校のご協力のもと、より一層積極的に防災訓練に参加いただきました。
近年多発する豪雨災害のように、災害はいつどこで発生するかわかりません。「備えあれば憂い(うれい)なし」です。ご家庭や職場等で非常時の連絡方法や備蓄品、避難場所などを再確認し、いざというときの備えを万全に整えていただき、皆様の災害対応力を高めていただければ幸いです。
また、多くの町内会で防災訓練を実施しております。お住いの地区で実施される際には、積極的なご参加をお願いします。
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.