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更新日:2022年6月17日

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歴史的町名等活用推進事業

この事業は,仙台開府四百年記念事業の一つとして,平成12~14年度に実施されたものであり,城下町仙台の歴史的に由緒ある町や通りの名称を現代のまちづくりや市民生活に生かし,未来への継承を図るために実施した事業です。

仙台の貴重な財産「歴史的町名」

この事業では、藩政時代からの由緒ある町名や通り名を「歴史的町名」としています。

事業に至った経過

仙台の町には,城下町としての歴史を感じさせる町名が多く歴史的町名等活用推進事業トップ画像ありましたが,戦後復興の区画整理事業による街区の再編や昭和40年代からの住居表示整備事業に伴い,新たな町名に変更になりました。歴史的町名は,公式な町名としての姿を消した後も,通りの名前や町内会名などとして市民に使い継がれ,生活の中に深く浸透し,また,コミュニティ形成の役割も果たしてきました。歴史的町名の保存や継承についての市民の関心は高く,歴史的に由緒ある町名や通り名について活用されることを望む声がありました。

これらの声を受け,仙台市では市制88周年記念事業として昭和52年から平成6年にかけて「勾当台通/表小路」「東一番丁/定禅寺通」など88基の「辻標」を街角に建て,パンフレットや地図の作成を行ってきましたが,その後も,文化遺産ともいうべき歴史的な町や通りの名称を現代の市民生活やまちづくりに生かせないかという声が高まってきたことから,仙台開府400年を契機に,それらの活用を図る「歴史的町名等活用推進事業」に取り組みました。

事業への取り組み

この事業を推進するため,学識経験者,市民活動団体関係者,公募による市民の方々からなる「歴史的町名等活用推進委員会」が平成12年6月1日に発足し,この委員会のなかで歴史的町名等の具体的活用方法について調査,審議などを行いました。

委員会では,他都市の調査や市民アンケート調査,各種イベントの開催,市民意見交換会などを行い,平成12年度末には,「歴史的町名を道路の通称名として活用する案」について第1次提言を,平成13年度末には「歴史的町名を総合的に活用する策」について最終提言をまとめ,市長に提出しました。

仙台市では,第1次提言を受け,平成13年度に「歴史的町名を道路の通称名として活用する事業計画」をまとめ,77路線の歴史的町名活用路線の決定などを行いました。
また,平成14年度には,活用路線への「標柱」の設置を行い,「歴史的町名ハンドブック」を発行しました。
※「歴史的町名ハンドブック」は現在は販売を停止しています。

「歴史的町名を活用する路線」について

お問い合わせ

市民局区政課

仙台市青葉区二日町1-23 二日町第四仮庁舎9階

電話番号:022-214-6125

ファクス:022-211-1916