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更新日:2024年3月21日

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事業再構築補助金 認定支援機関インタビュー:株式会社七十七銀行、七十七リサーチ&コンサルティング株式会社

 

基本情報

事業者

株式会社七十七銀行

所在地:〒980-8777 宮城県仙台市青葉区中央3丁目3−20

電話番号:022-267-1111

事業者

七十七リサーチ&コンサルティング株式会社

所在地:〒980-8777 宮城県仙台市青葉区中央3丁目3−20

電話番号:022-748-7877

 認定経営革新等支援機関(以下、「認定支援機関」と表記)とは、中小企業支援に関する専門的知識や実務経験が一定レベル以上にある者として、国の認定を受けた支援機関(税理士、税理士法人、公認会計士、中小企業診断士、商工会・商工会議所、金融機関等)です。
※「事業再構築補助金」申請においても、認定支援機関と共同で事業計画書を策定することが申請要件とされております。

 七十七リサーチ&コンサルティング株式会社は、株式会社七十七銀行のグループ会社として、2018年7月に設立されました。

 今回は補助金活用に係る支援内容について、認定支援機関である七十七銀行と、事業計画策定支援者である七十七リサーチ&コンサルティング、それぞれのご担当者の方(以下、「銀行」、「R&C」と表記)にお話しをお聞きしました。

七十七銀行、七十七リサーチ&コンサルティング取材の様子

 

ー七十七リサーチ&コンサルティングの概要を教えてください。

(R&C)七十七リサーチ&コンサルティング株式会社は、株式会社七十七銀行のグループ会社として2018年に設立されました。「地域と共に、未来をつくる」という理念のもと、1.機関誌の発行やセミナー等の開催を行う「会員組織運営業務」、2.自治体からの受託調査や自主研究を行う「調査研究業務」、3.企業の経営課題解決に向けた支援を行う「コンサルティング業務」の3つの事業を展開しています。

 

ーどういった経緯で設立されたのでしょうか。

(銀行)私ども金融機関は日々中小企業の経営者の方々と接する中で、金融以外にも多くのニーズを頂いております。コンサルティングに関するニーズも多く、従来は提携するコンサルティング会社にお繋ぎしていましたが、銀行グループとしてワンストップでそうしたニーズに対応できるよう、グループ会社を設立し業務を拡充いたしました。

近年では、同様の理由からIT分野や人材紹介などのグループ会社も設立しております。

 

ー今回、一の坊様のご支援に至ったきっかけを教えてください。

(銀行)一の坊様とは元々お取引があり、様々な情報交換も行う間柄でした。そうした中で「コロナ禍で宿泊者数が減少する中で、付加価値の高いサービスを提供し、高単価向けの新たなマーケットに進出していきたい。」とご相談頂いたのがきっかけです。

今般の設備投資は、新たなマーケットへの進出を見据えた大規模な改装工事であったことから、補助事業の趣旨にも合致しており、R&Cと連携して事業再構築補助金の活用を提案しました。

 

ーそこでどのような支援を行ったのでしょうか。

(R&C)補助金の審査ポイントに則り、今回の補助事業に関する情報を丁寧に整理しながら事業計画の策定を支援しました。特に今回のご支援では、既存事業と新規事業のコンセプトの違いを明確にすること、また新たなマーケットに対しての訴求方法が重要なポイントであると判断し、ヒアリングと統計データ等の調査を交互に行い、より蓋然性の高い計画としていくことを意識しました。

また補助金受領までには、採択のみならず以降の交付決定申請や事業完了報告等多くのステップを経る必要があります。補助事業採択後に以降の手続きを円滑に進めることを見据えながら支援を行ったため、補助金受領までスムーズに進められたと感じております。

一の坊様は支援当初より本事業にかける想いやビジネスプランが明確であったことから、事業計画策定にあたって重要な部分に焦点を絞り議論を行うことができました。

 

ー事業計画書の策定支援だけでなく、計画の実行段階まできめ細かな対応をされていますが、こうした点を意識して支援されているのでしょうか。

(R&C)七十七グループでは2021年より「Vision 2030」を掲げており、グループ一体となった最良のソリューションの提供に努めています。R&Cは七十七グループの一員として、より長期的な目線で支援を行い、事業の実行まで見届けるのが使命だと考えております。

補助金を受領して終わりではなく、補助事業実現に向けての課題抽出や運用面での対応可否などまで意識して支援を行う点が、他のコンサルティング会社と異なる当社の特徴であると考えています。

 

ーコロナ禍を乗り越えるために始まった事業再構築補助金ですが、金融機関の立場から見てどのような効果があったとお考えですか。

(銀行)コロナ禍の先行きの見えない状況で、経営者の方々の希望となったという意味では一定の効果があったと思います。実際に、補助金があったことで厳しい事業環境の中でも、設備投資の後押しとなったという声もお聞きしております。

 

ーアフターコロナの段階になってから、寄せられるご相談内容は変わってきましたか。

(銀行)そうですね。コロナの影響が抑まりつつある一方、人手不足や資材・原材料の高騰も加わり、コロナ禍前と同じように事業を継続することは難しい状況です。環境の変化に応じた形で事業を見直し、付加価値の高いビジネスを新たに創出することも、経営者に求められることではないかと考えます。今回の一の坊様の事例もまさに高付加価値化の事例と言えるのではないでしょうか。

 

ー最後に、ひと言メッセージをお願いします。

(R&C)補助金の申請に当たっては専門用語や細かな要件が多く、手続きも含めて煩雑になっています。新たな設備投資に補助金の活用を検討される際は、専門家を活用しながら進めていくことをお勧めします。

また、77R&Cは補助金申請支援の他にも、経営計画の策定や人事制度再構築のご支援等、中小企業の皆様のお役に立てるサービスを提供しております。日頃お悩みのことがございましたら、七十七銀行のお取引店を通じてご相談いただければと思います

(銀行)七十七グループ一体となり、これからも地域のために尽力して参ります。

 

ー本日は貴重なお話し、ありがとうございました。

七十七銀行本店ビルの写真

 

お問い合わせ

経済局中小企業支援課

仙台市青葉区国分町3-6-1表小路仮庁舎9階

電話番号:022-214-7338

ファクス:022-214-8321