泉区

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更新日:2019年8月2日

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白石城址

泉区根白石市街地の北300mにある室町時代の城跡です。
城址は高さ15メートル、東西100メートル、南北80メートル程の方形で高台の平場になっており、東面、南面は垂直に近い断崖で、北から西にかけて回り込む形の土塁は高さ2メートルあまり、その外側に幅10メートル程の空堀があります。
城主は代々白石参河守を名乗り、初代城主は国分氏の一族で黒川晴氏(月舟)の弟、入嗣の居城であったとも伝わっています。

城址には、伊達政宗の祖母である栽松院(さいしょういん)の墓や、栽松院の冥福を祈って建てられた三十三所観音、宇佐八幡神社などがあります。また、境内には毎年見事な枝垂桜が花を咲かせ、地域のお花見の名所にもなっています。

栽松院の墓

裁松院の墓
伊達政宗祖父、伊達晴宗の夫人久保御前(栽松院)は、岩城重孝の長女で、奥州随一の絶世の美人であったと伝えられています。夫晴宗が59歳で死去した際に、久保御前は出家し栽松院となります。

政宗は幼年期に天然痘を病み右目を失明したことから生母保春院は、弟小次郎に家を継がせたいと考えていました。母の愛情を失った政宗をかばったのは祖母の栽松院で、必死に訓育したと伝えられています。晩年は根白石村の白石城で過ごし、文禄3年(1594年)6月9日に74歳で他界しました。死後、栽松院の遺言で、この地に墓が建てられました。昭和43年に市指定史跡に指定されました。

なお、栽松院の位牌は、現在、満興寺に安置されています。(泉市誌より)

三十三所観音

三十三観音
栽松院の墓の東隣に祀られており、栽松院供養のため、天保4年仙台で彫刻をしたものを1体ずつ、人の背で中山を超えて運んだといわれています。

西国三十三所観世音が舟形向背つき石像で、一基ごとに礼所番号や山号寺号、寄進者所・名前が彫られています。石像は三十三観音像の他、釈迦如来・阿弥陀如来・文殊菩薩・勢至菩薩・弥勒菩薩・地蔵菩薩の六尊が加わり、三十九基四面ピラミッド状に安置されています。

所在地・アクセス

白石城址 泉区根白石字館下
地下鉄泉中央駅発 市バス根白石経由行乗車
根白石町頭 下車徒歩10分

案内図

関連リンク

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