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更新日:2020年1月22日

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地域で取り組む地域交通事業の支援を強化します(発表資料)

令和2年1月21日
(担当)都市整備局公共交通推進課
(直通)022-214-8352

 

本市では、日常生活を支える移動手段の確保に向け、地域の方々、運行事業者、仙台市の三者協働による取り組み「みんなでつくろう地域交通スタート支援事業」を平成30年4月からスタートさせ、支援事業の第1弾として燕沢地区で「のりあい・つばめ」の試験運行が実施されています。

「のりあい・つばめ」は現在、本格運行に向け取り組みを進めていますが、この取り組みを進めるなかで見えてきた制度の課題や地域からの要望を踏まえ、令和2年4月から名称を「みんなで育てる地域交通乗り乗り事業」へと改め、地域への支援を大幅に強化します。

新たな制度では、運行経費の補助率を大幅に引き上げるとともに、本格運行時の運行経費の補助を新設します。また、高齢者や障害者等の利用を促進するための割引制度も新設します。

制度の拡充により、地域それぞれの実情に応じた地域交通(※1)の実現に向け、支援をさらに進めていきます。

 

1 支援強化の概要

(1)新制度の名称

「みんなで育てる地域交通乗り乗り事業」

(2)新制度の適用日

令和2年4月1日

(3)支援強化の内容

1.運行にかかる経費への補助率の引き上げ

運行経費にかかる補助率を現行と比べ、最大で30%引き上げます。

また、これまで市内一律だった補助率を人口集中地区と、中山間地域などの人口集中地区以外とで区分し、人口集中地区以外で実施する場合の補助をより強化します。

運行にかかる経費への補助率の引き上げ
 

現行

改正後
人口集中地区(※2)

改正後
人口集中地区以外

試験運行1

100分の80

100分の90

100分の95

試験運行2

100分の70

100分の85

100分の92.5

実証運行

100分の60

100分の80

100分の90

 

2.本格運行における補助率の新設

現行制度には無かった本格運行時の運行経費にかかる補助を新設します。

本格運行における補助率の新設
  現行  改正後
人口集中地区
改正後
人口集中地区以外
本格運行

なし

100分の80

100分の90

 

3.「元気乗り乗り割引」制度の新設

地域交通の運賃において、高齢者や障害者等の運賃を割り引く「元気乗り乗り割引」制度を導入した場合に、正規運賃との差額を、仙台市から運営主体に補助します。

「元気乗り乗り割引」制度の新設
  現行 改正後
対象者
改正後
割引運賃
改正後
適用方法

高齢者割引
障害者等割引(元気乗り乗り割引)

なし 70歳以上の高齢者・障害者等 1回の乗車につき正規運賃の2割の額(100円に満たない場合は100円) 地域交通の車両乗車時に、身分証明書・障害者手帳等を提示する

 

2 制度の周知方法

(1)リーフレットの配布

新たな制度を紹介するリーフレットを、3月下旬から下記にて配布いたします。

  • 市役所本庁舎1階市民のへや、市政情報センター
  • 市役所本庁舎7階公共交通推進課
  • 各区役所、総合支所
  • 宮城野区・若林区・太白区情報センター、市民センター など

(2)その他

市政だよりや仙台市連合町内会長会等で周知を図ります。

 

※1 地域交通
通勤、通学、通院、買い物などの市民の日常生活に必要不可欠な移動手段を確保するため、既存の公共交通を補完する目的で運行する乗合タクシーやデマンド交通など。

※2 人口集中地区
国勢調査基本単位区及び基本単位区内に複数の調査区がある場合は調査区(以下、「基本単位区等」という。)を基礎単位として、人口密度が1平方キロメートル当たり4,000人以上の基本単位区等が市区町村の境域内で互いに隣接して、それらの隣接した地域の人口が直近の国勢調査時に5,000人以上を有する地域のこと。

地域交通支援制度の概要については、別添のリーフレット(PDF:2,326KB)を参照ください。

 

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