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更新日:2025年2月7日
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今回は、「コンプライアンス」についてお届けします。これから仙台市職員の仲間入りをする皆さんにとって、コンプライアンスはとても大切な心構えになります。担当課からのメッセージも紹介しますので、皆さんぜひご覧ください!
コンプライアンスは一般的に「法令遵守」と訳されますが、法令だけでなく、組織内のルールを守ることや、高い倫理観を持つこと、そして社会的要請に応えていくことも含まれるものと理解されています。
このことを踏まえ、仙台市ではコンプライアンスを「法令や社会のルールを守っていくことのみならず、市民のニーズや社会の要請に応えていくこと」と定義しています。
仙台市では、職員が公務員として守るべきルールや心構えをまとめた「仙台市コンプライアンス行動規範集」を策定しています。
業務を進める中で判断に迷う場面では、私たちの仕事が市民の信頼の上に成り立っているものであることを忘れず、行動の根本原則に立ち返ることとしています。また、コンプライアンスの推進のための4つの行動を実践していくこととしています。
〇その判断が最善であると市民に説明できますか?
〇私は、市民の目線を大切に、仕事をします。
〇私は、法令等を遵守し、公務内外にわたり、高い倫理観を持って行動します。
〇私は、正確性を期し、積極果敢に仕事をします。
〇私は、チーム力を高め、よりよい仕事をします。
コンプライアンスの推進に向けては、その必要性と目的を、職員一人ひとりが理解し、自身の行動に反映させていくことが不可欠です。そのため、法令順守、服務規律の確保等に関する研修を実施し、意識の浸透を図っています。
所管業務の遂行にあたって特に気を付けるべきリスクやその対応策、確認すべき規程やマニュアルなどを分かりやすくまとめたリスクチェックシートを所属ごとに作成し、リスク管理に取り組んでいます。普段から守るべき手順やチェックポイントをマニュアル等で確認しながら、注意深く業務に当たっています。
職員は組織(チーム)で仕事をしています。活発な意見交換を行うことは、課題の解決だけでなく、自分の視野を広げ、仕事の質を高めることにもつながります。
各職場において、朝礼などの職場ミーティングを定期的に実施し、事務的な情報伝達や進捗確認のみにとどまらず、仕事の目的や課題意識の共有を行う場、コンプライアンス意識の浸透を図る場、職員同士のコミュニケーションの場として活用しています。
近年、不適切な事務処理事案が相次いで発生したことを受け、「適正事務の確保に向けた取組方針」や「適正事務の確保に向けた本庁と区役所の事務のありよう等における課題への対応方針」を策定し、適正な事務執行の確保につなげるとともに、再発防止に向けた取組の強化を図っています。
コンプライアンスに関する取組は、仙台市ホームページ「コンプライアンスの推進について」のページに詳細が掲載されていますので、そちらも確認してみてくださいね。
最後に、担当課から皆さんへのメッセージを紹介します。入庁まであと2か月の間に、体だけでなく、気持ちの面でも準備を整えてくださいね。
皆さんは「コンプライアンス」という言葉を聞いたことがありますか?「ニュースで聞いたことはあるけれど…」「法律を守ること?」「悪いことをしないこと?」など、反応は人によってさまざまなのではないでしょうか。
仙台市では、市職員にとってのコンプライアンスを「法令や社会のルールを守っていくことのみならず、市民のニーズや社会の要請に応えていくこと」と定義し、職員の意識の向上の取組や、コミュニケーションの活性化を通じた風通しの良い職場づくりを進めています。
市役所の仕事をしていく上で、地域や市民を取り巻く環境は日々変化し、DX化や人口減少社会といった、社会的な課題への対応も求められています。そうした中でも、「この判断が市民にとって最善であると説明できるか」を常に自問自答しながら良心に従って行動することが、市役所の職員としてのコンプライアンスの実践であり、市民からの信頼につながります。
ぜひ、入庁までの限りある時間、心のアンテナを高く掲げてください。ネットだけではなく、書籍や新聞などから得られる知識や情報、家族・友人はもちろん、幅広い人々との交流、見知らぬ土地や文化に触れる旅行や体験などを通じ、できるだけ多くのヒトやモノ、コトに触れ、視野を広げ、感性を磨いてきてください。
皆さんは4月から、新規採用職員として働くことになります。新規採用職員は、市役所内部にいながら、ある意味では、市役所外部の市民・団体の、感覚やニーズに一番近い、かけがえのない存在です。皆さんのフレッシュな目線や考え方が、市民の笑顔があふれるまち・仙台の実現のための大きな力になってくれると期待しています。
4月からの配属先では、先輩職員が皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。皆さんの入庁を心からお待ちしています。
今回は、コンプライアンスについてお届けしました。
次回は、新規採用職員研修について紹介していく予定ですので、お楽しみに!
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