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更新日:2025年5月19日

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世界禁煙デー

毎年5月31日は、世界保健機関(WHO)が制定した「世界禁煙デー」です。

厚生労働省でも、平成4年より「世界禁煙デー」に始まる1週間(5月31日~6月6日)を「禁煙週間」と定めており、様々な啓発活動を行っています。この機会に、「たばこと健康」について考えてみませんか?

たばこは健康に悪影響を与えます

たばこの煙には、ニコチン、タール、一酸化炭素など、約5300種類の化学物質が含まれており、そのうち有害物質は約200種類、さらに発がん性物質は約70種類含まれています。喫煙は、肺がんや喉頭がん、食道がんに限らず、様々ながんの原因になります。その他にも、脳卒中、虚血性心疾患などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患、糖尿病、早産や低出生体重児などの妊娠周産期の異常、歯周病など、様々な病気のリスクを高めます。また、たばこの先から出る煙(副流煙)は、喫煙者が直接吸い込む煙(主流煙)よりも多くの有害物質を含んでおり、周囲の人にも悪影響を与えます。電子機器を使用して吸う「加熱式たばこ」にも、ニコチンなどの有害物質は含まれているため、健康へ影響を及ぼします。

肺の生活習慣病-COPD-

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、たばこの煙などの有害物質を長い間吸い続けることで起こる肺の病気です。空気の通り道である気道が炎症を起こしたり、酸素を取り込む肺胞の壁が壊れたりすることで、咳や痰、息切れなどの症状が現れます。初めはあまり自覚症状がなくても、放っておくとゆるやかに進行し、体を少し動かしただけで呼吸が苦しくなったり、安静にしている時でも息切れをきたしたりします。COPDの原因の約90%はたばこの煙が原因であり、早めの禁煙と早期発見、早期治療が大切です。

たばこが女性の身体へ及ぼす影響

たばこは女性ホルモンの分泌を低下させ、生理不順や不妊の原因になります。その他にも、肌のしわやたるみ、くすみ等が増えたり、骨粗しょう症や冷え症の原因になったりと、様々な悪影響を及ぼします。また、妊娠中の場合は、流産や早産、子宮内での胎児の発育の遅れ、先天異常、分娩時の異常といった危険が高まることも明らかになっています。

たばこと健康

詳しくは下記リンクをご参照ください。

禁煙・受動喫煙防止

 

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